気温こそそう高くないものの、蒸す日が続いているここ札幌である。
風邪ひきそうなほど寒いのよりかは幾分ましか?
シャツが肌にべっとりひっつく感じが、非常に不快ではあるのだが、夏だししょうがねえやな。
幸いにして今年は去年の様に連日30℃を超えるような感じでもなく、まずまず過ごしやすい日が続いている。
暑いのが苦手な当方としては大助かりである。
去年なんかは、本気でやばかったからなあ。
とはいえ、まだ七月である。
これから本格的に来る事は十分にありえる、油断せずに一日一日生きていきたいものであるな。
さすが中国さんである、やることがパネェっすね。
件の、高速鉄道事故である。
落っこちた車両を粉砕して埋め始めたときには、本当にびっくりした。
まあ、一種のカルチャーショックであると言っていいだろう。
例えば、同じような事例があれば、九割九分までが原因究明のための調査をするであろう。
本腰入れるかどうかはまた別として、体裁を整えるためにも、ポーズだけはとらねばならないはずなのである。
しかし彼らはそれすらしない。
あんなのが許される国家というものが、ある意味うらやましく感じるのは当方だけであろうか?
やりたい放題だよね、実際。
ま、報道によってバッと広がってしまい、国内国外問わず世論が形成されてしまったためか、いきなり掘り起こして調査する姿勢だけは見せているが・・・。
いまさら鉄くず掘り起こしてもなあ、と。
大方、苦笑いで迎えられている現状である。
それにしても。
改めて思ったのは、益々言葉の通じない国になりつつあるなという事である。
一応、同じ儒教圏のはずなのだがなあ。
何と言うか、根本からルールが違っているといおうか。
人間本位、改革解放などとのたもうてはいるが、所詮は一国総与党の暴走機関車であることに変わりは無いのだろう。
というか、これもまた一国総与党の弊害といえるかもわからんねえ?
つまり、もし同じような状況が日本で起これば、それを利用しようとする政治家がゴマンと出てくるということである。
具体的には菅直人とかな?
顔真っ赤にしてJRのトップに詰め寄る姿が目に浮かぶなあ。
なんせ今回の原発事故さえ自分の延命に利用する鋼鉄の面の皮を持つ人間である。
とはいえ、これは少なからずどこの国でもおなじであろう。
起こった状況を自分にとって有利になるよう最大限に利用する。
当然の事である。
それで同じ事故が起こらなくなるのであれば国民的にもいことだし、支持率上がって政府も万歳、八方丸く収まるということだ。
逆にその処理をしくじればフルボッコにされて、最悪下野ということにもなりかねない。
体裁を整える事も、本人たちにしてみれば必死である。
対して、中国という国は言わずと知れた総与党、怖いものなんて何も無い。
内部の権力争いは当然熾烈であろうが、こういった内向きの事柄に関しては手柄にも失点にもなりづらく、上層部のあるレベルでの意思の統一さえ出来れば、事を内内に処理してしまうのが面倒でなくていいのだろう。
所詮はたかが三十人の命、国家の威信をかけた鉄道事業と天秤には乗せられないと言う事もあるだろう。
ある意味、非常に正直であるとは思う、思うのだが。
今回の件では、どれだけ遺族が騒いでも結局は封殺されて終わりであろう。
事故というものはかならず起こるのものだ、先の原発事故でそれは痛いほど思い知らされた我々であるが。
であるとはいえ、やりきれないというかなんというか。
きっと、個人的には立派な人やいい人など、たくさんいるのだろうがなあ。
それでも、国としては非常に付き合いにくいのだな。
個人が生き難い国家である。
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