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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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相変わらず暑いここ札幌である。
日差しが強いねえ、風はあって比較的さわやかではあるのだがね?
今日から札幌競馬が開幕であったのだが、流石にこの強い日差しの下競馬にいそしむ気にもなれず。
まあ、いずれ機会もあるでしょう、あるといいなあ。
少し、涼しくなってからね。
というわけで、今週は一発目の重賞、クイーンSを予想する事としたい。
先週のKBC杯は良いところなく外し、これで収支は-22100円である。
それでは、今週も頑張っていきましょうか。


☆ クイーンステークス 2011/8/14 札幌11R
       芝 1800m 3歳以上牝馬 別定 GⅢ ☆


クイーンSである。
一応過去十年の記録をあさってみると、やはりと言うか何と言うか、先行馬の活躍が著しい。
芝の状態がよろしい開幕近くのレースであり、必然ペースも上がり勝ちのはず、それだけに差し馬が届かないということは無さそうだが、それでも先行─先行、或いは先行─差しで決着しており、差し馬同士という決着は見当たらない。
畢竟、力のある先行馬が人気を集める事となる。
そして馬番。
過去十年見るに、兎に角連対馬番が若いという事。
二桁馬番が絡んだのは只の1回だけ、昨年のアプリコットフィズのみである。
小回りだしね、やはりどうやらロスの少ない内枠の先行馬ということになるのだろう。
そう云う意味では人気となりそうな①レディアルバローザなどはまあ能力的にも条件的にも妥当と言えるだろう。
他に人気どころといえば前走七夕賞で復調気配を示した④アニメイトバイオ、千八にはひたすら相性のいい⑤アスカトップレディ、もともと能力はあり、前走連対の⑥ブロードストリート、そして3歳ながら器を感じさせる⑨アヴェンチュラあたりとなるか。
さて、どうだろうね?
素直に人気どおり決まるかどうか。


それでは、展開を読む。
まずは好枠引いた①レディアルバローザは先行。
ただ、逃げるところまではいかないかも。
この馬が押し出されるような格好になるのなら、相当ペースは鈍りそうな感じもするが・・・。
他にも、いかにもな逃げ馬は見当たらず、ただそうなると外を引いた⑬アプリコットフィズあたりはロスの少ない競馬をするために内に絞って行くだろうし、その外⑭コスモネモシンあたりも同様となりそうである。
そう落ち着くこともないのではというのが当方の印象だ。
とはいえ、先行優位には変わりないだろうが。
どうだろうねえ。


当日の札幌競馬場の天候は曇り時々雨予報。
降水確率は朝から50%ほどで、降るかなあ、どうかなあといったところ。
まあ、馬場状態は悪化したとしても知れているというのが当方の認識である。
せいぜいがやや重程度だろう。
それでは、一頭ずつ見てゆくこととしようか。


①レディアルバローザ 前述した通り、条件的にはほぼ完全に合致する馬である。今年の中山牝馬を勝ってヴィクトリアマイル3着と、現状の牝馬戦線ではトップクラスであろう。ただ、三ヶ月といえ休み明けはやや気になるところ、札幌実績もなくキンカメ産駒だけに洋芝適性も気になるところだ。連下までに留めておく。

②デルマドゥルガー どうだろうねえ、実績的にはそう悪い馬でもないとは思うのだが。ただ、母系からはマイルが天井のような気もしないでもないが。成績的にもマイルに良績が集中しており、やや距離が長いかとの感じを受ける。休み明けも減点材料。今回は様子見としたい。

③ダイワジャンヌ 臨戦過程としては魅力のある一頭であろう。函館記念は休み明けで11着と振るわなかったが、それでも時計差は0.7秒程度で行く脚もしっかりついていて好感が持てる内容であった。調教具合からも順調に良化が窺われ、札幌実績(0,3,0,0)からも相当面白いと愚考する。問題は前走から2kgほど増える斤量であろうが、まあ問題ないだろう。今回の本命とする。

④アニメイトバイオ 調教からもどうやらぐんぐん復調、良化してきているのが窺われる。状態としては現状がピークなのではと思われるほどよろしい。あとは蛯名君の乗り方一つではあるまいかな?追い込みに回ると届かない感じはプンプンだが・・・。今回は単穴まで見ることとしたい。

