先週の競馬、アルゼンチン共和国杯は残念ながら当たらずである。
池江泰寿厩舎という一事のみで敬遠してしまったトレイルブレイザーがまんまと勝ちきり、2着には今更・・・とか言っていたオウケンブルースリである。
まあ、当たらんわな?
そんな1─3番人気の馬連なんて、こっちから願い下げである、すみません強がりました。
うん、人気の割には結構付いたよね、1620円だし。
ま、取れていても100円だろうからな、それほど悔しがるものでもないが。
それにしても、カワキタコマンドの3着には正直驚いたな。
これであの馬10戦連続馬券に絡んでいるのだなあ。
というか、何このヘビーローテーション。
だって10戦前が今年5月15日の新潟春日山特別だよ?
六ヶ月弱で10戦って、しかも複外さないって。
無事是名馬ってレベルじゃねーな。
というか、前休んだのいつだよ。
えーっと・・・去年の8月~10月末まで、三ヶ月弱休養入ってるね。
って、一年つかいっぱかよ!
4歳にしてキャリア33戦って一体。
凄いものであるな、馬も厩舎も馬主も。
稲尾や権藤思い出したのは当方だけであろうか、故障などせず、頑張って生きて欲しいものである。
というわけで、これで負け犬ワイド収支は-9950円。
一歩後退である。
さて、最近の当方の読書についてである。
遂に、長い間の懸案であった、塩野七生の『ローマ人の物語』に手を出すことに。
先週末、札幌駅横の紀伊国屋でとりあえず『ローマは一日にしてならず』文庫上下巻を買ってきて、結局かぶりつきで終わってしまった。
いやあ、おもしろいねえ、本当に。
実を言うと当方、西洋史に関しては全くの無知である。
せいぜい中学の世界史レベルで時間が止まっているのだ、何せ高校はずっと日本史一本だったし、その後大学も世界史の関る事など皆無で、ここまで生きてきてしまったのである。
ダメだねえ、もうね、カタカナの名前が出てくると悪寒が走ったりするのだわ。
ポリビウスとか、エミリアヌスとか、トゥルス・ホスティリウスとかタルクィニウス・プリスコとか言われてもチンプンカンプンどころか拒絶反応ががが。
であるからして、ローマとか言われてもな。
ローマ帝国?東ローマ帝国?神聖ローマ帝国?神聖モテモテ王国!ってなかんじである。
ながい先生ゴメンナサイ。
まさか 共 和 国 だ っ た と は 。
それだけでもびっくりである。
さあ笑え!我が無知を笑うがいいさ!
とまあ暗黒的にファビョってみたりするテストであるが。
実際のところハンニバルとかユリウス・カエサルとか程度しか知らない人間であるので、本にかかれている事柄全てが実に新鮮である。
同時代的に発展したローマ、アテネ、スパルタ、カルタゴなど比較しながら政体の変遷を探っていく試みも面白いし、また
『人間の行動原則の正し手を
宗教に求めたユダヤ人。
哲学に求めたギリシャ人。
法律の求めたローマ人。
この一事だけでも、これら三民族の特質が浮かび上がってくるぐらいである』
など、非常に興味深い考察なども、平易な文章で噛み砕いて書かれており、当方のような西洋史のズブの素人には有難い限りである。
まだまだいっぱい続きがあるかと思うと、ワクワクが止まらないこの頃だったりする。
さて、次は『ハンニバル戦記』であるようだ。
来たね、カルタゴのハンニバル・バルカとローマのスキピオ・アフリカヌスのバトル展開だ。
塩野女史がこれをどのように書くか、今から非常に楽しみである。
近所のレイク柏には置いていないことが判明した現在、また駅まで出て買ってこなければならぬか。
ま、取り寄せもいいのだが、本屋通いは趣味の一つでもあるからな、せいぜい楽しんでくる事としようか。
今年の年末年始はどうやらこの『ローマ人の物語』で決まりである。
読むべき本と出会う事は、実にもって幸せな事である。
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