ここ札幌は一日中雨である。
雨が降っているため、窓も開けられず非常に蒸し暑く過ごしにくい一日であった。
雨は好きだが、夏場はどうもなあ。
風情もへったくれもなくカビだらけになってしまいそうである。
ご機嫌なのはカエルさんとかたつむりさんくらいなものか。
いいね。当方も彼らの様に全裸で雨の中に踊りだしたい衝動に駆られたりするな。
まあ、偶々通りかかったパトあたりに逮捕されるんだけどね。
所詮そんなものである。
ワリにあわねえな、変態稼業も。
昨今、近所のコンビニでは抽選クジをやっている。
例のナンボ以上買えば一枚引くというやつだ。
そんなクジには毎回何らかのメインタームがあるようで、なぜか今回は韓流アイドルである。
なんだったっけか、例の五人組から三人いなくなった痛々しいやつと、なんかいっぱいいる女だらけの奴である。
なんだろうね?
顔見知りの店員さんに聞いても、なぜかはわからないということだそうな。
あー、きっと広告代理店のごり押しだろう。大変だな、いろいろ。
まあ、それはさておき。
コンビニを良く使う当方としては、畢竟クジを引く機会も多い。
ところがこれがなかなかに曲者で、実を言うと当方、今年は全く当たっていないのである。
うちの近所のコンビニでそんな抽選クジは今年二度目である。
そんでもって、当方は少なくともここまで十本以上クジを引かせてもらい、未だあたりがゼロの憂き目だ。
昨日、おそるおそる店員さんにあたりの割合を聞いてみたところ「ああ、今回は大体3対2くらいの割合であたりですね」とか言われてしまった。
それを外し続ける当方って一体。
やっべ、これは天文学的な確率を引いてるんじゃないか?
九連宝燈とかよりヤバそうだ。
当たりまくって死ぬのならまだしも、外しすぎて死ぬとか洒落になってないんですけど。
だってねえ、10回以上である。
外す確率が1回40%として、2回目は16%、3回目は6.4%、4回目は2.56%だろうか。
もうこの時点で外すとかありえなく無い?って話の確率なのだな、実際。
これがあと6回以上とか、もう計算するの面倒くせ。
なんだろう、なんかタメてるとか、そういう次元じゃない気がするのは当方だけだろうか・・・。
ん、馬券は先週当たったしな。
まさか、あんな四千円ぽっちで今年分使い切ったとか!?
うあ~、なんか死にたくなってきた。
ここで現場の苦労話である。
店員さん曰く、本当は割り当て分のハズレはもっと多いらしいのだが、そこのお店くらいの売り上げではまともにやったらいつまでも終われないのだそうだ。
基本、メーカーさんの協賛で成立しているので、提供してもらったアイテムがすべてハケればその時点で終了となるらしい。
ところが、そんなフェア期間中はお店の抱える在庫は多くなり、在庫の管理などが非常に大変になるらしいのである。
わかりやすい例でいうと、当たりクジが一本の商品があったとして、そういった商品には基本的にお店ごとの最低発注単位が設定されており、一つ必要なところを三つ五つと取らねばならない事態が発生するのである。
お店は、そんな海のものとも山のものともわからぬ残るいくつかを、一杯一杯の売り棚を何とかしつつ捌かねばならぬのである。
そういったものが一挙に百アイテムも入ってくると、流石にいろいろパンクしてしまうらしい。
故に、とっとと捌くために多少なり当たりを水増し(といえばいささか物騒だが)してできるだけ短期間で配ってしまいたいのだという。
そんなコンビニ残酷物語を聞かされてこっちもブルーになったとか何とか。
お店としては当たりクジの分は売り上げに加算されるらしいので、表立って文句は言えないようだが。
本音はこんなん年に何回もやるのやめてーというのが現場の声であるという。
どっこも大変だよな、実際。
資本主義も楽じゃないのである。
そんな楽しいコンビニのおにいさんとのひと時であった。
とりあえず、次こそは当ててやるという暗い炎を心に燃やす当方である。
いやまあ、ここまで来たらどこまで外しつづけられるか、そんな挑戦もいいものだとも思うがな?
ネガティブ自分の限界に挑戦──確率の向こう側へ・・・。
サブタイつけるとしたらこんな感じかな?
ダメなニオイがプンプン漂ってるな!
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