⑤アスカトップレディ 千八実績(2,3,0,0)はなかなかに驚異的である。今季は勢いを感じさせるし、本格化といった感じも受けるな。前走に関してはやはり重賞クラスでは1ハロン長かったか、53kgの斤量の割には終い失速してしまった感じである。状態は引き続き良さそうだし、一応ヒモまで、連下まで見ておくこととする。

⑥ブロードストリート どうだろうねえ、今一つ好走条件がわかりにくい馬ではある。少なくとも小回り洋芝が得意とは思えないのだが。栗東でこの一月ほど乗り込んで今週頭に函館へ輸送、滞在競馬に向く馬だけに、少しばかりスケジュール的に忙しそうな感じは受ける。脚質的にも向いているようには思えず、今回は様子見としておきたい。

⑦ブライティアパルス ここしばらく調子を崩しているようで、今回の休養でどの程度立て直せたかにもよりそうだが。存外この馬が行くのではあるまいかという予感も持っており、そうなったら大穴も考えられるが・・・。滞在競馬はいいのだが追い切りに関してはいささか不足気味に映り、休み明けもあり一つ叩いてからといった感じは否めないな。今回は見送りとしておこうか。

⑧アースシンボル 前走マーメイドSではまさかの激走3着。スローペースで追い込み馬がこの着順なら立派だが、馬場状態はお世辞にもいいとはいえず、外有利の馬場で教科書どおりに外のグリーンベルトをスイスイ伸びてきたというのが好走要因であったのだろう。騎手を誉めてあげたい。ちなみに今回は開幕週、もともとスピードの勝ったタイプではないから洋芝に関してはそれなりにこなせそうではあるが、前有利のここではいささか厳しいといわざるを得ないか。単騎放牧明けとしてはやや追い切り不足の感も否めず、今回は様子見としておこうと思う。

⑨アヴェンチュラ いいねえ。底も見せていないし、前走骨折明けで古馬1600万下を楽勝と言っていいほどあっさり勝ちきったのも素晴らしい。これはひょっとしたら相当な器かもわからんよ?前走が函館であったのも洋芝うんぬんは不問であるとの証明となるだろう。今回の対抗はこの馬としたい。

⑩カウアイレーン 調教から仕上がり自体は良さそうだが、能力的にはどんなものか。実績もマイラーであることを明確に示しているし、1ハロン長いだろうと思わざるを得ない。休み明けもあり、今回は見送りとする。

⑪ショウリュウムーン 前々走、前走ともに期待はずれな結果であったこの馬である。どうなんだろう、使い込んでよくなるタイプの馬なのだろうか?それとも単純に早熟なだけでもう終わってるとか。いささかわかりにくい馬ではある。先月末から追い切り始めて急仕上げの感は否めないが、調教の内容は悪くないというかむしろ良く、この動きなら面白いかもと感じさせるほどであった。岩田君の乗り味にもよるのだろうが、一応連下まで押さえておくこととする。

⑫サンテミリオン 調教からはいかにも本調子には遠い感じがする。まあ、九ヶ月ぶりだしね、今回は距離も足りなさそうだし、一つ叩いてからが妥当であろう。

⑬アプリコットフィズ 前走は休み明けでここを勝ちきってはいるが、今回は時計の追い切りがここまで2本のみ、いかにも攻め不足は否めない。こんなんで勝ち負けされたらお兄さん困っちゃうな?見送りとしたい。

⑭コスモネモシン マイルではいささか忙しそうなあたり、ここでは存外面白いと感じさせるが。ただ、14頭とはいえ大外引いてしまったことを考えるとそこまで強くは推せないというのが実際のところか。もう少し内引いていればという印象はある。今回は見送りとしておこう。


