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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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ここのところ更新が滞り気味である。
別に、面倒だからというわけでは無い。
当方、風邪真っ最中である。

実は結構な風邪っぴきなのである。
むかしからよく熱を出しては寝込んでいた人間である。
流行り出した、と聞いた途端、ひいてしまう敏感人間でもある。
たいていは
鼻風邪→のど→頭痛→口内炎→熱→gdgd
というフルコンボとなる。
困ったものである。

その昔、自分が中学生だった頃、肺炎を併発して入院したことがある。
熱を出して一週間ほど、39度台が引かなかった。
始めに行った地元の診療所では
「ああ、風邪だね。薬出しておくから。暖かくして休みなさい」
それでも熱は引かず、少し離れた総合病院に行ったら
「ああ、風邪ですね。注射して薬出しますから飲んでください」
全く同じである。

さすがに事ここにいたっては黙っているわけには行かない。
「いや、あんたろくに検査もしないで、ほんとに只の風邪なのか?一応検査してくれよ」
で、尿検査とレントゲン検査を行った結果
「おや、肺炎ですね。血尿も出ているようですし、今日から入院してください」
である。いい笑顔で。
危うく逝ってしまうところであった。
あんのクソ藪医者め、今思い出しても腹が煮える。
世の中の医者なんぞヤブばかりである。

この入院に関してはいくつか面白エピソードもあるが、いささか具合も悪いので機会があったらということにしようと思う。
今週末は家で寝て過ごすことになりそうです。

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私こと、ontaiは、自他共に認めるエロゲーマーである。
プラトン的に言うと、時空を越えた非物質的な永遠の実在としての己のイデア、である。わけわからん。

ここまで、エロゲに関して書いてこなかったのは、ここでは書く必要を感じなかったからである。
書くことはもう、批評空間のほうで書きたいだけ書いているのである。
だからここでは、各月の終わりごろに、その月購入予定のエロゲについてあらあらと書きなぐっていこうと思う。

ここで、幾つかルールを自分内で設定しておこうと思う。
①月別購入計画は月末、月一、具体的には給料日前に書いていくこと。
②各購入予定対象に関する短評を添えること。
③ここに書いてゆくことは、鉄壁の主観とすること。概して、他人様の参考にはならぬことを書くこと。
④総括は行わないこと。悲しくなるから。
まあ、このあたりであろうか。

では、始めましょう。

20080229
ToHeart2 AnotherDays
葉っぱへの養分に。なかなか新作の情報も上がってこないし。2に関しては正直萌えの理解できぬ自分にとっては睡眠導入剤程度にしか感じられなかった。ただ、ここが悪いというところも無かったので突っ込む事にする。高いCG集。

20080307
マスクドシャンハイ魔都拳侠
バカっぽくて素敵。前作がとても良かった。方向性は正反対だが、まあ、期待せずに突っ込む事とする。

20080314
蒼海の皇女たち
ややブランド買い。どんなになるのか楽しみではある。Uボートで温室効果ガス祭りである。

20080321
桜花繚乱
これはガチ。この手の時代ものは結構珍しいかも。面白いと良いなあ。NTR分が豊富そうなのもよし。ドキドキである。

といったところ。
計四本。
今月は意外に手痛い出費になりそうである。
果たして何度、絶望できることやら。

高校のときの国語科の教科書であったろうか。
教材として、太宰治の「富嶽百景」があった。

何年か前の夏のこと。
入院中の母を見舞った帰りであった。
なんとも、暑い日の夕方であったと記憶している。

病院の帰り道、大通り五丁目のベンチに座ってボーっと文庫を読んでいた。
確か、司馬遼太郎の「坂の上の雲」だったか。
近くの露店で買ったラムネなぞのみながら、である。
そんな時、観光客であろうか、二人連れの綺麗な女性が声を掛けてきた。
「すいませんが、写真をとってもらえませんか?」

不思議と、このように声を掛けられることが多い。
歩行中、道を尋ねられたりするのはしょっちゅうのことである。
別段、いいひとそうなオーラを出しているわけではない。
また、自分がいい人に見えるかと言われると、鏡を見る限り、どう考えても悪人面である。
まず、目がいけない。いささか目つきが悪すぎる。
若かりし頃など、この目つきの悪さと人より頭一つでかい身長のおかげでずいぶんと悪者や上級生に絡まれたものだ。
呼び出されてボコられたことも何度か。
こんなに草食なのに。
あと、笑顔がいけない。
妙に引きつってゆがんでいるような気がする。
笑顔がいい人をみると、思わずあこがれてしまうほどである。
世の中はなんとも不公平なものだ。
いささか愚痴のようになってしまったが、決して見知らぬ他人に頼られる容貌ではないと思うのである。

