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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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・おさおさ 


確か、2008年だったと記憶するが。
Leafのゲームに『ティアーズ トゥ ティアラ』なるものが存在した。
パソコン版を叩き台にして、ほとんどフルリメイクと言ってよいような改修を施してコンシューマで発売し、まあそこそこ売れたのだろうかアレは。
兎も角も、PCユーザーとしてはモルモットにされたような後味の悪さが残った一件であった。
これ以前にうたわれるものでスマッシュヒットを飛ばしていただけあって、後続として葉儲以外のエロゲーマーからも熱い視線を注がれていたゲームであったが、結果としては期待はずれ感だけが漂う結末となってしまった。
当方の評価としてはそう悪いものでは無かったのだがな?
戦術シュミレーションとして純粋にゲーム部分だけを評価すれば三流、プロット等物語の構成は二流、そして、テキストにおいて瞬間最大風速的な山場を作り上げる技術は一流と言ってよく、まあなんと言うか異形のゲームといった印象であったのを覚えている。
長々このTTTというゲームについて綴ったが、だからどうしたのかというと、このゲームにおいて上記おさおさという言葉が使われていた記憶があるのである。
どんなんだったかな、確か
「この●●●●、おさおさ蟹如きに遅れをとるものではないわ!」
とか、おっさんが叫ぶシーンであったか。
声優さん発音が「おさおさがに」と聞こえたために、おさおさがにという名前の蟹さんなのかと思い、可愛いなあと思っていたのだが、今考えるとなんか変だよねと数日前唐突に思った次第である。
「おさおさ~するものではない」ということばは、あまり聞かなくなったが確かに幾度か見た記憶がある。
というわけで、四年越しで詳しく調べてみることとしましたよ。
広辞苑の出番である。


曰く。

【副】 (下に打ち消しの語を伴って)たいてい。ほとんど全く。
「──立ち遅れず」、「用意──怠り無く」。


まあ、つまりは副詞に続く打消し語を補強する意味合いが強い言葉なのであろう。
ならば前述の台詞の意味は
「この●●●●、蟹さん如きに負けるわけがないじゃまいか!」
程度のものと考えれば良さそうだ。
ついでと言っては何だが、似たような副詞でこの言葉も調べてみようと思う。


・ゆめゆめ


こちらはよく聞く言葉なのではあるまいか。
引き続き広辞苑で調べると。


曰く。

【副】 (禁止、否定の語を伴う)

① 必ず必ず。きっときっと。決して決して。
「もらし給ふなよ──」、「努力、ユメユメ」。

② 更々。ゆめさらさら。ゆめにも。少しも。更に。
「別の意趣思ひ奉ること──候わず」。


上記のような意味合いとなる様子である。
なんだか、①と②の用法が全く逆の意味を持っているようにも見えるのだが・・・。
②の例は平家物語からの引用であるらしい、まあ、平家というだけで他のシロモノとは一線を画してえらそうに感じてしまうので、作者の間違いとも言われず、こういう意味もありますよ的に残ってしまっているのかも知れないな。
そう考えるとなかなか微笑ましいねえ。
このゆめゆめは、つづめて使われる事もあるようで
「ゆめ忘れてはなるまいぞ」
というような用法で使われているところにもよく出っくわすのではあるまいか。
大体は①の決して、とか必ず、という意味で理解していいのだろう。

 

・敬虔 (けい─けん)


案外、どういう意味だか正確にわからない言葉である。
あくまで当方にとって、だが。
大体は宗教、主にキリスト教方方面で見かける言葉である。
敬虔なクリスチャン、とか、敬虔なカソリック教徒、とか。
なんだか、一途でひたむきで熱心で・・・と言うような印象はあるが、熱心に神の教えを信じる、というのも考えてみればどっかオカシイよね?
まあ、調べてみればわかる事だ。
早速広辞苑を開いてみる。


