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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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うあー。
せんせ~~~。
しっかりしてくださいよぉ。
四着ってちょっと、せめて連に絡まないとどこにも出られませんよ?
というか、これでまた去年と同じルートアルゼンチン共和国杯→勝った場合はJC、負けると?ということになりそうである。
ハァー、困ったもんだ。
やはり休み明けで京都というのが響いたのだろうか?
こんな事なら、素直に毎日王冠出ればよかったのに。
輸送も無いし、おんなじ負けるんでも先につながるはずだったのになあ・・・。
いつか来た道、である。

さて、本題に入ろうか。
本日の話題は野球、つまるところわが北海道日本ハムファイターズである。
おめでとう。
よくぞ無事にリーグ優勝、そしてCS決勝の札幌開催権を手中にしてくれたものである。
思い起こせば開幕の楽天3連戦、いきなり3タテ喰らったときにはどうしようかと思ったものだ。
今年はさすがにきついかな?
五割目指してなんとかクライマックスシリーズに出てくれれば、それで満足だ、程度に腹をくくっていたものである。
それがまあ、終ってみればリーグ制覇。
そんなに強いチームとは思っていなかったので、未だに半信半疑である。
ダルビッシュなんかは相変わらず途中でいなくなるし。
まあ、デフォなんだけどね?
チーム内パンデミックのときなんかは、ああ、終った・・・なんて本当に思ったものであるが、なんとかかんとか凌ぎ切ったというのが正直なところであろう。
連敗続きで厳しかったとき、一緒になってソフトバンクが負けてくれたのが首の皮一枚つながった最大の要因であろう。
つまりはツイていたのだ。
しかし、ツキも実力。
この調子で是非ともCSも勝ちきって欲しいものである。
そして、あわよくば・・・。
まあ、この先はその日まで楽しみにしておく事としよう。

現在パリーグの最大の話題源となっているのが、リーグ2位にしてCS一回戦の本拠地開催が決まった楽天である。
どこを切っても楽天一面という日が随分とあるようだ。
そんななか、本日のスポニチ一面に、球場に残ってシュプレヒコール?を上げる楽天ファンの姿が載っていた。
記事には『ついに楽天ファンが・・・』などと書かれていたが、どうにもあのあたりのマスコミの煽りっぷりが凄まじい。
実際、そんなことしてるのはファンの中でもごく一部、たかだか500人程度のものである。
昨日だかおっといだかのノムさんの発言も、正直大人気なかったしなあ。
フロントとしては、あんなこといわれて黙ってるわけにもいかんだろうさ、切るの一択であろうというのも頷ける。
阪神時代にも星野にトンビに油揚げ掻っ攫われた人である。
ようやく闘えるようになってきたチームを去らねばならんノムさんの苦衷も察するに余りあるが、もともとフロントにとってはうるさ型のキャラである、長く付き合える人でもなかろうさ、というのが当方の見方なのだがどんなものか。

もともと、仙台のファンは行儀がよく、球場も雰囲気がいいと評判である。
対して日ハムの本拠地はどうかといえば、案外こぎたない野次が多かったりマナー的にも感心できないところがあったりと、ボールパークの悪いところを積極的に真似ているようなところもある。
715チケットが日ハムZOOとか呼ばれる事にならなければいいのだが・・・。
まあ、客層的に薄野あたりのDQNが相当に流れ込んでいるようでもあるから、致し方なきところもあろうか。
とまれ、そんな野球ファンの鑑ともいえそうな癒し系楽天ファンを、こうまで煽るのはいかがなものか?
メディアの姿勢にも問題があると感じるのである。
さんざ煽られてやらでものことをやってしまった悲しい人たちが、あの新聞に載ってる人たちのように思えてならない。
まあ、当人達のメディアリテラシーの問題もあるのだろうが・・・。