ちなみに自分は、デジカメ、などという便利グッズは持ち合わせたことが無い。
知り合いのものを借りて撮影したことも数えるほどである。
もちろん、取扱に熟練しているはずが無い。
そんな自分にデジカメを差し出していい笑顔で
”写真とって”
である。

私は、へどもどした。

まさに、このような表現がぴったりくる状況である。
まわりにはこんなに人がたくさんいるのに。
もっと暇そうなひとだってたくさんいるのに。
なぜ、よりにもよって自分に?
である。

しかし、むげに断ることもできず、結局は応じてしまう自分がいる。
デジカメをひねくりまわしながら。
さながら、新アイテムを渡されたお猿である。
「こ、ここを押せばいいんですね」
いささか、上ずっている。
取り繕った笑顔がゆがんでいるのがわかる。
そして、ファインダーをのぞくと取り澄ました百合の花二輪。
ここにおいて自分は、いつか読んだ太宰の気持ちがありありとわかってしまったのである。

自分が太宰になれないところは、結局ちゃんと写してしまったところ。
取り澄ました姿をみると、思わず
「後ろの噴水だけ写そうか」
などと、悪心は起きたが、草食にはどだい無理な注文である。

あちらは女転がしのプレイボーイ。
いっしょに死んでくれる女さえいる。
対してこちらは一度たりともモテたことも無い只の悪人面である。
なんだかむなしくなってその場を後にした。
夕日がとても赤かったのを覚えている。

池波正太郎氏の剣客商売の中で小兵衛が
”自分は鏡のようなもの、相手次第で白くも黒くもなる”
というようなことを言っていた。
何のテライもなくそんなことを言うにはまだまだ修行が足りないようだ。

雪祭りが終わったあと、ここ札幌では淡々と雪が降り続いている。
もうそろそろ雪も勘弁してほしいところなのだが。
こればかりはお空のこと、如何ともしがたい。
今回は、そんな雪の日に出来る細道のお話をしようと思う。
細道というとアレである。
いわゆる、積もった雪の上に出来る、人の通った後である。

田舎よりここ、札幌に出てきて先ず思ったのは、道を譲る人がいない、ということである。
ほぼ、絶無といって良い。
人一人ようやく通れる道を、まるで、暴走機関車のように進んでくる。
あたりを睥睨しながら。
老いも若きも男も女も。
さながら、BGMはダースベイダーのテーマである。

で、こちらに出てきた当時は、必死になって道を譲っていたものだ。
当方、はっきり言って草食型である。
雪の日などは、ひざ下まで雪まみれである。
しかし、あるときふと、その理不尽さに気がついてしまった。
「何故自分だけこんな雪ダルマにならねばならぬのか」と。
機嫌が悪い日だったのかも知れない。
そこで考えたのがここ数年自分が用いている
”細道歩行法”
である。

先ず、基本、道は譲らない。
誰にでもである。
老いも若きも男も女も。
不良もヤクザもCEOも国会議員も。
片っ端から跳ね飛ばす。
携帯使いながら下向いて歩いているのなんか、いつもより強めに跳ね飛ばしたりする。
はね飛ばされた方は、何が起こったのか理解できないで雪ダルマになっている。
これは結構、気分が良かったりする。
まあ、じっさい一冬に何度かはトラブルになるのだが。
この熾烈な競争社会において、自分だけ奪われ続けるわけにはいかぬのである。

ただし、これだけではこちらが只の無法者である。
ゆえに相手の動きをよく観察する必要がある。
で、相手がわずかでもよけるそぶりを見せればここが先途と雪原に突っ込むのである。
英国紳士然とした対応である。
ぶっちゃけ、草食型としてはこちらのほうがありがたかったりする。
当方、もともとよけ属性持ちである。

ただ、最近、ちょっと考えることがある。
もし、仮に向こうからくる人も自分と同じ行動原理に基づいて動いていたら…。
まあ、考えまい。

時代小説や歴史小説が好きである。
とても、好きである。

宮城谷昌光氏の「孟嘗君」を読んでいて思ったことがある。
管仲、子産、田文、楽毅、他さまざまな才能たち。
結局、彼らの営為はたった一人の天才に敗北したと言える。
いや、天才の作り出したものに、か。
言わずと知れた公孫鞅、商鞅の”法”に、である。