曰く。

うやまい慎むこと、特に神仏に帰依して、つつしみ仕えること。


とある。
んん?特記事項として神仏関連があるということは、この言葉自体は別段神仏関係なくして存在できるということか。
何かを敬い。身を慎めばその状態を『敬虔』と呼ぶ事もできるという事であろう。
まあ、そんな状態が宗教から離れて存在するかどうかは甚だ疑わしいが、な。
とりあえず、虔はあまり見かける事の無い字であるので、こちらは漢字辞典で一度調べてみようかなと。
さっそく漢辞海を開いてみる。

【虔】 (形)

①恭しいさま。つつしむ。(動詞で訓読し)「敬虔ケイケン」
②勇ましく強固なさま。固い。

    (動)

①つつしんで受ける。(例・三国、文帝記)各虔厥職 (百官)各々慎んでその職を受けたの意。
②殺す。
③伐採する。刈る。
④強奪する。


なんか、動詞的用法では下に行くほど凄い意味になっててウケるんですけど。
とは言い条、漢字の成り立ちとしてはどうやら虎さんが歩く様が基となっている様子で、本来の意味としては「コロス」だの「ウバウ」だのが正しいのかもわからんね?
虎だし。
むしろ、どうして慎むとかそういった意味が出来たのかがそもそも疑問であると言えるね。
なあタイガースファンよぉ?


とまあ、ひとしきり意味も無く虎党を辱めたところで、今回は以上三つである。
これで多少なり賢くなっていればいいなあ。
それではまた次回。

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・僭主 (せん─しゅ)


塩野先生の小説を読むと、時として出てくる言葉である。
僭主国であるとか、どこそこの僭主であるとか。
なんだろうね?
なんとなく、王や君主の近いものなのではとも思うが、よく知りもせずそのように覚えて、後に赤っ恥掻くのは業腹である。
ここはきっちり調べておくに限るだろう。
早速、広辞苑の出番である。


曰く。

① 帝王の名を僭称するひと。

ここで更にわからないのがこの”僭称”と言う言葉である。
調べてみると───。

勝手に身分を越えて上の称号を自称する事、またその称号の事。

とある。
ああなるほど。
つまりは、副社長あたりが取引先との接待で
「次は私が社長ですから、ははは・・・」
とか、言っちゃうようなものかな?
生々しいなあ。
つまり、帝王でもないのに帝王であると自称する人の事を言うのであろう。
それでは、僭主の意味に戻る。

② (tyrannos) 古代ギリシャにおいて、主として貴族・平民間の階級抗争利用し、非合法手段で政権を占有した独裁者。僭主政は貴族性と民主制の過渡段階として出現する場合が多い。タイラント。 


なるほど。
まあ、とりあえずまっとうなシロモノでないと言う事は何となく理解した。
とはいえ、非合法な手段でとか述べられているが、果たしてその当時に合法、非合法などというものがあったかどうか。
必要に迫られて僭主というものが登場する場合もあったのではなかろうかと、当時のギリシャのgdgd振りを考えるとそのように感じてしまう。
まあ、どうなんだろうね?
とりあえず、意味はわかったのでそれでいか。

 

・七人同行 (しちにん─どうぎょう)


お化けである事はわかる。
なぜなら出典は現在遊んでいるルナティックドーンであるからだ。
日紫勢力内のダンジョンにおいて出現する霊体にこの名が当てられているものが存在する。
とはいえ、当方はそんなおばけ聞いた事無いし見たことも当然無い。
なにやらドラマがありそうな名前なので、とりあえず調べてみる事とした。
広辞苑には載っていなかったので、ネットで調べる事とする。
幸いな事にwikiがあったのでそちらから引くこととする。


曰く。

香川県に伝わる集団亡霊である。
人間と同様の姿の七人組の亡霊で、常に一列に並んで歩いている。非業の死を遂げたものの霊ともいい、人間がこの行列に行き遭うと死んでしまう、或いは投げつけられるという(何を?)。
通常、姿が見える事は無いが、牛の股間から覗くと見えるという。ある人が牛をつれて歩いていると、四辻で急に牛が立ち止まり、股間から覗いたところ七人同行がおり、難を逃れたと言う伝承もある。
また、耳を動かす事のできる人にも見えると言う。
同様に、四国の七人連れの霊として知られるものに、七人ミサキがある。