そして、その記事の中でもうひとつ気になったのが、楽天の終盤戦の快進撃の立役者のひとり、助っ人リンデンについてである。
終盤に入っていいところでポコポコ打ってるなあ、とは思っていたが、まさか采配批判でクビチョンパ、とは。
二軍に島流し、ということだから、これでCS第一ステージは絶望である。
そういえば、日ハムでも何年か前におんなじようなことがあったなあ。
ファンには記憶に新しい所謂”金村騒動”である。
どんなだったかな?
確か五年連続の二桁勝利目前、あと一人か二人というところで、疲れの見える金村を、当時のヒルマン監督が交代させてブチ切れた、というものだったと記憶している。
相当に暴言と毒を撒き散らしたらしい、という話は聞いていたが、その後の球団とチームの騒ぎッぷリを見るにそう外れてもいなかったのだろう。
優勝争いの激化しているときに、一体なにやってんの?というのがファンの共通した認識であった。
金村は間違いなくチームの柱の一人であったから、ファンとしては随分と気をもんだのだが、その年は北海道移転後初めてのリーグ優勝、そしてプレーオフでも優勝し、日本一にも輝いた記念すべき年となったのである。
さて、対して今年の楽天とリンデンについてはどうだろうか。
うむ、これもまたいつか来た道。
正直、現状ではソフトバンクよりも楽天のほうが怖い、というのが一ファンとしての考えである。
後半、なんだかすげえ良い勝ち方してたしなあ。
先発陣が安定しているのも怖いところ。
短期決戦だと、ノムさん張り切りそうだし、またフロントへの恨み骨髄、より一層張り切っちゃいそうな悪寒である。

まあ、なんにせよ、やるからには諸問題すっきりして、お互い悔いの無いように頑張ってもらいたいものである。
ジェントルを自認する一ファンからのお願いである。
 

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スプリンターズSもまああんな感じである。
不甲斐ないことこの上なし。
まさかローレルゲレイロとは・・・。
それだけは無いと思って、結構自信持っていたんだがなあ。
世の中辛い事や悲しい事ばかりである。
あーあー、切ない切ない。
というわけで、これで収支は+7990円。
だんだん、少なくなってきたなあ、黒字。
よっし、本気出すか(←虚勢)。

☆ 京都大賞典 10/11 京都 11R
      芝 2400m 混合 別定 GⅡ ☆

今週は京都を予想したい。
毎日王冠のほうはやはり少頭数がネック、その上距離、コース的に一頭強い奴が出ているので、こちらと相成ったわけである。
案の定、こちらはカオスっぽい。
楽しい予想となるかどうか。
次の大きな所のために、しっかり考えていきたいものである。

では、展開の読みに移る。
ざっと見る限り、逃げたい馬が三頭ほど。
④コスモプラチナ、⑤クィーンスプマンテ、そして⑫テイエムプリキュアである。
女の子ばっかりだ。
前々で女の戦いが勃発したら、それに引きずられてペースも激化する可能性は否めない。
離れた上位集団は平均的という見方もあるだろうが、果たしてそうだろうか?
いずれ、掴まえるためには早め早めに動かなければならない故、相対的にペースは上がりそうな気がする。
まず、遅いということはありえないと見る。
その上京都の外回りで直線もたっぷりあり、差し、追い込みの台頭がありそうだ。
ただし、前述したような人気どころの動き遅れは十分に考えられ、その場合はアッサリ逃げ切りという目も無きにしも非ず、難しいところである。

当日京都競馬場の天候は晴予想。
今日も雨は降らないだろうし、まず良い馬場状態となるだろう。
では、一頭ずつ見てゆく事としよう。

①トーセンキャプテン 前走はまあ力負け。実戦を二つ叩いて状態的には上向いて来ていそうな気もするが、調教はいかにも軽めで、動きもそれほど良くは無い。得意の京都コースでどこまでやれるか?見送りとしたい。

②オウケンブルースリ 六ヵ月半休養明け。GⅠ馬であり実績的には抜けているが、長い休みと別定59kgが非常に不安。調教は本数こそ少ないががっちり動かしている様子で好感が持てるが・・・。見送りとしたい。