というわけで、印を打つとこのようになる。

◎ ③ダイワジャンヌ
○ ⑨アヴェンチュラ
▲ ④アニメイトバイオ
△ ①レディアルバローザ
△ ⑤アスカトップレディ
△ ⑪ショウリュウムーン

で、買い目はというと。

馬連
①─③ 100円
③─④ 200円
③─⑤ 100円
③─⑨ 300円
③─⑪ 100円
④─⑨ 200円


とまあこんな感じである。
今回は函館記念時に煩悶しながら切ったダイワジャンヌから狙ってみようと思う。
前走はこの馬としては行きっぷりも良かったしな、レースの内容としては悪くはなかった。
もともと二千よりは千八のほうが実績のあるこの馬のこと、一つ叩いた効果もあるし、息も持つだろうというのが当方の見解である。
がんばって頂きたいものだ。
他には・・・やっぱアヴェンチュラかなあ。
出遅れながらもあのレーヴディソールといい勝負だった阪神JFもある、秋の期待もあるしここは結果を出して欲しいところだな。
あとはまあ順当にアニメイトバイオ、レディアルバローザ、アスカトップレディ、ショウリュウムーンといった感じである。
問題ないだろう。
いい結果がでるといいなあ。

さて、お楽しみ今週の裏競馬である。
今週は日曜日の札幌12R、支笏湖特別を予想したい。
今年は3歳馬がいなくて寂しい限りである、毎年このあたりから菊花賞馬を占うのが楽しみだったのだがなあ。
まあいいさ、荒れてさえくれれば。
ということで恐らく一番人気の無さそうな⑥トウカイファミリーから行ってみようと思う。
血統的には父ネオユニヴァース×母父ダンシングブレーヴと、適性は十分にありそうだ。
ダートを走ってきただけに洋芝に関しては苦にしないだろうし、二回目ということで慣れてくれているといいなあ、と。
斤量も52kgと牝馬としてもいいところ、この距離での斤量差は大きいし、夏は牝馬の言葉どおり驚く大穴をあけそうな雰囲気がある。
調教からも引き続き状態は良好で、やってくれるのではとの期待を胸に、この馬から人気どころにざらっと流します。
最終レースで一発逆転だぜ?
言う事がギャンブラーじみてきたこの頃である。切ないなあ。
それでは、良い日曜日を。

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蒸し暑い日が続くここ札幌である。
スッキリ暑いならばまだしも、こうも蒸しちゃなあ。
肌はべたべたするし、汗も洗濯物も乾かないし。
不快指数ばかりが増大の一途である。
ここまで結構涼しかっただけに、いつか来るとは思っていたのだがね。
流石にスンナリとはいかぬものである。
まあ、あと半月もすれば秋の気配も漂ってくるだろう。
それまではこんなものだと諦めるよりないのだろうな。
我慢の日々である。


さて、身近にあったちょっとショックについて。
先日近所の割合緑豊かな中通りを歩いていると、ブロック塀に二匹のカラスが止まっている。
それ自体は別段どうということはない。
当方は間違ってもカラスを見たら石を投げるような、彼らを駆逐することに暗い情熱を燃やすタイプの人間ではない。
カラス見て考える事といったら
「奴らもがんばって生きてるなあ」
「このクソ暑いのにあの真っ黒さだと大変そうだなあ」
程度のものである。
ゴミを漁って辺り一面ゴミだらけにしている光景は良く見るが、あんなものはカラスの所為というよりモラルのなっていない人間の所為だ。
馬鹿が多くて困ったものである。
まあ、流石にうんち直撃だけは勘弁して欲しいので頭上にだけは注意するようにしているが、彼らに関して含むところはほぼない当方である。

そうそう、ブロック塀に二羽のカラスのくだりであったな。
仲良く二羽が羽根を休め、こちらをガン見している。
うわあ、めっさ見られてる。
目をそらしたら負けなような気がする。
田舎のヤンキー状態となりつつじりじり距離が詰まっていく中、一羽のカラスのくちばしからなにか細長いものがぶら下がっている。
びろーん。
あれは・・・なんだろうね?
で、じっと見るとなにやらふさふさ毛が生えている。
・・・・け、毛虫か?
それにしてもでっかい毛虫である。
驚いた、カラスって毛虫も食べるのかなあ。
まあ鳥だからね、何でも食うのだろうが。
それでも、小鳥なんかが虫さんをツンツンしてるのは見たことがあるが、カラスがやってるのは見たことがないなあ。
あー、そういえば、クワガタとかかぶと虫とか食べるよね、カラス。
実家の田舎では、夜になると学校なんかの電灯にそれら甲虫が山ほど集まってきていたのだが、明け方明るくなるとあっという間にカラスの宴になっていたものなあ。
どちらが早いか、子供たちとカラスの戦いであったという。
クビだけになったクワガタやカブトムシなんかが散らばっていたものである、良く考えると結構グロいな。
それを考えれば、別段でかい毛虫食ってたところで驚くには当たらないのか?
まあ、普段ゴミばっかりあさっているところ見てるからなあ。
文明人がワイルドライフやらかした、といった驚きを感じてしまったのかもね。