香川限定と言うのが凄いところだと思うのだがどうだろう?
開発者に.香川県人とかいたのかな。
それにしても、集団亡霊って。
そういや、七人ミサキなんてのもあったな。
あれは酷いんだよな。確か行き会った人をとり殺して、ひとり殺せばひとりが成仏できるが、殺された人の霊が新たな七人ミサキのひとりになると言う。
・・・って、永久機関かっ!
どんだけマッチポンプだよお前らと。
すっきり成仏すれ。
まあ、色々と北斗の拳さながら後付け設定が雪達磨式に増えていった様が想像できてほほえましいとか何とか。
他にバリエーションとして七人童子なんていうものなどがあるそうで、流石に世界の中心w四国だけのことはあるなと感心である。
とりあえず、正体がわかったので良しとしようか。


今回は以上二件である。
至極久方ぶりだが、気が向いたらまた色々調べてみたいと思う。
これだまた一つ賢くなったかな?
それではまたいずれ。

・牛耳る(ぎゅうじ─る)


まあ、意味はわかるな。
~を思いのままにする、といった意味であろう。
なんでこんな言葉なのか、というのがいささかの疑問である。
牛さんの耳だし。
少しばかり調べてみたい。
さっそく手許の広辞苑を開く。


曰く。

(牛耳を動詞に活用した語)牛耳を執る。ある人または物ごと、組織などを意のままに操縦する。首領となる。


とある。
うむ、まあ間違ってはいなかったな。
それはいいんだ、何故なのかが問題である。
───と、その後に牛耳を執る、でも解説が書いてある。
眺めてみると。


曰く。

〔左伝哀公十七年〕(中国古代、諸侯の会盟に、盟主が牛の耳を取ってこれを割き、その血をすすってちかったとの故事より)同盟の盟主となる。団体、党派などの首領となる。


との事である。
左伝、つまり春秋左氏伝からの故事なのだろう。
なるほどね、なんか動物の血をすすって盟約をかわす、なんていう場面が宮城谷氏なんかの小説に出てきたりするが、あれは牛さんの血なんだねえ。
しかも、耳とってその血をすするとか。
なんか、腹壊しそうだな。
まあ、兎も角も、そこから短縮されて本邦では”牛耳る”となったわけだ。
スッキリ解決である。

 

・ショートニング


突然だが、当方の知り合いに生クリームの食えない男がいる。
いや、まあ、生クリームだけではなく、厳密にいえばホイップクリームなんかもダメ、兎に角あの白くてふわふわで甘い奴(まあ、しょっぱいのは大丈夫かどうか、聞いた事も無いが)がダメな様子である。
受け付けないのだそうだ、吐く自信があると言っていた。
大変だな。
何か、幼少期のトラウマを感じさせるな。
まあ、それはいいとして。
ある日当方が職場の昼飯にと買ってきたコンビニのパンの中に、焼きカレーパンなるものがあった。
彼がそれを手にとって
「まさか、クリーム入ってないですよね?」
・・・・・・。
カレーパンにクリーム入っているというのは、流石に聞いたことないなあ。
まあ、カレーに生クリーム入れるというのは聞いたことあるかもだが、姿かたちがなければ大丈夫であるらしい事は、以前お土産で買って来た菓子の中に原材料として生クリームが混入したシロモノを黙々と食べていたことで証明済みである。
そんな風に言ったら、おもむろに原材料を読み上げ始めた。
「小麦粉、食塩、香辛料、ショートニング・・・ショートニングって何ですか?まさか・・・」
なんだろうね?
調べる事とする。
まずは広辞苑で、あるかなー?