③スマートギア 宝塚記念のあと一ヶ月半ほど空いたがそれ以降も使い詰め。上積みという面ではカラッポといってよさそうだ。距離2400mの経験もなく、血統的にはいかにもな1600~2000mタイプと見える。乗り替わりでも屋根が面白いのと、ペース次第での台頭は無いでもないだろうが・・・。見送りとしたい。

④コスモプラチナ 夏場から4戦目。マーメイドSでは随分と驚かされたが、その後はダメダメ。この馬も上がり目という面ではいかにも厳しそう。調教自体はよく動いているので、状態は引き続き安定しているのだろうが、競られてどうかという不安が大きい。見送りとしたい。

⑤クイーンスプマンテ 叩き2戦目。前走は49kgが良く利いたのだろう。今回は6kgも上乗せになり、面子も強化、なかなか厳しそうに見える。ただ、前述の通り、後ろに固まった有力馬が動けないようであれば、叩いた上積み、今年の北海道の涼しさまで考慮に入れると、逃げ馬候補のなかで残るのはこの馬と考える。調教は今回の面子の中でも超抜、最も出来がよく映る。今回は対抗まで見る事としたい。

⑥キングトップガン 調教はよく動いている、が、それだけとの印象がぬぐえない。今回も苦戦必至か?見送りとしたい。

⑦モンテクリスエス 休養明け朝日CCは完全に前残りの流れ。今回は叩いた上積みも見込め、得意の京都で前進は確実であろう。調教は今一息といったところ、レースに行ってややスピード感に欠けるきらいはあるが・・・。連下まで見ることとしたい。

⑧ジャガーメイル 先生。大事な事は全部ジャガーメイルから教わった(嘘)、それ位好きな馬である。成績的にはどうして中々のいまいち君っぷりで、今回駄目なら秋のGⅠ戦線も出る事すら厳しくなりそうな勢いである。畢竟勝負懸かりと見るし、休み明け3戦2勝5着が1回という鉄砲鬼振りも心強い。東京コースならウオッカにだって負けないと思うのだがなあ・・・。今回の本命とする。

⑨ハギノジョイフル 新潟記念はSペースだっただけに団子で、前から0.3秒差の10着まで。それだけ見れば悪くないし、京都の成績も悪くは無いのだが、それでも前走52kgを考えるとどうしても二の足を踏んでしまう。調教も変わった印象はなく、今回は静観が妥当と見る。

⑩マイエルキッツ 三ヵ月半休養明け。どうにも宝塚記念がいらないように映るのだがどうだろう?春天からサッと休養に入っていれば・・・。鉄砲成績は(1,1,0,2)とそう悪くはなく、調教はマイネカンナに先着を許してはいるがもともと動かないほうで、それほど問題はないだろう。どうにも半信半疑なところはあるが、一応連下まで見ることとする。

⑪メイショウクオリア 京都の芝で2勝しているのは意外な感じを受ける。素直にD走ってればいいものをとも思うが、まあ、実際D戦線は芝以上に面子が揃っているからなあ、この馬程度では厳しいか。まあ、無いでしょう。見送りで。

⑫テイエムプリキュア 五ヶ月休養明け。どこで走るかがさっぱりわからん不思議馬。休み明けは四回使って4着が1回まで、鉄砲向きではないのだろう。同型も揃っているし、厳しいのではなかろうか。見送りとしたい。

⑬アルコセニョーラ 末脚勝負ならば面白そうに感じるが。実際実績的には二千までの馬のようにも感じる。京都では2戦して着外2回とてんで振るわず、今回はどこから切っても厳しそうだ。見送りとしたい。

⑭トーホウアラン 昨年の当レースの覇者。その後脚元の不安で九ヵ月半の休養と相成ったが、前走朝日CCで3着と見事に復活を印象付けた。どこからでも動けるレース振りは好感がもて、久々叩いて調教の状態は前走以上、京都実績(3,0,1,1)は先ず手堅く、大外とはいえ14頭立てならば怖い一頭である。反動を考慮に入れても、今回は単穴までとしたい。