おそらく、中国の歴史上初であろう統一事業を完成したのは秦王政(贏政、始皇帝)である。
では、政は偉大であったのか?
どうであろう。
ある一面においては非常に偉大であったといっても良い。
春秋時代の始まりから数えて550年続いた春秋・戦国時代をたった25年で終わらせた男である。
政が王位に着いた時、確かに秦は中華において最大の勢力を誇ってはいた。
が、他の六雄(楚、魏、趙、韓、燕、斉)もまた、確かに国家として存在していたのである。
面積にして中華のおおよそ六割強ほどは、それらの国々だったのである。
彼の国々を滅ぼさんとする覇気においては、確かに彼は偉大な人間であったといえる。

ただ、戦略的な見地としては。
既に先鞭をつけていた人間がいた。
戦争においては土地を取ることこそが第一義であると考えた人間、范雎である。

それまでの中華における戦争とは
”自国の国威を他国に見せ付けるためのデモンストレーション”
であったといっても過言ではないだろう。
”他国を滅ぼして併呑する”
ではなく
”他国を攻撃してその王なり君主を跪かせ、且つその国家を属国あるいは与党化せしめる”
ことに主眼がおかれていたようである。
そこに一石を投じることになったのが范雎の存在である。

前代の宰相であった魏ゼン(なぜか漢字が出ない)は占領政策もこなしたが基本、国家としての方針は遠攻近攻であった。
近くの国と仲良くし、遠い国を攻めるというものである。
国家の安定、というものを考えればこれもまた悪い考えではない。
ただ、国家の拡大、という観点から見ればあまり効率はよろしくない。当然である。
そんな非効率な部分を切り捨て、戦争というものをドラスティックに一変させたのは范雎の近攻遠交政策であったろう。
それまで点と線のみであった中華における戦争、というものを、平面にまで引き上げたのである。
これにより秦の領土は飛躍的に拡大してゆくこととなる。

そして、范雎よりさかのぼること百年弱、秦による中華統一を決定付けた宰相がいる。
その人こそ公孫鞅、商鞅である。
この人物最大の秦における事業は、弱国秦という国家を強力な法治国家に作り変えたことにある。
覇道の法、といわれるものである。
この法の内容は”超重農主義と牧民思想”と言い表すことが出来る。
徹底的に領民を管理する法である。

重農主義は、わかるような気がする。
だが、牧民思想の方は、果たして商鞅の本意で有ったのであろうか?
確か、史記の列伝であったか、このような逸話が残っている。
うろ覚えでは有るが、大筋は間違っていないだろう。

商鞅が孝公と会談した際、商鞅は始め、帝道について説いた。
すると、孝公は居眠りをしてしまった。
次に会談した際、商鞅は王道について説いた。
孝公は退屈そうに聞き流していた。
最後に、商鞅が覇道について説くと、孝公はにじり寄らんばかりに聞き入り、「これぞ我が道である」と言った。
孝公との会談が終り、推薦者の景監と会うと、商鞅は「惜しいかな」ひとことつぶやく。
その後、商鞅は孝公の覇道に沿う法を編んだという。

この覇道の法は、とにかく中央集権を加速させ、国力、軍事力を高めるための法である。
その為の牧民思想である。
曰く、民は学ぶ必要など無く、法に従って生きれば良し。
曰く、不必要な書物は燃やす。
曰く、男は農業を、女は縫製を行い、よく働くものは賞し、働かざるものは罰する。
曰く、農民は農業だけをしていればよい、商いを行うものは罰する。
つまり、先ず国家あり、民はそこで飼われる家畜というわけである。
結局、この後の秦という国家は、自国からは一人の優れた思想家を出すわけでもなく、他国の優れた頭脳をトップに据えつづけて中華を統一するのである。
商鞅に関しては、この後、孝公の死と共に罪を被せられ刑死するのであるが、商鞅の法だけが残る事となる。
為政者にとってはさぞ、便利な法であったのだろう。

結局、商鞅の法により中華初の統一王朝となりえた秦も、たった一人の巨悪のためにわずか15年で覆轍することとなる。
中国史上、最初にして最悪の宦官悪、趙高の登場である。
だが、一概にそれだけのために秦が滅んだとは言い切れないだろう。
先だって述べたように、結局秦という国は、150年ものあいだ只の一人の思想家も生まなかった国である。
当然、趙高という人物があらわれても、それに対抗し国家を守れる人材など内側に生まれるわけが無いのである。
そして、外に群がり出た人材たちは、当然の如く、決して秦に同情など寄せないのである。
秦に始めて現われた歴史に名を残すほどの人材、それが趙高であったこともまた、実に皮肉である。

商鞅は覇道の法を作った。
しかし、孝公の子の恵文王はその法をもって王を名乗った。
更には贏政は皇帝などというなんともいかがわしい位まで発明してしまった。
覇の法をもって帝となる。
あるいはこの結末も当然のものであったのかもしれない。

 



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