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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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先週の秋天は返す返す残念であった。
それにしても後藤。
おんなじ馬に見えたって。
そう云うことは勝ってから言えっちゅーねん。
負けて満足そうなコメントだしてんじゃねーよ。
やっぱあいつはダメだ。
というわけで現在収支は-5880円。
今週も頑張って行きますよ。

☆アルゼンチン共和国杯 東京芝2500m GⅡ 混合ハンデ☆

さて、やってきましたダメ重賞。
東京競馬場におけるGⅡの中でも目黒記念と当レースはやはり別格である。
地味に始まり地味に終わる。
今回の面子を見ても今一つ華の無い感じがする。
それなりに面白いところはそろったとは思うが・・・。
レースの展開は平均~やや遅めといったといころ。
突出した逃げ馬も無く、⑧マンハッタンあたりが先頭で淡々と進みそうである。
直線の長い東京ではあるが、先行馬からチョイスしたい。
東京競馬場の当日の天候は曇り予報。
良馬場で行えそうである。
では、はじめましょうか。

①ヤマニンアラバスタ 去年から今年にかけてあまりいいところが無い。衰えと見ても良さそうである。屋根は天才江田照だが今回は買えない。

③テイエムプリキュア 最軽量ハンデも近走を見る限りはいささか厳しそうである。一つ叩いて変わるかどうか・・・。

⑥マキハタサイボーグ レベル的に?の京都大賞典でもあまりいいところは見えず。休養明けもあるだろうが斤量、能力的にも疑問符がつく。今回は見送りが妥当。

⑦ネヴァブション 実績的には文句なし。が、さすがに骨折明け一年ぶりでいきなりはどうか。使いつつと見る。今回は見送りで。

⑨セタガヤフラッグ 軽量ではあるが休み明けの実績なしで格下馬。1600万下でも荷が重い。雨でも降れば面白そうだがそんな予報はなし。

⑪ダンスアジョイ 下では好戦も今回はさすがに面子が強い。使い詰めで上昇味も薄そうである。

⑫メイショウカチドキ 状態は上向きつつある。ここ二戦重賞で好戦もレベル的には疑問。スローの京都ならあの程度の脚は使えて当然と見る。見送りで。

⑬ゴーウィズウィンド やはり面子的に重賞クラスでは荷が重かったのがここ二戦。今回も相手は強い。苦戦必至か。

⑮トウカイトリック 実績、能力共に十分もトップハンデはいかがなものか。休み明けもそつなくこなすが得意というわけでもなく、今回は斤量的にも他に魅力的な馬がいる。見送りで。

というわけで十六頭中九頭が消える。
残り七頭の詳細な検討に移ろう。

②トウショウシロッコ 実績、能力共に上位。もともと差し馬ではあるがこの枠順ならば前での競馬になりそう。今季は勝ちきれないことも多いし斤量も前走より重いことを考慮して一段抑えて単穴までとする。

④スクリーンヒーロー なかなか勝ちきれない競馬が続くが、能力的にはこのあたりで十分やれるはず。展開的にも自分からレースを作っていけるのは好感が持て、何より今回は斤量にも恵まれている。ここでは本命に推す。

⑤エアジパング 今回はやや間隔が空いたがそれだけに乗り込みは十分で良い状態を保っている。斤量も前走よりは軽くなり相手は強くなるが今回は面白いかとも思う。連下まで。

⑧マンハッタンスカイ 夏前はいよいよ本格化かとも思ったが、夏に入ったとたん案外な競馬が続く。前々で目標になりやすかったりペースが速かったりということはあるがそれでもパフォーマンス不足は否めないところである。それでもまだ4歳ではあるし単騎逃げが予想されるため連下までとする。

⑩アルナスライン 前走は今一つだったが、休み明けならばあんなものか。春はこの馬としてはまずまずだったし一叩きである程度の上積みも見込める。東京は相性も良く連対率10割である。対抗まで。

⑭ジャガーメイル 斤量こそ2k軽くなるがハンデはやや見込まれすぎたきらいもある。東京は三戦全勝と鬼の相性ではあるが、初重賞でどれだけ従来どおりのレースが出来るか。ペース的にも脚質とは合わない気もするし、外枠も心配といえば心配。とはいえ、距離的にも問題はなく、楽しみな一頭ではある。連下まで。