曰く。

【shortening】製菓、製パン、料理などに使用されるラード代用食品。魚鯨油、牛脂、ヤシ油、落花生油などを混合し、硬化、脱臭したもの。100%油脂からなる。


あった、やっぱ広辞苑スゲーな。
というか、代用油なのかな?
ラードの代用品ということだし。
なんか硬化、とか書いてあるのがスゲー気になるんですけど。
固形食品なのだろうか?
激しく気になる。
というわけで、ちょこっとネットで検索してみることに。
ヤフー検索をかけたら一番トップにウィキが出た。
覗いてみる。


曰く。


主として植物油を原料とした、常温で半固形状(クリーム状)の、食用油脂である。マーガリンから水分と添加物を除いて純度の高い油脂としたものと考えてよい。製菓、製パンなどに用いるとさっくり焼きあがり、揚げ油に使用するとぱりっと揚がる。このように「さっくり」「パリッ」を表す意味での、英語の「short」が語源である。


なるほどねー。
たまには役に立つな、ウイキ。
ってゆうか、ショートニングで検索かけたら、山ほどネガティブなヒットが出るんですけど。
食べてはいけない、とか、トランス脂肪酸がどうの、とか・・・。
ヤバイのかな、ショートニング。
パン買ってきたコンビニのパン売り場に、「トランス脂肪酸の削減、全廃を目指し云々」って書いてあるポップが貼ってあったのだが?
具体的にはセブンなんだけどね。
いきなり使ってんじゃねーか。
あんの鈴木は嘘ばっかりついてんな!
まあ、ウィキのトップにショートニングの写真(瓶詰め)も載っていたのだが、クリームと見分けがつかない事について。
この写真見せたら、泣いて喜んでくれるに違いないな。
そも、ホイップクリームなんてのもざっぱに言えばサラダ油に砂糖突っ込んで泡立てたもんだからな。
気にしてたらなんも食えなくなるのさ、ははは。
困ったものである。

 

というわけで、今回は以上二つである。
これでまた幾ばくか、賢くなったであろうか?
それではまた次回。
 

・掣肘(せいちゅう)


海音寺潮五郎御大の『孫子』を呼んでいて行き当たった言葉である。
良く見る言葉であるが、これもまた今一つはっきりとした意味を知らない当方である、何となく読み飛ばしている言葉は結構多いね。
これを良い機会とし、早速調べてみることとした。
ちなみに原文は
「従って富国強兵といっても、まだ古い道徳に掣肘されるところがあって、ひたすらにそれを追いかけることはなかった」
とのことである。
文章から汲み取れば、制限されるといった意味合いかと思うが。
ではまず広辞苑である。


曰く。

(呂氏春秋 審雁覧) 傍から干渉して、自由に行動させない事。


とある。
ああ、呂氏春秋か、それはまた全く守備範囲外だな。
残念ながら、現在手許には呂氏春秋は存在しない。
ならば、漢字の成り立ちからアプローチしてみようか。
さっそく漢辞海君で調べてみる事とする。
掣肘の肘はヒジであるので、とりあえず掣の字から調べようか。


【掣】
(動詞)

①ひっぱる。ひっぱりとどめる。ひく。
②ぬきとる。ぬく。

(形容詞)

①閃光の様に速い。はやい。「電掣」「雷掣」


同時に、字の成り立ちについても、「掣」は「制」であるとの解説がある。
なるほど、わかりやすい。
~を制する、という言葉は何かをおさえつける、という意味だ。
つまり、掣肘はひじを取っておさえつける、の意と受け取る事が出来るな。
そこから他人の行動に容喙して、自由を束縛するという意になったと考えられる。
ここは綺麗に解決したようだ。

 

・犀利(さいり)


これもまた良く見る言葉である。
ただ、はっきりとこれこれこういった意味です、とは答えられない当方がいるんだよな。
これもまた同様に、海音寺先生の『孫子』よりである。
さっそく調べてみる事としよう。
広辞苑の出番である。


曰く。

(漢書奉世伝) 武器が堅くて鋭い事。転じて、頭の働きなどが鋭い事を言う。


とある。
原典の漢書なぞ、当家にはやっぱりありませんな。
漢字辞典で調べるまでもなく、犀利の犀はどうぶつのサイである。
その昔、中国にもいた希少な動物で、サイの角は楽器や薬品として、また厚い皮は丈夫で貴重な事から防具として珍重された経緯がある。
ゆえに中国では乱獲され、早々に絶滅してしまうわけだが。
災難だったねえ。
恐らく犀利とは、このサイの角の堅く尖った様をして武器の堅く鋭利なさまを現した言葉であろうと愚考する。
感覚、着眼点などが鋭い様など、まとめて犀利というのだそうである。


