2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 以前、あまり読書が進まなくなってきたと書いた。 ちなみに。
『償いの椅子』 『愛こそ全て、と愚か者は言った』 沢木冬吾 『ながい坂』(上、下) 『樅ノ木は残った』(上、中、下) 『正雪記』 山本周五郎 『春秋名臣列伝』 『戦国名臣列伝』 『古城の風景Ⅰ』 宮城谷昌光 『笑う警官』 『警察庁から来た男』 佐々木譲 『後藤田正晴と十二人の総理たち』 佐々淳行 『西郷と大久保』 海音寺潮五郎 『だましゑ歌麿』 『おこう紅絵暦』 高橋克彦 『宣戦布告』(上、下) 『情報、官邸に達せず』 麻生幾 『信長の傭兵』 津本陽 『緋色の囁き』 『時計館の殺人』 『最後の記憶』 綾辻行人 『堪忍箱』 『火車』 宮部みゆき 『歴史と視点』 『新説宮本武蔵』 司馬遼太郎 『剣法一羽流』 池波正太郎 『少女コレクション』 『玩物草紙』 渋沢龍彦 『決闘の辻』 藤沢周平 『セル』 『ダークタワーⅠ』 スティーブン・キング 『世界最悪の旅 スコット南極探検隊』 チェリー・ガラード
やはり、意外と読めていないものである。 この三十五冊の中で特に印象に残っているもの、面白かった、と心より賛辞を送ることの出来る作品は。 PR 綾辻行人氏の「緋色の囁き」を読んだ。 これまで氏の小説は幾つか読ませてもらっている。 氏の作品の中で、当方が最も好きなものは「十角館の殺人」である。 一般的に、氏の代表作というと、「霧越邸殺人事件」や「水車館の殺人」などであろう。 ”新本格”を謳っている以上、止むを得ないところか。 今回読んだ「緋色の囁き」に関しては、推理という要素はほとんど無く、あくまで作者が作り出した物語を楽しむものである。 今年の初めのこと。 自分はこれを読んで、一発で島津氏のファンになってしまった。 その一篇に、ひとつ、文禄、慶長の役に関する面白い見方がある。 越前の対浅倉戦は、精強を誇る上杉氏や武田氏を刺激するリスクを犯しても尚遂げねばならない巨大経済圏の確立のための戦争であったとの見方である。 具体的にはこういうことである。 実際、徳川家が江戸幕府を開いた時も、各大名家の取り潰しと同時に道路の整備、宿駅の整備、治水などの水害対策など、公共事業とも取れる巨大工事を、各大名家の持ち出しで行わせている。 斯様に江戸幕府を例に引いたのも、「島津奔る」において、江戸幕府の創始者である徳川家康もまた、秀吉の狙いに気づいていた一人として描かれているからである。 氏の遺した物語の中では「島津奔る」が一番好きなものである。 盗作、と言えば嫌悪感を抱く人も多いであろう。 高校のときの国語科の教科書であったろうか。 何年か前の夏のこと。 病院の帰り道、大通り五丁目のベンチに座ってボーっと文庫を読んでいた。 不思議と、このように声を掛けられることが多い。 ちなみに自分は、デジカメ、などという便利グッズは持ち合わせたことが無い。 私は、へどもどした。 まさに、このような表現がぴったりくる状況である。 しかし、むげに断ることもできず、結局は応じてしまう自分がいる。 自分が太宰になれないところは、結局ちゃんと写してしまったところ。 あちらは女転がしのプレイボーイ。 時代小説や歴史小説が好きである。 宮城谷昌光氏の「孟嘗君」を読んでいて思ったことがある。 おそらく、中国の歴史上初であろう統一事業を完成したのは秦王政(贏政、始皇帝)である。 ただ、戦略的な見地としては。 それまでの中華における戦争とは 前代の宰相であった魏ゼン(なぜか漢字が出ない)は占領政策もこなしたが基本、国家としての方針は遠攻近攻であった。 そして、范雎よりさかのぼること百年弱、秦による中華統一を決定付けた宰相がいる。 重農主義は、わかるような気がする。 商鞅が孝公と会談した際、商鞅は始め、帝道について説いた。 この覇道の法は、とにかく中央集権を加速させ、国力、軍事力を高めるための法である。 結局、商鞅の法により中華初の統一王朝となりえた秦も、たった一人の巨悪のためにわずか15年で覆轍することとなる。 商鞅は覇道の法を作った。
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