⑯キングアーサー 高そうな馬。社台だし藤沢厩舎だしサンデー産駒だし。が、勝ち鞍全てが京都というのはいただけない。秋に入っていいレースを続けてはいるが今回はどこまでやれるか疑問。見送る事とする。

七頭中六頭が残った。
印を打つとこのようになる。

◎ ④スクリーンヒーロー
○ ⑩アルナスライン
▲ ②トウショウシロッコ
△ ⑤エアジパング
△ ⑧マンハッタンスカイ
△ ⑭ジャガーメイル

で、買い目は

馬連
②─④ 22.8  200円
④─⑤ 100.6 100円
④─⑧ 69.3  100円
④─⑩ 11.6  200円
④─⑭ 13.3  200円
②─⑩ 11.4  200円

※JRA発表の前売りオッズです。

・・・つかねー。
と思ったら何で④が一桁の四番人気?
いや、意味がわからない。
ontai渾身の穴馬だったんだがなあ・・・。
さて、先週の競馬で学んだ事だが。
やはり一番人気は切っちゃいけないね。
ウオッカも中々に強かったが。
やはりあのダイワスカーレットというのは歴史的な名牝なのかもわからんね。
ああいう馬はあんまり記憶にないなあ。
休み明けでGⅠでレコード逃げで2cm差。
これで秋天のレコード史にウオッカの名前が載るのは完全にごっつあんのような気が・・・。
同着でも良かったと思うんだがね。
こっからまたぶつかってももうウオッカは勝てなさそうな気がするなあ。
まあ、馬券的にはつまらないことになりそうだが。
それでも強い馬が勝つレースというものはいいものである。
見ごたえもあるしね。
というわけで、良い日曜日を。
 

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どうやら本決まりである。
アメリカ建国より初の黒人大統領誕生か。
いやはや、立派なものだなあ。
それにしても小浜市のはしゃぎッぷりは異常である。
まあ、楽しそうでなによりですな。
基本的にああいったノリはきらいではない。

アメリカ発の世界同時株安も表面上は落ち着きを見せ始めているようだ。
さすがに日経平均が六千円台まで下がったときは覚悟をしたが。
とりあえずは一息といったところである。
が、実体経済への影響はそろそろ見え初めている。
もともと青息吐息であった北海道経済だが。
ここに来ていよいよ・・・という段階に踏み込みつつあるようだ。
意外な企業の倒産情報もちらほら聞こえ始めてきている。
別段意外ではない企業もちょっと考えづらいハイペースで倒産しているし。
わかりやすいところだと、薄野あたりはモロに影響が出ているようである。
タクシーの運ちゃん曰く
「猫の子一匹あるいちゃいねえ」
だそうだ。
あのあたりを歩いていても痛感するのが、まず歩ってる顔ぶれが金もってなさそうなチャラい若造ばかりである。
これじゃあどもならんなあ。
飲み屋のお姉ちゃんもさぞ嘆いている事だろう。

この未曾有の事態にバラクはどういった対応を見せるのか。
注目を集めるところであるが。
まあ、当方としての正直な感想はといえば。
どうにもならんだろうなあ。
大統領の顔云々よりも、構造的な問題が大きすぎる。
一体、あの国の裏側では実体経済の何百倍の金が動いている事か。
それがまとめてポシャッたりすれば、まあ、どんな経済通でも指を咥えてみているしか方策はあるまい。
場当たり的な対処療法を矢継ぎ早に打ってある程度落ち着かせることは出来ても、それ以上の成果を上げることは難しいであろう。
何せアメリカ政府が動かせる金額の何十倍もの金があっという間に消滅してしまったからだ。
財政出動で生き残った大手銀だけは何とか守り、あとは野となれ山となれ、時間が淘汰と健全化を起してくれるのを待つより無いというのが実際の所だろう。
現状の弱りきった金融経済を見る限り、下手に大鉈を振るえば戦争すら起きかねない状況である。
全くもって、動き様が無い。
肥大化し、複雑化してしまったケイザイという名のバケモノの前では、人はみな無力なものなのであるなあ。

とか、毒にも薬にもならん題目を唱えて見たりするわけだが。
まあ、そんな事はえらい学者さんあたりが考えればいい事である。
我が日本も、いいかげんあの太郎ちゃんは何とかならんもんかなあ。
商品券ばら撒くとか消費税アップだとか・・・。
まあ、別段それ自体はわからなくも無かったり必要かとも思ったりはするのだが。
民意の洗礼もろくに受けんボンボン選管内閣が何をえらそうに吹き上がっているのかねえ。
ビジョンを示し即解散総選挙、というならわからなくもないが、それすらビビって出来ないようだし。
しがみつくだけしがみついたあと、果たして何が残るのか。
いよいよ、自民も末期かなあ。
残ってるのは箸にも棒にもかからぬボンボンばかりである。