そんな、毛虫視点でみるとブランブランとそぞろ憐れを催す光景であった。
ひょっとしたらただ遊んでただけなのかな。
食うんだったらあんなブラブラさせてないで、とっとと食ってるだろうしな。
ちょこっとカラスの生態でも調べてみようかしらん。
そんな風に思った、ある日の午後である。

暑い日が続くここ札幌である。
汁まみれで塩の柱になってしまいそうだ。
こういった炎天下を歩いていると、五分で良いから冬になんねえかな?なんてありえないことを思ってしまうのは当方だけであろうか?
いいや、みんな一度は思ったことがあるに違いないね!
ああ、本当にちょっとだけ、冬になったりしねえかな。
毎度の事とはいえ、やはり夏はキツイ当方である。
さて、先週の競馬もまあ見るところなしであった。
また沈み込んでしまいそうな雰囲気だな。
やっぱ函館記念が、なあ・・・。
未だに引きずっている感じである、女々しい限りだと笑うなかれ。
それほど精神的ダメージは甚大であったのである。
今年もダメなのかなあ、なんてな。
まあ、まだ5分の2ほどは残っているので、ここからがんばって巻き返したいと思っているが。
これで負け犬ワイド収支も-11530円。
暑さに負けず、今週も頑張っていきましょうか。


『剣鬼啾々』は、刹那に生きてそして散っていった、そんな剣士たちの悲哀を描く、笹沢左保氏の傑作短編集である。
先日、何気に寝転がりながら手近にあったこの短編集を開いて目を通していたのだが、とある一編を読み終わりふと考えさせられたのである。
『天に唾を吐く』と名づけられた一編だ。
主人公は美濃神道流の真田主馬。
物語は徳川秀忠の治世であり元和六年、家光が将軍になる三年前である。
当時、当代随一の遣い手、達人、名人とその名声をほしいままにしていた疋田新陰流の春日浮月斎があった。
真田主馬も美濃神道流においては流祖といってよい真田四郎右衛門を父に持ち、また父を凌ぐといわれていた遣い手であり、天下無双といえば浮月斎か主馬かと言われていた。
が、父四郎右衛門が浮月斎と立会い敗れて打ち殺された事により、いやが上にも息子である主馬が挑まねばならぬ事となる。
事は一個の剣客同士の腕比べではない、まともに立ち会っても五分五分であるとは思っているが、名目上でも父の仇をとらねばならぬ身、負ける訳には行かない主馬である。
そこで、浮月斎という人間をまずつぶさに知ることにより、弱点を探り出しそうして確実に勝てる状況を作り出す事とした。
浮月斎のかつての弟子を探したり、或いは彼の親友である柳生兵庫助利厳(尾張柳生の流祖)に当たったりして、八方手を尽くし弱点を探る主馬。
その甲斐あって、どうやら浮月斎は高いところが苦手であるということがわかってきた、ならば高いところで立ち会えばよいと、夕刻、海に向かって日の沈む崖の上を立会い場所に選ぶ。
立会人は柳生兵庫助とその門弟二人。
兎も角も、この立会いは主馬が制し、見事浮月斎を討ち果たしたのであるが、ここで予想外の横槍が入る。
兵庫助が
「策を用いるのは兵法者の常、しかし兵法者は兵法者らしい策を用いねばならぬ。お手前が用いたのは策ではなく、浮月斎を陥れるための罠であった。許すわけにはいかぬ云々」
といい、主馬に切りかかる。
そこで実のところ主馬も高いところが苦手という設定があり、兵庫助は思うところあってそれに気づいており、主馬の首を刎ねるという終わり方である。
最後に兵庫助の
「浮月斎と同様、高いところを苦手としておったのだ。わしはそう看破して試みた。真田主馬は、天に向けて唾を吐いたということになる」
の台詞とともに、むなしさを笑いに紛らした、とあり物語を結ぶ。