というわけで、印を打つとこのようになる。

◎ ⑧ジャガーメイル
○ ⑤クィーンスプマンテ
▲ ⑭トーホウアラン
△ ⑦モンテクリスエス
△ ⑩マイネルキッツ

で、買い目はというと

馬連
⑤─⑧ 300円
⑦─⑧ 100円
⑧─⑩ 100円
⑧─⑭ 300円
⑤─⑭ 200円

とういわけでで、こんな事と相成った。
頑張ってほしいなあ、ジャガーメイルさん。
このあたりできっちり勝ちきっておかないと、このあと出られなくなる事も考えられる。
東京コースであれば、強いところにも引けを取らない馬だとおもうので、是非ともその雄姿を秋天やJCで見せてもらいたいものである。
それにしても、つかねえだろうなあ・・・。
クィーンスプマンテが絡んで、なんとかといったところか。
トーホウもジャガーも人気になるだろうしなあ。
困ったもんだ。
まあ、結果を楽しみに待つとしようか。
では、良い日曜日を。
 

ここのところ、本ばかり読んでいるなあ。
エロゲーはどうした、エロゲーは。
そんな向きもあろうが、どうにもエロゲーに取り掛かるのが面倒でいけない。
歳なのかなあ?
まあ、そんなときもあるだろうさ。
せっかくなので、せいぜい読書ライフを満喫する事としよう。

さて、台風である。
こんな時期に台風とは珍しい。
今回の奴は勢力も強いが足も速く、上陸してからがあっという間であったという印象だ。
秋の只中、生り物なんかに被害が出なければいいなあ。
東北縦断であったらしいから、そのあたりが心配であるが、まあ、この時期ならば取り込むものはあらかた取り込んであるだろう。
これからいよいよ北海道上陸であるというが、幸いここ札幌には直撃はせず、道東から太平洋側へ抜ける様子である。
現在、ここ札幌は随分と平穏である。
しとしと雨は降っているが、台風などという気配は全く持って感じられない。
雨はべらぼうに降るということなので、今から明日が憂鬱である。
休みの日に降る雨は、好きなんだがなあ・・・。

現在、エロゲーは天空のユミナ2周目をプレイ中。
いや、いまさらかよ、とかいわれそうで怖いが、まあ少しづつ進めている。
なんとか、ネガゼロをプレイするまえに終らせてしまいたいという希望があったのだが、ペースが上がらなくて、この調子だと年内かかりそうなどと寝ぼけたことを言ってみる。
まあ、前述した通り本ばっかり読んでるからなあ。
積みゲーばかり増えていくぜ。
出来うる事なら、一日中ゲームやったり本読んだり、ヒキコモリのニート生活を満喫してみたいなあ。
そんなことしたら、当方など、すぐに口が干上がってしまうのが必定であるのだが、そう云う生活ができるのも生まれた環境のよさと本人の才能であるような気がする。
正直、ものすごいうらやましいです。
いいなあ。キリギリス生活。
あくせく働いても所詮高が知れているのであるから、せいぜい楽しんだが勝ちである。
近頃とみに、そのように思う。

読書に関しては、現在凄い勢いで有栖川有栖を漁っている。
火村英生シリーズの『46番目の密室』『ダリの繭』『朱色の研究』『乱鴉の島』と、国名シリーズ『スイス時計の謎』『モロッコ水晶の謎』などを十月に入ってから読了した。
やっぱり、ハードカバーは駄目だよね、どうしても読みづらくて。
江神二郎シリーズの最新刊、『女王国の城』を読みたいのだが、やはり文庫カットされてからがいいような気がする。
海音寺潮五郎は孫子上・下共に読了。
いや、冗談抜きで面白かった。
下巻は上巻に比して半分ほどの厚さしかなく、あっという間に読み終わってしまったが。
それこそ二時間かからなかったのではなかろうか?
仕事の合間や寝る前にゆっくり読もうと思っていたのだが、あっという間に終ってしまって少々肩透かしであった。
現在、古本屋から漁ってきた『武道伝来記』と『史伝・西郷隆盛』『蘭陵の夜叉姫』などに取り掛かろうというところ、まだまだ作品の多い作家さんなので、しばらくは楽しめそうである。
それと、今野敏の『安積班』シリーズも積みっぱなしなのでそろそろ片付けていきたい所。
隠蔽捜査シリーズも文庫カット待ちなのだが、早く『果断』でないかな?
そろそろのような気もするのだが・・・。