ともかくだ。
新大統領閣下におかれては体に気をつけて頑張って欲しいものだ。
なんだかんだいってエグイ国だからなあ。
十八番が出ない事を切に祈る、そんなこの頃である。
 

まあ、実際読書週間など言うものは関係ないのだが。
つい先日、街中にあるブックオフで新潮文庫から出ている
『町奉行日記』
なる山本周五郎商店の短編集を購入した。
ふらふら見て廻っていたとき、ふと、目が合ったものである。
「周五郎か・・・。これは読んでねえな」
棚から引っこ抜くと、何故だか表紙に着流し姿の役所広司?がプリントされている。

やはり(※)袋つきは良い。
こうも袋つきがビシッと決まるのは役者としての筋がよいからであろうと思う。
近頃の若い役者どもはどうにもいただけない。
袋つきが”ダサい”の一言で劇中総髪まみれである。
いや、プロとしての自覚を疑うね、実際。
まあ、あのあたりのチャラい若造どもがどんなに頑張っても袋つきなど似合わんのであろうが。
彼の名手、元西武の辻発彦も言っていた。
「守備なんて物は嫌って上手くなるものではない。自分も入団当時は守備が下手で、実際守備練習を嫌っていたものだ。が、あるときこのままではいかんと思って守備を勤めて好きになるように努力をした。真っ先に特守を志願し、そうしているうちにどんどん上達して、上手くなればまた守備が面白くなる。その繰り返しだった」
さすがにゴールデングラブを何度も受賞している人物の言葉は重みが違うよ。
袋つき一つ嫌ってごねているようでは役者としての懐も知れるというものである。
所詮は●ャニーさんにケツの穴を貸す事しか能の無い変態不良集団程度のシロモノだ。
役者というのもおこがましい。
やはり時代劇演るからにはこう加藤剛の様にビシッと袋つきを・・・。

話がそれた。
この際、袋つきはどうでもいい。
問題は何故、表紙に役所広司が着流し姿でのっかっているかである。
なにやら引っかかるがページを繰って表紙裏をみて納得した。
何年か前
『どら平太』
という変な映画化をされたのがこの
『町奉行日記』
なのであろう。
出版社も少しでも売らんがために必死であるなあ。
あまりこういう売り方は好きではないが、これをきっかけに購入し、読んだ人々がそれで活字を好きになってくれるのならば、まあ、意義の無いことでもないかとも、思う、事とする。

短編集なだけにさらりと読めるものが多い。
武家もの、人情もの、市井もの・・・。
さまざまあるが、やはり当方の独断では、氏の真骨頂は滑稽ものにあるのではないかと思う。
この短編集の中では
『わたくしです物語』
『修行綺譚』
あたりがそうなろうか。
登場人物は皆一癖も二癖もある人間ばかりである。
それらの人間が実に滑稽な物語を織り成してゆく。
兎に角、科白のテンポが良い。
文章自体もポンポン進んでいく。
時に噴き出しながら、ゲラゲラ笑いながら、感心しながら。
あっという間にページにして四~五十ページ読めてしまうのである。
ここは一つ、当方の気に入っているところを
『わたくしです物語』
のなかから一ページほど抜き出してみよう。

─────────

 「おれはあの生っ白い面を、ひっちゃぶいてやりたい、こう、こう、こんなふうに」
 老は例の夫婦の時間に、このように云って、両手で何かを掻き毟るような真似をし、続けさまに酒を二三杯呷りつけた。
 「与瀬との婚約もお断り申します、へっ、いやにすましたようなことを云って、その舌の根の乾かぬうちに密通じゃないか」
 「あなた、子供に聞こえますよ」
 「あの娘も娘だ」老は続けた、「あんな罪の無いような顔をしていて、あたくしなんにも存じませんの、てなような顔をしながら、実は何もかも承知、万事万端、人躰のどこがどうなっていて、どこをどうすればどんな気分になるか、みんな知っていたじゃないか、知っていて実行したればこそ」
 「あなた、子供に聞こえると申上げてますのよ」
 「聞えたら耳を塞いでいろと云え」老はまた二三杯も呷った、「とにかくあの娘は、ちゃんと知るべきものを知っていた、いや、ことによると娘のほうから押っ付けたかも知れぬて、うん、なにしろ女という動物は総体がス・・・」
 「あなた、わたくしも女でございますよ」
 「だから云うんじゃ、現におまえが何も知りませんてなような顔で来て、そのつもりでいたらいやはや、どう致しまして、とんでもない」
 「あなた妙な事をおっしゃいますのね、それではなんでございますか、何も知らないような顔をして、実はわたくしがス・・・」
 「これ声が高い、子供に聞えるではないか」