結局のところ物語の読み方一つであろうが。
これで、真田主馬と春日浮月斎という二人の剣鬼の生死を描いた物語、とするならばまあそれはそれでいい。
ただ、どうにも気になるのがこの兵庫助である。
まず、策を用いるのは云々の台詞はなんだか非常にしゃらくさい。
大阪夏の陣が終結し、豊臣が滅亡してまだ五年ほどである。
時代的には平和に向かいつつも、未だ戦国の気質を強く残す時代であり、後世徳川の全盛となり儒教を基礎とした武士の面目、筋論などが現れる以前の話である。
柳生という名家のボンにして、御三家尾張松平家の指南役としてのある種の正義感、そして友人を討たれた憤りが言わせた言葉とも取れるが。
しかし、最後の台詞から、兵庫助はどうやら両者とも高いところが苦手である事に気づいていたのである。
ならば、実のところ条件はほぼ互角、策としては主馬もリスクを負っており、責められるものではないのは明らかだ。
ならばあの台詞は一体何なのか?
これは言葉に出してその場にいた門弟二人に聞かせるための台詞であると考えるのが妥当であろう。
大義名分が自分にあるということを示すための台詞である。
どういうことか。
つまり、立会い前から考えていたかどうかはわからぬが、立会いが終わって浮月斎が討たれ、その場には当代随一の遣い手が弱点を晒して立っている訳である。
これを討てば、当然兵庫助が当代随一、天下無双となるのである。
そうして、とっさに名目を立て、卑怯とまで言った弱点を突いて、最後に立っていたのは兵庫助という事になる。
剣士というものの生き様、業の深さというものを、終わってみればこの兵庫助が全て体現しているという事になるのである。
剣鬼とは第三の男、兵庫助であったわけだ。


このあたりに気が付いて、やはり笹沢左保という人の非凡さを改めて感じた次第である。
最近は時代小説からやや遠ざかっていたのだが。
やはり、いいものであるな。
残る短編もいずれも見事なものばかりであり、機会があったら是非読んで頂きたい逸品である。

あああ、暑い暑い暑い!
風はねえし蒸すしもうどうしてくれるんだ一体と抗議したい気分である。誰かに。
こんな日にパソコンなんぞつけて、しこしこと一体何やってんだろうね、自分。
ああ、避暑にでも行きたいなあ、どっか万年雪でもあるところへ。
そして、そんな雪に思いっきりダイヴしたいものである。
考えるだけでイってしまいそうだ。
とまあ心の旅はこのへんにして、現実に戻ってきましょうね?
先週はなんか非常に残念な結果、収支も着実に赤字が膨らみ、-21100円と相成っている。
新潟、函館と少頭数なので、比較的駒が揃った小倉はKBC杯を予想することとした。
夏の小倉でひと波乱起こしますよ?


☆ KBC杯 2011/8/7 小倉 11R
  ダート 1700m 3歳以上混合 定量 1600万下 ☆


さて、準OPのKBC杯である。
定量制ではあるが、どことなく波乱の気配が漂うこのレースだ。
具体的にはペースが結構速くなりそうな事。
先週の小倉記念なんかは完全にペースの読み違い。
その上芝のレースではあったが、極端にペースが上がると競馬をしていない後ろの馬が台頭してくる好例であったといえるだろう。
今回は内から④コウジンアルス、⑫ナリタトルネード、⑮スーサンライダー、そして場合に寄っては⑪リーガルスキームあたりも加わる勢いの先頭争い、内外からでこれは速くなることは間違いないだろう。
となれば、中途半端な位置取りの人気馬より、浮上してくるに相応しい馬がいるはず。
定量制であることを考慮に入れても、荒れる目は十分であると愚考する。
畢竟、後方からの差しか追い込み馬の台頭に期待である。


当日の小倉競馬場の天候は晴れ。
気温も上がって32~3℃となりそうである、まあ、ここ札幌とあんまり変わんねえのだがな?
くそう。
とりあえず、良馬場での競馬となるであろう。
それでは、一頭ずつ見てゆくこととしようか。


①ポイマンドレース じりじりとクラスにもなれて、状態自体も良化してきている様子ではある。ただ、今回に関して言えば先行では展開利も薄く、いささか狙いづらいところではあるだろう。経済コースをひた走れるのは魅力だが・・・。まあ、様子見としておこうか。