とまあ、こんな具合に体が幾つあっても足りないという状態である。
まじで引きこもりてえな・・・。
今週の休みは、少しばかり気を入れて積みゲを崩そうかと思っている。
見たい映画もたまっているんだが。
困ったものである。
 

現在、海音寺潮五郎の
『孫子』
上下巻を読んでいる。
同時にいくつかのものも読んでいるが、この孫子が抜群に面白いのである。
いくつか感じた事など、書き留めておこうと思う。

氏の小説としては
『西郷と大久保』
『悪人列伝各巻』
『武将列伝各巻』
『日本名城伝』
など、いくつか拾い読みしている程度の当方であるが、その卓越した史観と、和漢の書万巻に通ずる該博な知識に、舌を巻くことしきりである。
その上、語り口がどこかユーモラスであり、文章も平易で読みやすく、とてもとっつきやすい印象がある。
この『孫子』も、氏の晩年の作品であるだけに、易しくそれでいて懐の深い作品に仕上がっている。
現在、この孫子の上巻、孫武編をおおよそ読み終わるところであるが、このあと下巻孫臏編へと続き、今からとても楽しみである。

まず、キャラクターの造形がステキである。
皆さんは、孫武、と言われると、どのようなキャラを思い浮かべるであろうか?
凛々しく、格好よく、百戦して百勝、兵を手足の如く操り、威ありて猛からず、そんなどこぞの少女漫画かジュブナイル小説に出て来るイケメン主人公的なものを想像するのではあるまいか。
どっこい、海音寺孫子は違う。
まあ、言ってみればただの駄目っぽいおっさんである。
やせて背ばかりヒョロリと高く、青白い顔にいくらか赤みがかった髭がぼそぼそと生えている。
性格は至って穏やか、というか気弱であり、かみさんの尻に敷かれっぱなしであり、人の顔色を伺い、争いを好まず、ただただ日々穏やかに好きな研究さえできればそれで幸せという人物である。
小説の中で、この孫武おじさんは、斉という国から呉の国に逃げてきた貴族となっており、斉のなかでも名のある貴族であったために、呉のえらいさんが土地を割いてくれたということとなっている。
その際、むろん仕官を勧められたが、本人がこの性格で官界に住まうのを嫌がったこと、そして見てくれがあまりにショボかったため、相手方としても強いて勧めることもなかったという落ちがつく。
当時孫武十七~八ということになっているが、若いときからそれっくらいオーラを出していなかったという、氏一流の語りである。

さて、そんな孫武おじさんであるが、彼の好きな”研究”というのが言わずと知れた戦術の研究である。
当時は、体系立った戦術というものが存在しなかった時代である、それゆえにこの人、後世戦術の元祖と呼ばれることに相成るのだが、本人はそんな自覚はさらさら無い様子である。
そこそこに金もある地主の有閑おやじとして、農繁期はおかみさんに尻ッペタたたかれて田んぼを見て周り、暇ができるとつかいっぱしリの子供一人連れて、ふらりと古戦場まわりなどして、地形や戦術の研究などをする。
いわば、まるっきりな”戦術ヲタク”というやつである。
鉄ヲタなんかと一緒ですよね、まるっきり。
まあ、さえない上にヲタクであり、この先どんな出会いをしてどのように話が転がるのか、ご存知の人も多いだろうが、それでもこれより先は読んでのお楽しみとさせてもらおう。
気になった方は、是非、探して、読んで、おやじ孫武の生き様を感じて欲しいものである。