──────────

実に見事なものである。
その場面が目に浮かぶようだ。
それでいて読後感が妙に良い。
読み終わると、なにやら幸せなような、すがすがしい気持ちが残るのである。
そのあたりが凡百のエンターテイメントと一線を画しているところではないかと感じるのである。
他に当方が好きな氏の滑稽ものといえばすぐに思い浮かぶのが
『竜と虎』
という短編である。
これもとても面白く、それでいてよいお話である。

一体、山本周五郎作品というと
『ながい坂』
『樅の木は残った』
『虚空遍歴』
『正雪記』
等のような、人間の苦悩や人生の喜怒哀楽などを題材とした硬派でとっつきにくい純文私小説、という印象がある。
確かにそのようなものも上手いが。
しかし、上記のような滑稽ものにこそ、その人間への暖かな視線や小説における技量というものが顕著であると感じるのである。

まあ、所詮はダメ人間のタワゴトに過ぎないわけで、人がましく書評などをして恥ずかしくもあるわけだが。
雲上の氏にしてみれば
「わのしなんぞにおれの書いたものを批評されたくないワイ」
というところであろう。ごもっとも。
まあそれでも。
せっかくの読書週間である。
もし当方の駄文、あるいは抜粋を読み、少しでも気になってくれたのならば。
探して読んでみてくれるとうれしい限りである。


※袋つき 月代(さかやき おでこから頭頂、やや後頭部まで)を剃り上げた、時代劇においてごく一般的なヅラのこと。近年、冬の時代である。
 

マシンの不調と共に長らくお休みしていた競馬予想。
本日より復活である。
というわけで、先週の菊花賞は目を瞑る方向で。

☆天皇賞秋 東京 芝 2000m 定量 GⅠ☆

泣く子も黙る秋天である。
当方が本格的に競馬を楽しんでいた時代には
”秋天の魔物”
なるシロモノが存在していた。
どうやらその魔物、一番人気を毒牙にかけるのが大好きなようで、そのおぞましい牙爪の前には、ありとあらゆる名馬が膝をついたという。
が、その魔物は八年程前にテイエムオペラオーによって退治されてしまったようだ。
現在ではわりあい平気で一番人気が勝ったりする。
平たい話が、ごく普通のGⅠに堕してしまったということである。
さてさて、今年はどんなものか。
大方は人気どころの三つ巴という見解であろう。
まあ、異論は無いが・・・。
ざっと見る限り、ペースを作るのは⑦ダイワスカーレットと⑩キングストレイルの二頭。
その後を①アサクサキングス、⑤サクラメガワンダー、⑧ポップロックといったところが追走する展開となろう。
遅いという事は無いだろうが、取り立てて速くなるというわけでもないと見る。
枠順的に案外②ディープスカイあたりも前々の競馬をするかもわからんね。
当日の天候は晴れ予報、馬場も渋ることは無いであろう。
絶好の秋晴れとなりそうである。
では、ざっと不要な馬を切っていきましょう。

④アドマイヤモナーク 臨戦過程も良いし、状態も問題ない。が、いささか追走にもてこずりそう。距離的に忙しいかと感じる。逆にべらぼうに速くなれば目もあるかとも感じるが、どうやらその気配も薄い。見送りが妥当か。

⑤サクラメガワンダー この馬も悪くは無い。が、どうにも決め手にかける。今回は相手関係もスケールアップして.苦戦は必至か。見送りで。

⑥エリモハリアー もはや常連の趣であるが、さすがに相手が強い。前走も正直評価は出来ず、やはり衰えは隠せないか。

⑨アドマイヤフジ 力は認めるし相手なりに走れるのは魅力。が、果たして今回はどこまでやれるものか。相手関係も強化で強気には出られない。掲示板まではありそうだが馬券には?

