雨ばっかり降っているここ札幌である。
凄かったらしいねえ、紀伊半島のあたり。
札幌も週末は結構凄かったんだが、凄さのスケールが違うといったところだろうか。
家が流されるほどの雨って、正直想像がつかないのだが。
それにしても、いろいろあるものだ、災害の当たり年という奴なのかも知らん。
せめて、行方不明の方々の無事を祈ろうか。
やっつったなあ、またもや。
何って、先週の札幌日経OPである。
いやあ、実のところ、ぱっと見の印象ではゴールデンハインドだったのだよなあ。
そして、最後まで残ったのがメインストリームとゴールデンハインドの2頭で、流石にハインド君は狙いすぎの嫌いを感じて日和ってしまい、現在にいたるわけである。
ダメなんだなあ、勝ち運に見放されてる時ってこういうものだろうか。
レースを見ながら「うわあ」という感じであった、またしても。
ああ、ハインドに◎打っとけば労せずしてワイドも馬連もウッハウハだったのだがなあ。
辛い事や悲しい事ばかりの今生である。
とはいえ、やはり札幌なのだな。
先行有利は動かずである、差し馬なんて全く絡んでこねえしな。
まあ、当方の本命メインストリームなんかは良く伸ばしてはきていたのだがね。
コース次第では秋は面白いかもわからんね、この馬も。
左回りもいい馬なので、アルゼンチン共和国杯なんかに出てくるようならも1回狙ってみたいものである。
ポルカマズルカも状態の良さが如実に出た感じであったが、良馬場であったらひと伸びしてちぎってたかもわからんね。
やはり、上滑りする馬場がやや響いてしまった印象がある。
そして、やっぱりやらかしたコスモヘレノスだ。
まあ、馬券自体全然ダメだったので、この馬がどうでも全く関係ないのだが、一応何かに勝った気分にさせてくれたのは確かである。
大事だよね?気分。
というわけで、これで負け犬ワイド収支は-14690円。
まあ、馬連収支よりは多少マシ、か・・・。
さて、当方は現在ブライアン・フリーマントルの『チャーリー・マフィン』シリーズを再び読み始めている。
というか、先日ようやく全巻が揃ったので、止まっていたところから再開である。
ちなみに、なかなか手に入らなかったのが第6作『亡命者はモスクワをめざす』だ。
というわけで、第5作の『追いつめられた男』を読んでいるのであるが、やっぱりエスピオナージはいいなあ。
このあたり、映像になると途端に駄目なんだがね、当方は。
どうにも荒唐無稽すぎて、楽しめないというところがある。
ジェームス・ボンドにしてもミッション・インポシブルにしてもスパイ大作戦にしても。
オサレすぎてついていけないのである。
人間臭くないというか、まるっきり漫画というか。
それを考えると、このチャーリー君はスゲー人間臭いし、まあ往々にしてダメ人間だし、馬鹿な上司と使えぬ部下に囲まれて、時にはクソ山で七転八倒しながらもひたすら生き延びつづける姿に脱帽である。
ダメ人間だが決して悪い人間ではなく、しかし生き延びるためには近しい人間も平気で嵌めるし、その上で後日思い出してくよくよしたりと、やや分裂気味に忙しい精神状態がタマラナイ。
このシリーズは一作目『消されかけた男』が非常に面白く、またシリーズ通しての白眉でもあると思うが、それ以外のシリーズもいずれも平均的な読み物としての面白さを十分に上回っており、読んで損の無い傑作ばかりである。
これまでエスピオナージを読んでこなかった人にも、入門書としてお勧めできるシリーズである。
恐らく、新潮文庫で『消されかけた男』くらいは重版が続いていると思うので、機会があれば是非手にとって頂きたい。
チャーリーに嵌る事うけあいである。
PR