さて、内容についてだが。
前述した通り、斬新?なキャラ造形と語り口の巧みさで、小説としてはまず第一級の.面白さに入る。
いくらかやはり史料が古いというところはあるが、それは年代的なもので致し方なかろう。
孫子兵法を書いたのは誰であるのか?
永遠の謎である。
小説中では、氏は便宜上孫武に書かせているが、しかし、冒頭のくだりで当人としては大いに疑問であると述べられている。
氏も述べられているとおり、孫子兵法の書かれた文体的に、孫武の生きた春秋時代の文体ではないということが広く言われている。
さもありなん、当方もそのように思う。
一説には、彼の子孫といわれる戦国時代の偉大な戦術家、下巻の主人公である孫臏が孫武の採った戦術を体系的にまとめたものであるともいわれていたが、それも先ごろに中国のどこぞの墓から『孫臏兵法』なるものがほぼ完全なかたちで発掘された事により、一気に下火となったようである。
自分の名前を冠した兵法書を書くくらいである、先祖のものにかかずらっている暇は無かったであろうというものだ。
ただし、孫武兵法の基となる何かが、脈々と伝えられて、戦国期に何らかのかたちで現在の『孫子兵法』が上梓されたという考え方はできる。
孫武もあるいは、今の形ではなかったにせよ、何らかのアンチョコとなるものを残していたのかも知れない。
その後はまあ、今で言うところの江戸期の『甲州流軍学』や『山鹿流軍学』のような、ある意味『孫武軍学派』とでもいえるようなものが形成され、孫武の残したものを、テクストとして研究しつつ練磨しつつ、後世に伝えていった、というのがありそうなところであろうと思うのだがどんなもんだろう。
そして、子孫である孫臏の時代に彼の存在そのものとして花開くのである。
ロマンだねえ。

そも『孫子兵法』というもの自体が素晴らしい名文であり、それもあって現在まで第一級の兵法書であり、また哲学書として、残りうるだけの牽引力を具えているのである。
一体どういう人がこれを書いたのであろうか、その興味は尽きる事がない。
今後の研究でそれも或いは究明されるかもしれないが、それを楽しみに待ちたいと思う。
 

前回、オールカマーはまあごらんの有様である。
あれではどうしようもないなあ。
トウショウシロッコは四着まで、上がり最速ではあったが、次はなさそうな気がする。
それはそれ、そのときに考えればよかろう。
これで収支は+8990円。
今週はいよいよGⅠ、スプリンターズSです。

☆ スプリンターズステークス 10/4 中山11R
         芝 1200m 混合定量 GⅠ ☆

なかなかの面子が揃った印象である。
ここのところ好調な②アルティマトゥーレが一番人気。
⑨ビービーガルダン、⑦シーニックブラスト、④キンシャサンノキセキ、⑬ローレルゲレイロなど、実績馬が人気の中心となるだろう。
先行馬ばっかりのように見えるが、もともと先行有利のレースである、致し方あるまい。
②アルティマについては中山ということが鍵となりそう。
中山経験の無い馬で、スピード身上の牝馬としては小回りと急坂にどう対処するかが見所である。
前走ほどスンナリとは考えにくい。
④キンシャサは春よりは状態は上向きと見て良さそうだ。
休み明けだがもともと鉄砲で良く走る馬、ここでは怖い存在となるか?
⑦シーニックは長距離輸送がポイントだろう、検疫期間の少しでも短いイギリスからの輸送が吉と出るか凶と出るか。
恐らく先行するものと考えるが、ペースを吊り上げる要因となりそうな気がする。
⑨ビービーは前走相当に強い勝ち方。
馬体もこれまでとは見違えてよくなってきた印象がある。
いよいよ本格化であろうか?
⑬ローレルは念願のGⅠをようやく手にして一息といったところ。
前走はやはり息が入らなかった様子、一叩きして変わってくるかどうか。
と、なかなかに混戦模様なこのレースである。
うーん、難しい、なあ。