②スエズ 今回は連闘策。こういう使い方の馬は正直苦手だが、それでも状態の良い証左ではあるのだろう。前走は1000万下勝ちきりで、今回は準OPへ挑戦という事だが、前走の勝ち時計を考えればこのクラスでも十分に通用するであろう。小倉実績も(1,2,0,0、)とほぼパーフェクト、先行タイプだが低い評価はし辛い一頭である。連下まで見ることとしたい。

③ラターシュ 四ヶ月休養明け。夏が良く、鉄砲の良く利く馬との印象が強い。鉄砲成績①⑤③①⑥着と二つ鉄砲で勝ちきっておりいずれも一桁着順、非常に安定感が高い。調教もまずまず力の出せる仕上がり具合と見え、ロスなく内を回って前さえ捌ければ驚く結果も十分考えられるだろう。今回の単穴としたい。

④コウジンアルス 小倉では勝ち星こそないものの、(0,3,1,6)はこの馬としては得意といっていいのではあるまいか。ただ、今回は同型が揃いすぎた印象が強く、好走の前走ほど楽な展開とはならないだろう。今回は見送りとする。

⑤スタッドジェルラン 一年休養からここ3戦、実に安定した成績を残しているこの馬である。逆に、そろそろやらかしてしまいそうな臭いがプンプン漂っていると感じるのは当方だけであろうか?まあ、状態は引き続き安定している様子だし、一応連下までは見ておくとしようかね。

⑥スピードアタック 前走は一年二ヶ月ぶりの超久々を叩き、調教から上積みは確実でありそうだ。ただ、もともと短距離路線で結果を残してきた馬でもあり、6歳となって多少のズブさは出てきたのかもわからんが、千七では正直狙いづらいというところもある事は確か。今回は様子見としておこう。

⑦マーベラスカイザー 何と言うか、使い方に定見というものがない馬であるな。まあ、馬というよりは完全に陣営のせいなんだが。いずれにせよダートであれ芝であれ、この馬にとっては古馬準OPはいささか家賃が高いというのが現状である様子で、もう少し時間がかかりそうではある。あと、調教時の発汗も少し気になるところ、或いは夏場のダメな馬なのかもわからんね?今回は見送りとしたい。

⑧メイショウイッキ 前走は叩いて2戦目でぐっと内容がよくなった。今回は少しばかり間隔が開いたが叩いて3戦目、千七とはいえペースが速くなることを考えれば面白い一頭であると考える。小倉実績(1,0,1,3)は平凡な数字ではあるが、まあこの馬としては悪くはないだろう。調教も終いはいささかタレ気味だったがテンから飛ばしていった結果であり、時計的には詰めてきているので状態は問題ない。名前の通り後方イッキを期待して、今回の本命としたい。

⑨ナリタキングパワー やや気になる馬である。今回は目先を変えてダートで出走、去勢の効果は気性面においては確実に感じられるし、あとは何かキッカケさえあればといったところなのだが。休養明けはスピード不足の感は確かにあり、血統もストームキャットの肌にBTと、いかにもダートに向きそうな感じはあり、ここがそのキッカケになってもおかしくはないかなと。もう一点伸ばせればここまで買い目にしたいところだが、今回は様子見としておく。

⑩プリンセスペスカ もともと能力的にはこのクラスではトップクラスの実績を持つ馬である。前走は休み明け云々以前に体減りすぎ、今回は終い重点の調教に終始し、馬体も随分と回復傾向であるという。鞍上は今年に関してはリーディングにも色気のある幸英明、夏の牝馬でまあ堅いところであろうか。対抗までとする。

⑪リーガルスキーム これは良いスキーム、か?昨年あたりに比べれば確実に力をつけてきているのがわかる。前走十ヶ月ぶりの久々を勝ちきっただけあって逆に反動は心配だが、今回は展開利がありそうで直線一気の期待は持てる。恐らくは逃げないだろうと思うのだが・・・。まあ、この馬に関してはある意味気性的なものが全てと言って良さそうで、当日落ち着きさえあれば能力的には問題ない馬である。連下までとしておこう。

⑫ナリタトルネード 同じ馬主のキングパワーと同様、目先を変えてダートへ挑戦である。が、キングパワーのほうがむしろ怖いと感じるのは当方だけであろうかな。人気的にはこちらのほうが上であろうが、鉄砲も得意というわけでもなさそうで、とりあえず一つ叩いてからだろうと愚考する。今回は見送りとしたい。