⑪ハイアーゲーム それなりの力はあるがやはり出遅れ癖が曲者。前走も案外だったし今回は距離の問題もありそう。静観。

⑫タスカータソルテ レコードの札幌記念は圧巻であったが府中のだらだら坂にはいかにも向かなそうである。全体的に見れば成績にもムラッ気が強く、信頼できる要素に乏しいとも感じる。

⑬オースミグラスワン 相手と流れ次第。よほどに速くなれば後方一気もありそうだがそんな展開にはならないだろうし、府中2000mの実績もタイムも今一つであまり強気にはなれないところ。見送りで。

⑮トーセンキャプテン 正直、GⅠクラスではどこまで通用するのか疑問。唯一恐ろしいのはぺリエマジックのみである。くんなよぺリエ。

⑰ドリームジャーニー 順調に立て直している模様。が、今回はさすがに相手関係が前二戦とは比較にならない。世代的にも疑問だしスタートの悪さは相変わらず。アオッて追走だけとなる様が目に浮かぶようである。

というわけで、十七頭中九頭が消える。
残る八頭の詳細な検討に移る。

①アサクサキングス 世代牡馬トップクラスの実力。春の段階で上の世代ともやれる目処はついているし、先行力がありその上バテないスタミナもある。切れ味勝負になるといかにも厳しいが自分から動いていけそうなのも魅力。久々と乗り替わりがどう出るかが鍵。連下まで。

②ディープスカイ 下では少し手間取ったが敗因ははっきりしている。安定感もありゲートも随分と改善されたように見える。あとは世代的な能力の問題だろうが、決め手を見る限りそう劣っているとは考えにくい。問題ないであろう。今回は対抗で。

③エアシェイディ 府中、そしてパンパンの良馬場でこそ能力を最大限に発揮すると見る。安田記念は大外をぶん回された分のロスが大きかった。今回は好枠で前を見ながらじっくり脚をタメて乗れるであろう。復帰戦は中山で前々での競馬であるからあんなもの。叩いた分の上積みは十分に見込める。本命で。

⑦ダイワスカーレット 復帰戦だが事前の馬体を見る限りはしっかり乗り込んできたようである。休み明けは二戦二勝と変わらぬ能力を発揮できる女傑である。が、やはりGⅠということもあり、相手もそろってブランクの不安が無いわけでもない。今回は連下までとする。

⑧ポップロック 難しいところ。府中の成績自体は(2,1,0,1)と文句のつけようが無い。が、今年に入っては使っておらず、天皇賞春の惨敗もあり、年齢的な衰えというのが脳裏をよぎる。前走は七着だがタイム差は03秒と着順ほど負けてはいない。が、大体においてレースのレベルそれ自体が疑問でもある。悩むが、今回は見送りとすることに。

⑩キングストレイル 前走は馬体も480k台と久々に締まって見えた。結果は勝ち馬に遊ばれた感じであったが少なからず折り合いでは進歩を見せたと感じる。距離も短距離よりは向いていると感じるし、今回は面白そうだ。単穴で。

⑭ウオッカ 確かに去年のダービーは勝ちはしたが、正直世代の牡馬が不甲斐なさすぎたとの印象もある。その証拠に秋は⑩ダイワスカーレットに圧倒されたといっても過言ではなく、勝負付けが済んでしまっていると見る。そも安田記念の結果を見る限り、やはり本質はマイラーであると感じる。全体的なレベルも上がり、今回は厳しいと見る。見送りで。

⑯カンパニー 菊花賞を当てた知人の一押し馬。当方としては休み明けで体が減っているなんてもってのほかであるとばっさりいきたいところではあるし、調教も回復を見ながらということで軽めなのもなにもかも気に入らないが、動きが良くなっていることは確かなようではあるし、とりあえず乗っておく事とする。連下まで。

というわけで、印を打つとこのようになる。

◎ ③エアシェイディ
○ ②ディープスカイ
▲ ⑩キングストレイル
△ ①アサクサキングス
△ ⑦ダイワスカーレット
△ ⑯カンパニー

で、買い目はというと

馬連
①─③ 150.4 200円
②─③  59.7 200円
③─⑦  54.8 200円
③─⑩ 644.2 100円
③─⑯ 466.0 100円
②─⑩ 226.0 200円