今回は以上二つである。
少しは賢くなったようかな?
それではまた次回。
 

・敷衍(ふえん)


この間、星を継ぐ者を読んでいて行き当たった言葉である。
ここまで生きてきて何度も見かけた言葉であるが、その都度なんとなくで流してここまでこじらせてしまった経緯がある。
というわけで、この機会にしっかり調べてみましょうか。
さっそく広辞苑を呼び出してみる。


曰く。

①のべひろげること、ひきのばすこと、展開。
②意義を広くおしひろげて説明すること。


とある。
たしか劇中の使われ方はヴィクター・ハント博士が皆に向かって何かを解説する場面だったようだから、この場合は②の意味合いになるのだろう。
①はどちらかといえばもっと物理的な感じを受けるな。
布や植物分布、或いは二次元的な部隊の展開など、そういった場面に使われそうである。
まあ、普通に生きていて、あまり使えるような言葉でもなさそうだが、覚えておいて損もないだろうか。
”衍”の字はあまり見ない漢字であるので、一応こちらの意味も漢字辞典で調べてみる事とする。

【衍】 
(動詞)

①川が広範囲に流れつづける。
②分布する、広がる。
③満ち溢れる、はびこる。
④おし広げる、詳しく展開する。「推衍」
⑤植物が茂りはびこる。「敷衍」
⑥思いのままに楽しむ。「遊衍」
⑦文章に余分な字や句を誤って書き増す。

(形容詞)

①余裕のあるさま、ゆとりがあるさま。「豊衍」
②満ち溢れるさま、非常に多いさま。
③広大であるさま、広い、大きい。「衍大、広衍」

(名詞)

①広く平らな土地、平地。
②沼と沢、沼沢。
③はこ、竹で編んだ器。「篋衍」


とまあごらんの有様である。
サンズイが中にあるので大体水に関る字義なのだろうと考えてはいたが、そのほかにもいろいろな意味があった様子である。
まあ、たまにこういった「衍大」であるとかの言葉を織り交ぜたりして文章を仕立てると、ちょっとばかり頭がよく見えるかもしれないなと言う程度であろうか。
意味がわからないとの突っ込みも受けそうだがね。

 


・鼻白む(はなじろ─む)


これもまた、星を継ぐ者からである。
結構当たり前に見かけたりするよね?
ただ、残念ながら当方は前述の”敷衍”と同様、ここまでサラリと流しつづけてきた人生である。
困ったもんだ。
何となくニュアンス的には顔色を変えたり、怒ったりしている様かなあ、と思っている当方である。
どうなんだろうね?
というわけで、早速調べてみる事とする。


曰く。

気後れした顔色をする。


との事である。
この言葉のお隣りに”鼻白”という言葉の意味も載っていて、あわせて書き出してみると。


曰く。


①魚、鳥などの鼻端の白いこと、また、そんな魚、鳥などのこと。
②鰤の幼魚。
③気後れするさま、鼻白むさま。
④鼻と鼻とを突き合わせるさま。


とある。
④の意味が正直よくわからんが、注釈に

浄、扇八景「筋違橋の見付にて、─にはたと行き合うたり」

とある、これはそちら方面はよくわからぬ当方だが、浄瑠璃なんかの演目に扇八景なるものがあって、思いもかけぬところで間近に出合ったりすることを言っているのであろう。
ごく至近であることを鼻白と表現する、程度の理解でいいのだろうか。

兎も角も、気後れしている状態を表す言葉であることはわかった。
って言うか、ぜんぜん違うじゃん。
まあ、怒っている状態とは文脈的に違いそうだったので、今回は調べてみる気になったのだが。
些細な違和感も捨て置いてはいけないといったところである。
ああ、調べてよかった。
こんなふうに、結構間違って覚えてる言葉も多いのだろうなあ。
この機会に一つずつ潰していきたいところである。
というわけで、今回は以上二つでした。
 



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