⑬プロフェッショナル すごいねえ、二年ぶりのレースでこんなに人気になるなんて。とてもじゃないがおっかなくて買えないわ。屈腱炎明けだし。まあ、能力はある馬だし、小倉実績(2,1,1,0)を考えると、押さえておきたいと思うのもわかるんだけどな。とりあえず一つ二つ、叩いてからでしょう。今回は見送りとしたい。

⑭ルティラーレ この馬に関しては、やはり課題は距離であろうか。ただ、最近は千二より千四のほうが成績的に安定はしている様子なので、ある程度のズブさというものが出てきているのかもわからんねと。脚質的にも読みにくいところがあり、今回は様子見としたい。

⑮スーサンライダー スーさんとは一体ダレなんだろうねえ?鈴木建設の会長さんだろうか。まあいいや。小倉はそう悪くないし、もともと準OPでも結果を残している馬、実績上位ではある。ただ、今回は十ヶ月ぶりのレース、そして同型の駒も揃っていることから、楽にはいかないだろうなと。とりあえず一つ叩いてからでしょう。見送りとする。

⑯マッシヴエンペラー 凄い名前だよな、筋肉皇帝である。カコイイ。小倉ダートでは(0,2,1,2)で実のところ掲示板を外した事がないという堅実さを秘める馬である。休み明けとしては仕上がりも良さそうで、存外面白い一頭であるかとも思うが、それでも大外枠を考えるとそう強気にもといったところか。一つ叩いてからだろう。今回は様子見としたい。


というわけで、印を打つとこのようになる。

◎ ⑧メイショウイッキ
○ ⑩プリンセスペスカ
▲ ③ラターシュ
△ ②スエズ
△ ⑤スタッドジェルラン
△ ⑪リーガルスキーム

で、買い目はというと。

馬連
②─⑧ 100円
③─⑧ 200円
⑤─⑧ 100円
⑧─⑩ 300円
⑧─⑪ 100円
③─⑩ 200円


とまあ、今回はメイショウイッキからである。
きっとやってくれるに違いないよ。
また赤字も増えてきたことだし、このあたりでガツンとでかいのをブチ当てたいところである。
相手はそれほど心配していないプリンセスペスカ、巻き返しは必至だろうと愚考する。
そして三番手にラターシュ、この馬はなんか好走する条件が全てにおいて揃っているんだよな。
逆に、揃いすぎてて凡走フラグかとすら思えたりする。
どうだろう、案外人気になるかもわからんねえ?
ま、小回りがな、あんまよくない馬だし。
控えめになってくれればいいなあと。
以下、ズエズにスタッドと人気どころ、そしてリーガルスキームであります。
上の予想でもちょこっと言及したが、どうにもナリタキングパワーが気になるところ。
当日、或いはこのあたりまで馬券伸ばすかもわからんね?
函館記念ではそれでイタイ目に遭ってるしな?
やはり、穴目は手広くないとむつかしいのだなあとしみじみである。


さて、それではお楽しみ、さいきんちっとも当たらないと評判の裏競馬であります。
今回は半ば趣味の世界、日曜日11Rのさっぱりわからん2歳重賞、函館2歳Sを予想する。
このレースの当方の本命は道営馬、⑥ステルミナートである。
理由は・・・えーと、趣味?
まあ、前走ラベンダー賞で2着のナイスヘイローが降着で2着確保、内容的にも出遅れながら差しての結果は良かったし、逃げ馬の勝ちが少なくともここ十年存在しない、この函館2歳S向きではあると思う。
まあ、あくまでフロック視されていて今回もあんまり人気は無さそうだし。
その上、状態的には明らかに前走以上であるとの調教情報も入っており、関係各所には是非にも道営での一年分の稼ぎをかっさらって頂きたいと思う次第である。
⑥から人気どころにざらーっと流します。
それでは、良い日曜日を。
 

・牛耳る(ぎゅうじ─る)


まあ、意味はわかるな。
~を思いのままにする、といった意味であろう。
なんでこんな言葉なのか、というのがいささかの疑問である。
牛さんの耳だし。
少しばかり調べてみたい。
さっそく手許の広辞苑を開く。


