はっきりしない天気が続くここ札幌である。
スカッとした秋晴れも見てみたいものであるが。
ま、男心と秋の空、とはよく言ったもの、変わり易いのは致し方無しだろう。
先週末の秋のGⅠシリーズ第二弾、秋華賞は相変わらず切ない結果である。
当方の本命ピュアブリーゼは・・・っと、あらら、17着か、ブービーメーカーだな。
なんだかんだで結構速かったからなあ、時計も58秒ちょいと優秀だったしね。
正直見る目が無かったのであろうな、今回に関しては。
オークスのようなウマい話は続かないものである、競馬だけにな!
勝ち馬はアヴェンチュラ、函館準OP漁火ステークスからクイーンSを勝ってここへ。
鞍上は北海道では池添君だったのだが、流石にホエールキャプチャを降りるわけにはいかなかっただろうし、本人としても今回は期するものがあったのではなかろうかな?
この馬に岩田が乗ると知った池添君は、なんともイヤーな顔をしたとかしないとか、まことしやかに囁かれているようだ。
ま、結果論のような感じではあるな。
兎も角も、勢い、状態、そして絶妙なローテと、全て揃った印象があったこの馬である、順当な仕事のように思うよ。
2着はこの馬だけは無いと思っていたキョウワジャンヌ。
切ない限りであるなあ。
やはり3歳のこの時期、距離適性云々は当てにならないものなのだなと改めて心に刻む結果となった。
当方の面白いと感じていたアカンサスとリヴァーレは仲良く4着5着と健闘。
健闘しても馬券に絡まなければ意味が無いのだがな・・・。
ハイハイ、頑張った頑張った。
マイネイサベルはやっぱり右だとそんなものなのかなあと言う結果、前哨戦程度なら能力で走れても、本番はやっぱダメか。
次の目標はヴィクトリアマイルあたりであろうかな?
と、当方の印打った馬はこんな感じである。
負け犬ワイド収支は-14530円。
一歩進んで二歩下がる感じだねえ。
何とかしたいものだがな。
ちょっとしたエピソードを。
近所のコンビニで買い物していたら、煩い奴が入ってきた。
携帯で大声で話しながらの入店である。
「俺ー?今コンビニ入った~」
なんだろうな、普段はこの程度全然気にならないのに、突然こういう態度がイラッとする奴っているよな。
ただ単にこちらの気の持ちよう、つまりは虫の居所が悪かっただけなのかもしれない。
もうそのでかい声も態度もツラも全部気に入らない、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという奴である。
けっ、何がコンビニ入った~だ、そんなん電話で話すことじゃねえだろキモいんだよこのクソが。
もうね、今思い出してもサボテンのようなキャラである。
さぞかし般若のような顔をしていたに違いない。
さて、別段そいつに喧嘩売るという顛末でもなく、買い物を終えてレジに向かおうとしたそのとき、乾いた音がしてやつの携帯が床に転がった。
拾い上げて「ははは、また携帯おとしちゃったよ~」と言ったとき、奴の表情が突然フリーズした。
「・・・・・・・・」
そうしてモニターを眺めて
「もしもし~」
またフリーズ。
なんとも切ない表情で携帯を眺めながらフリーズしている。
ギャー、コイツ携帯壊しやがった!ざまあwwっうぇうぇwwww。
喜びすぎである。
そのときの当方は心によほどの鬱屈を抱えていたに違いない。
暗黒面ばっかりである。
それにしても。
近頃の人は携帯を壊すとフリーズしてしまうものらしい。
ゲシュタルト崩壊にも似ている。
以前、自転車に乗り携帯で話していた女の子が、携帯を落としてバラバラにしてしまった現場に遭遇したことがあった。
そのときもその女の子はまるで魂でもひっこ抜かれたように、微塵になった元携帯だったモノを見つめて立ち尽くしていたものである。
あれはアレだな、きっと、本体というか魂部分が携帯であるに違いないな!
そのときの顔を思い出すと今でもニヤニヤしてしまう当方である。
兎も角も、それほどまでに現代人の精神はあの小さな箱に依存し、支配されているということである。
確かに便利なものではあるが、なんか、そんな風に考えると怖いね、携帯。
というか、もう便利さ云々の次元で語られるものなのではないのかもわからんねえ、あの顔見ているとさ。
何かアクシデントで自分の携帯が壊れる瞬間が来ても、ああいった表情だけはするまい、そう心に決める当方であったとさ。
どっとはらい。
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