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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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今週はモーニングで『オーケストラ』を見てきました。
しかしまあ、いささかなり驚いた。
ス●イにあんなに人が入っているのは、始めて見た当方である。
開幕週の、日曜モーニングだったからだろうか。
それにしても、百二十席全部埋まるとは、いささか人込みに酔った感のある映画鑑賞となってしまった。
もう少し時間や日付考えればよかったかな?

映画のあらすじはこんな感じ。
ロシアにおける前体制時、ボリショイ交響楽団を解雇されたアンドレは、二十数年を経て体制の変わった現在でも元の指揮者には戻れず、ボリショイ劇場の掃除夫として埋め草のような日々を過ごしていた。
そんなある日、支配人室を掃除していたアンドレは、偶然にもボリショイに宛てたパリのシャトレ座からの講演依頼ファックスを見てしまう。
そのファックスを見た瞬間、アンドレの暴走が始まる。
昔の仲間を集めて、自分たちがパリで演奏するのだ!
どう考えても正気の沙汰とは思えない、果たして、寄せ集めの楽団員たちは公演を成功させる事が出来るのだろうか?
そしてアンドレの運命は?

それなりに面白い映画ではあった。
フランス映画らしい、所々にちりばめられたエスプリの数々、灰汁が強く、しかしユーモラスで憎めない楽団員の面々。
なかなか楽しいコメディに仕上がっている。
しかし、演技としてはいささか素人臭さが鼻につく。
大声でわめくばかりの場面も多々見られ、手放しでは誉められない。
主演のアンドレ役、アレクセイ・グシュコブと言う人も当方は知らないが、決して上手いとはいえないだろう。
そういった全編にわたる素人臭さを、どたばたコメディの脚本が上手く助けている感は否めない。
勢いでごまかされている感じである。

そんな勢いに一役買っているのが、音楽。
というか、音楽こそがこの映画の主役なのだろう。
特に、この映画の主題でもあり、最後のオーケストラ部分に流れるチャイコのバイオリン協奏曲Op35は、これはド迫力で正直圧倒されっぱなしであった。
まあ、意地悪な見方をすれば、動きらしい動きも無く、ひたすらオケ部分と音楽が流れるが故に、あそこまで見られる映像になった、と言えなくもないのだが。
それを考えると、少しでも音響のいい映画館で見るのが吉と考える。
やはりス●イではいささかきついだろうか。
どうせ札幌でみるなら、SCFなんかがいいかもわからんね?
しかしまあ、このソリスト役の女性は、メラニー・ロランかな?
綺麗な人だねえ。
思わずため息が出ちゃいそうである。
素で嫁に来てほしくなったとか。
むさいジジイたちが全編通しておお暴れのこの映画において、一服の清涼剤であると言っても過言ではない。

まあ、映画の評価としてはこんな感じだろうか?
ただ、前述した通りいささか人に酔ってしまった感もあり、結構時間が詰まっていてモニター前の前列に座らされたり、おまけに隣りのお姉ちゃんが映画のクライマックスで泣き出したりなんかして、集中し辛い環境であったことも確かである。
というか、この映画のどこに泣くところがあったのか、教えて欲しいものである。
何にせよ、もう少し落ち着いて見てみたい気もするなあ。
今度はもっと、音響のいい映画館で。
機会があれば、もう少し時間が経ってから、もう一回見に行くかもわからんね?
そう悪い映画ではないので、チャイコのバイオリン協奏曲Op35や、或いはメラニー・ロランに興味津々な人は、一度映画館に行ってみるのもいいだろう。
 

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