曰く。

(牛耳を動詞に活用した語)牛耳を執る。ある人または物ごと、組織などを意のままに操縦する。首領となる。


とある。
うむ、まあ間違ってはいなかったな。
それはいいんだ、何故なのかが問題である。
───と、その後に牛耳を執る、でも解説が書いてある。
眺めてみると。


曰く。

〔左伝哀公十七年〕(中国古代、諸侯の会盟に、盟主が牛の耳を取ってこれを割き、その血をすすってちかったとの故事より)同盟の盟主となる。団体、党派などの首領となる。


との事である。
左伝、つまり春秋左氏伝からの故事なのだろう。
なるほどね、なんか動物の血をすすって盟約をかわす、なんていう場面が宮城谷氏なんかの小説に出てきたりするが、あれは牛さんの血なんだねえ。
しかも、耳とってその血をすするとか。
なんか、腹壊しそうだな。
まあ、兎も角も、そこから短縮されて本邦では”牛耳る”となったわけだ。
スッキリ解決である。

 

・ショートニング


突然だが、当方の知り合いに生クリームの食えない男がいる。
いや、まあ、生クリームだけではなく、厳密にいえばホイップクリームなんかもダメ、兎に角あの白くてふわふわで甘い奴(まあ、しょっぱいのは大丈夫かどうか、聞いた事も無いが)がダメな様子である。
受け付けないのだそうだ、吐く自信があると言っていた。
大変だな。
何か、幼少期のトラウマを感じさせるな。
まあ、それはいいとして。
ある日当方が職場の昼飯にと買ってきたコンビニのパンの中に、焼きカレーパンなるものがあった。
彼がそれを手にとって
「まさか、クリーム入ってないですよね?」
・・・・・・。
カレーパンにクリーム入っているというのは、流石に聞いたことないなあ。
まあ、カレーに生クリーム入れるというのは聞いたことあるかもだが、姿かたちがなければ大丈夫であるらしい事は、以前お土産で買って来た菓子の中に原材料として生クリームが混入したシロモノを黙々と食べていたことで証明済みである。
そんな風に言ったら、おもむろに原材料を読み上げ始めた。
「小麦粉、食塩、香辛料、ショートニング・・・ショートニングって何ですか?まさか・・・」
なんだろうね?
調べる事とする。
まずは広辞苑で、あるかなー?


曰く。

【shortening】製菓、製パン、料理などに使用されるラード代用食品。魚鯨油、牛脂、ヤシ油、落花生油などを混合し、硬化、脱臭したもの。100%油脂からなる。


あった、やっぱ広辞苑スゲーな。
というか、代用油なのかな?
ラードの代用品ということだし。
なんか硬化、とか書いてあるのがスゲー気になるんですけど。
固形食品なのだろうか?
激しく気になる。
というわけで、ちょこっとネットで検索してみることに。
ヤフー検索をかけたら一番トップにウィキが出た。
覗いてみる。


曰く。


主として植物油を原料とした、常温で半固形状(クリーム状)の、食用油脂である。マーガリンから水分と添加物を除いて純度の高い油脂としたものと考えてよい。製菓、製パンなどに用いるとさっくり焼きあがり、揚げ油に使用するとぱりっと揚がる。このように「さっくり」「パリッ」を表す意味での、英語の「short」が語源である。


なるほどねー。
たまには役に立つな、ウイキ。
ってゆうか、ショートニングで検索かけたら、山ほどネガティブなヒットが出るんですけど。
食べてはいけない、とか、トランス脂肪酸がどうの、とか・・・。
ヤバイのかな、ショートニング。
パン買ってきたコンビニのパン売り場に、「トランス脂肪酸の削減、全廃を目指し云々」って書いてあるポップが貼ってあったのだが?
具体的にはセブンなんだけどね。
いきなり使ってんじゃねーか。
あんの鈴木は嘘ばっかりついてんな!
まあ、ウィキのトップにショートニングの写真(瓶詰め)も載っていたのだが、クリームと見分けがつかない事について。
この写真見せたら、泣いて喜んでくれるに違いないな。
そも、ホイップクリームなんてのもざっぱに言えばサラダ油に砂糖突っ込んで泡立てたもんだからな。
気にしてたらなんも食えなくなるのさ、ははは。
困ったものである。

 

というわけで、今回は以上二つである。
これでまた幾ばくか、賢くなったであろうか?
それではまた次回。
 



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