では展開の読みに移る。
前述したとおり、先行有利のレースである。
面子的にも先行型がそろい、GⅠということもあって結構なハイペースとなるであろう。
好枠を引いた②アルティマトゥーレが先ず前へ、⑬ローレルゲレイロがかぶせるようにひとまずハナ争い、ただ、そう激化することはなさそうで、結局は②アルティマが番手で決着するであろう。
それを見るように④キンシャサノキセキ、⑥グランプリエンゼル、⑦シーニックブラスト、⑨ビービーガルダンと錚々たるメンバーが続く。
先行有利とわかっていながら、どうにも、後方一気の馬に色目を使いたくなる展開である。

当日の中山競馬場の天候は曇りのち晴。
前日、土曜日は雨もよいであるが、まあ、馬場の状態は回復するであろう。
では、一頭ずつ見てゆくこととしよう。

①ヤマニンエマイユ 前走京成杯AHでは七着ながらも着差は大きくない。状態は良い意味で平行線といったところか。それでも、どうにもGⅠで勝てるようには見えない一頭である。見送りとしたい。

②アルティマトゥーレ 夏の上がり馬ではあるが、どうにもやらかしてしまいそうなにおいプンプンである。中山適性不明、前走、有力どころが軒並み休み明けの事を考えるに、前走のようにはいかないというのが道理に思える。今回は見送りとしたい。

③トレノジュビリー 前走は出遅れがいかにも響いた格好となったか?状態自体は上向いてきている様子である。ただ、この馬も中山未経験、鞍上は魅力ではあるが、どうにも狙い辛い。今回は見送りとする。

④キンシャサノキセキ 三浦皇成が初GⅠを狙う。前回同レース2着で中山も(2,1,0,1)と鬼の実績を持ち、鉄砲も④③①①⑩着とまず得意と見て良さそうである。調教もまずまず乗り込んできているようで、そう不甲斐ないレースはしなさそうだというのが当方の見解である。連下まで見ることとする。

⑤マルカフェニックス 前残りだった前走で、出遅れて後方からながらも5着まで食い込んだのは立派に見える。どれほどの上がり目があるかは疑問であるが、それでも中間の調教はがっちりつけられ、体調面の良さを物語っているようだ。中山未経験はいささか胡散臭いが、少しばかり人気が無さ過ぎる気がする。連下まで見ることとする。

⑥グランプリエンゼル さて、夏場の実績を見る限り、どうやらNHKマイルの結果を一概にフロックと呼ぶことは出来なさそうである。今回は斤量も53kgと2kgほど増えて、相対的にメンバーも強化されるが、それでもメンバー中最軽量には違いない。先行勢で残るのはこの馬のような気がする。単穴まで見ることとしたい。

⑦シーニックブラスト んー。どうにも外国馬はわかんねえな、というのが正直なところ。実績的には連対率五割を大幅に上回り、たいした馬であることは間違いないのだが。長距離輸送と騎手の乗り代わりで、十全な能力を発揮できるかは疑問が残るところ。位置取りもつかみづらく、今回の予想における最大の不確定要素となりそうだ。いろいろ思うところはあるが、見送りとしたい。

⑧アイルラナゲイン 調教を見る限り、状態は間違いなく上向きであるといえそうだ。中山実績も(3,0,3,6)と、この馬の成績としては得意といって良さそうで、面白くみえる一頭である。ただ、やはり今季の成績を見る限りでは、年齢的に盛は過ぎた印象があり、積極的に買いたい馬とはいえなさそうだ。見送りとしたい。

⑨ビービーガルダン 今回、出場馬のなかで一番良く見えた一頭である。最終調教もCWコースの長いところをビシッとやれたのも好感が持てる。千二がベストの舞台で、中山実績(1,1,1,0)も心強い限り、本格化の今ならばアッサリでもおかしくは無い。対抗まで見る事とする。

