先日の競馬はやっぱりあんなものという結果である。
やべえ、カッチーが降ろされるぅ。
まーあ、当方としては次が勝負掛かりだと思っていたので想定の範囲内という奴なのだが。
ああ、ダービージョッキーとなったカッチーを見てみたかったんだがなあ。
外国人あたりに乗り替わってさっくり勝っちゃったらウケるよな。
とまあひとまずフェイトフルウォーの話は措くとして。
勝ち馬はそっちかよ!なオルフェーブル。
池江センセの1番人気あるほうである。
で、人気2番目のダノンバラードが3着強襲、2着は1番人気サダムパテックというクソ面白くも無いごらんの有様さ。
って、もう一頭の池江センセの馬どこいった?
どうせならワンツースリーで決めやがれ、と思いきやどちらにしても当たってないんだけどね。
そして新潟の福島牝馬は当方の本命がなんと3着。
だめじゃん、全然だめじゃん。
しかもより驚いたのが本命ソウルフルヴォイスが単勝3番人気まで買われていたということ。
穴人気になっちゃったんだなあ、実際。
そんな人気出るような馬じゃないよね、少なくともコスモネモシンよりは人気はないだろうよ。
わかってないとののしるべきか、良く見ていると誉めるべきか。
ああ、なんかもういいや、何もかも。
というわけで、ワイド収支も後退しっぱなし、-7280円である。
切なかったり悲しかったり、ままならねえのが世の中さ。
土曜の深更、正確には日曜日の払暁となるだろうか。
当方が宵っ張りで大航海時代をプレイしていたときのことだ。
向かい風と闘いながら、疲労と壊血病に悩まされ水も食料も残り少なくなりながら、後少しでケープタウンかというところで。
────プツン。
あっという間に部屋の中が真っ暗である。
時間は大体3時ごろであったろうか。
真っ暗闇のなかで「うわあ、俺どこでセーブしたっけ・・・」などと涙を流したのは言うまでも無いだろう。
それにしても、ここ最近停電など珍しい。
こういった機会があると、いかに人間は昼の生き物かということがよくわかる。
全く、夜に電気が消えられると何も出来ないことを痛感した。
首都圏の輪番停電の時など
「何を大袈裟な、そんなもの暗くなったら寝りゃあいいんだよ」
などとしたり顔で言っていた当方である。
すんません、停電ナメてました!
一応ブレーカーを確認し、どうやら本当に停電らしいことがわかると、次はなぜそんな事態に陥って、どのあたりが停電なのかという事が気になってくる。
まあどっちみちこうも暗いとなんも出来ん、外は雨がヒタヒタと降っているが、ちょっくら状況確認と暇つぶしがてら近所のコンビニにでも行って来るかと腰を上げたのが暗闇の中で十分ほど経ってからだろうか。
そうしてざっと着替えて傘を差し、道路に出た当方を待っていたものは・・・。
遠くの大きなとおりから漏れてくる光だけの、街灯がぜんぶ消えたほの暗いなかでうごめく人、人、人である。
みんな手に手に携帯もって。
「うわあ・・・」
頭痛くなってきた、考える事はみんな一緒ということか。
そうしている間にもあたりのアパートからゾロゾロ人が通りに出てくる。
ああ、アレだ、ポール・A・ロメロの。
ナイト・オブ・ザ・リビングデットだったっけ?
だってさ、こんだけとおりに人が出てるのに、会話している人が誰もいないんだよ?
いや、正確には話している人はいるんだけどね?
携帯電話と。
そんな男か女かわかんないような薄暗がりでもぞもぞうごめく人々。
これがゾンビじゃなくて何だというのかと。
現代社会の病理をまざまざ見せ付けられた感じである。
まあ、そんなゾンビ・ストリ-トを抜けて晧々と明るいコンビニへ。
どうやらお客さんもほとんどいないらしい。
ここにくるまであたりを見回しながら歩いたが、どうやら街灯が消えていたのはウチの通りだけのようだ。
おかげでお客さんがほとんど居ないのだろうから、お店的には喜ぶべきか悲しむべきか。
顔見知りの店員さんに挨拶して、ひとしきり店の中をぐるぐると。
雑誌をちらちらと。
そんなこんなで20分ほど時間を潰しただろうか?
千円程度の買い物をして、帰り道にアイスを買ったのを思い出して
「そういえば冷蔵庫も冷凍庫も止まってるんだっけ」
とかおまぬーなことを考えつつ当家の路地に入ると。
ま だ 暗 か っ た 。
しかし不思議、真っ暗な通りなのだがゾンビが減っているのがわかる。
ぽつぽつと携帯電話の明かりに照らされた連中が、ところどころに間隔を空けてぬぼーと突っ立っている。
・・・逆に怖いな、こうも暗いと。
なんつったっけ、スティーブン・キングの『セル』だったか?
まあいいや。
と、暗い中を手探りで部屋にたどり着くと、やっぱり真っ暗で。
そんな中で、おもむろに買い物袋からチョコモナカアイスを取り出して、バリバリかじる当方である。
馬鹿だなあ、なにやってんだか、俺。
ちなみに、食べ終わったとたんに電気がつきました。
笑いの神が降りてきているとしか!
まあ笑ってくれる人だれもいねんだけどな!
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