※JRA発表の前売りオッズです

久々の予想はいかがでしょうか?
エアシェイディに関しては距離だけが心配。
血統的には問題ないと思うが、やはり印象としては1ハロン長いような気がせんでもない。
まあ、きっとやってくれるさ。
大人の漢の渋さを十分に発揮してくれるだろう。
どこも結構つくしいまからドキドキである。
では、良い日曜日を。
 

現在、最も欲しいものといえば。
なんと言ってもブライアン・フリーマントルの
『再び消されかけた男』
である。
実に経済的な人間であるなあ、自分。

先だって、某書店で見かけた
『消されかけた男』
を読んだ。
フリーマントル初期のシリーズ物の第一作目である。
その名もチャーリー・マフィンシリーズ。
英国情報部の凄腕諜報員にしてさえない外見の中年男が主人公である。
新潮文庫から出ている翻訳物で、日本での初版が昭和54年というからもう三十年近く前の作品となる。

スパイ物、エスピオナージュといえばイギリス。
不思議と彼の国には第一人者がズラリ勢ぞろいしている。
当方の知っているところで言えば旧くはバカン、アンブラーからル・カレ、デイトン、フリーマントルなど、まさに枚挙に暇が無い。
やはりお国柄、というものか?
産業革命から名誉ある孤立を経て1900年代初頭まで。
世界の王として君臨していただけあり、諜報というものに対する認識というものは血液にまで刷り込まれているのかも知れない。

さて。
三十年、である。
うろ覚えながらたしかフリーマントルがこの
『消されかけた男』
を執筆し、彼の国で出版されたのが六十年代半ばであったかと記憶している。
どうだったかな?
そう考えると四十年である。
さすがに作中の時代背景は冷戦真っ只中。
深刻な東西対立も絶好調の時代である。
東側の崩壊に伴い、諜報活動というものも随分と移ろっている。
現在”スパイ”等という単語は死語と化しつつあり、諜報の舞台は単身敵国へ乗り込み血と泥にまみれながら情報を探り出すスパイ活動から、一流ホテルの貴賓室で立派なスーツを着て目ん玉飛び出るほど高いワインをすすりながらカードゲームを遊ぶように手の内を明かしあう所謂外交的な情報交換というものにシフトしつつあるが、それではスパイ小説としてはどうやっても面白くはならないのである。

現実として、この小説の中でも、そういった体制にシフトしつつある。
そんな中で、旧いタイプの凄腕諜報員として、上司には煙たがられ下のものには小馬鹿にされる風采の上がらぬチャーリー・マフィン君がある意味八面六臂の大活躍をする、というのがこのお話の筋である。
今までフリーマントルの作品は読んだ事が無かったが。
手に汗握るスリルあり。
作中にちりばめられた伏線あり。
終結に向けて収束していきそして大どんでん返し、と。
一個のエンターテイメントとして十分におなか一杯になる事うけあいである。

あっという間に読み終えて。
ついでにもう一回読み返して満足して。
続き物という事で次の
『再び消されかけた男』
とその続きを買いに札幌駅横の紀伊国屋へ買いに行ったのだが。
無いのである。
その脚で駅構内の弘栄堂に行ったがダメ。
大丸上の三省堂も×。
ステラプレイスの旭屋書店も×。
その後アテネ書房→紀伊国屋オーロラ地下→リーブルなにわ→文教堂ロビンソン上と全敗の体たらくである。
八戦八敗であった。
これが馬ならコンビーフ間近であろう。
ひょっとして絶版・・・?

ネットで調べてみたがアマゾンのマーケットプレイス以外全滅である。
その後の
『呼び出された男』
『罠にかけられた男』
『追い詰められた男』
『亡命者はモスクワを目指す』
『暗殺者を愛した女』
『狙撃』
『報復』(上、下)
『流出』(上、下)
『待たれていた男』(上、下)
『城壁に手をかけた男』(上、下)
などはワリカシどこでも見かけるのだが。
なぜだかこの
『再び消されかけた男』
は見当たらないのである。

どうにも第二巻だけ吹っ飛ばして読むのも業腹であり。
現在鋭意捜索中である。
はてさて、アマゾンで取り寄せるのがいいのかどうか・・・。
古本文庫屋さんも現在休止中だし。
待ってれば再版されそうな気もするがなあ。
まあ、とりあえず知り合いの店員さんにでも掛け合ってみようか。
そんな事を考える、冷え込み始めた今日この頃である。
 



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