⑩ソルジャーズソング アンカツ→ウチパクへの乗り代わりは、当方としては非常な好感触である。前走は休み明けで大出遅れ、その上前残りの流れと悪い要素が重なりすぎた印象。一叩きの上積みと実績のある中山で今回の流れならば、後方一気であっといわせる場面もありそうだ。馬券的な妙味も十分、どうしてもスタートに課題の残る馬で狙い辛い印象はあるが、思いきって今回の本命にしようと思う。

⑪プレミアムボックス 前走は叩き台としては十分な出来。調教では格下馬に遅れはしたが、決して悪い動きではなかった。中山成績(2,0,2,4)もこの馬の成績としては御の字であり、面白い一頭であるといえそうだ。中団からの強襲ならばこの馬か?連下まで見ることとする。

⑫カヤノザクラ 成績的にはここ3戦、実に安定している。斤量もいささかなり軽くなって、面白そうに見える。が、夏場から使い詰めで、どこまでの上がり目があるかは正直大いに疑問である。せいぜいが好走までであろう。見送りとしたい。

⑬ローレルゲレイロ 今年度の高松宮記念勝ち馬。もうそれでいいんじゃね?という風に思っている自分が居る。中山でも勝ち鞍はなく、目標にされる分だけ厳しいレースとなりそうである。能力的には軽視は出来そうに無い馬だが、千二GⅠを一年で2勝は考え辛い。今回は見送りとする。

⑭サンダルフォン んん・・・。いい馬だとは思うのだがなあ。輸送の悪さを考えると、どうしても印を打つことに二の足を踏んでしまう。気性も荒く、今回のようなGⅠのシーンではいささかきつそうだ、といのが当方の見解である。見送りとしたい。

⑮アーバニティ どうしても春先の韓国馬事会杯→オーシャンSの残像が目に焼き付いて離れない。中山2戦2勝、コース適性としては鬼のようで、連対率も五割ぴったりといい馬であることは間違いないのだが、やはり休み明けは厳しいのではなかろうか。面子もGⅠであることだし、今回は様子を見たい。

⑯アポロドルチェ 中山適性自体は悪くない馬。それでも大外を引いてのレースではさすがに難しいだろう。大雨でも降ればまだわからないが。面子的にも厳しく、さすがに使いすぎというきらいもあり。今回は見送りとする。

というわけで、印を打つとこのようになる。

◎ ⑩ソルジャーズソング
○ ⑨ビービーガルダン
▲ ⑥グランプリエンゼル
△ ④キンシャサノキセキ
△ ⑤マルカフェニックス
△ ⑪プレミアムボックス

で、買い目はというと

馬連
④─⑩ 100円
⑤─⑩ 100円
⑥─⑩ 200円
⑨─⑩ 300円
⑩─⑪ 100円
⑥─⑨ 200円

こんなことに。
ソルジャーズソングは人気ねえなあ。
まあ、仕方がないか。
時計的には決してほめられたものではないし。
ただ、偶数枠の後入れはプラスになると信じている。
あとは、ウチパクに上手に出してもらうことだが・・・。
アンカツよりは上手そうじゃね?
どんなもんかね。

久々に時間が取れたので、土曜予想なぞ。

今日の中山メインは内房Sダート千二。
定量で面白みはなさそうだが、ざらっと見てみる。
で、馬主小谷野次郎氏のジェイケイが2頭出し。
⑥ジェイケイセラヴィがいっさん逃げて、そのあとを①ジェイケイボストンが追う展開か。
面白い。
①ジェイケイボストンは前走こそ大敗だが、叩き台の芝である。
実績的には中山Dが一番だ。
さらに雨で重くなれば、この馬としては願ったり。
春先に春風Sで準OP緒戦ながら2着しており、馬主に遊ぶ気さえなければ順番であるような気がする。
この馬から人気どころに手広く流したい。
まあ、あんまりつかなそうではあるがな・・・。
楽しみである。
というわけで、よい週末を。
 



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