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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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雪のちらちらな、ここ札幌である。
いよいよ来てしまったという感じであるな、実際。
遅かれ早かれとはいえ、それなりに感慨深いものもあるし、勘弁してくれというやるせなさも湧き上がってくる。
根雪にはならんようであるが。
まだしばらくは大丈夫そうである。
さて、先週の競馬はなんと当方の本命サンテミリオンは18着。ブービーである、すげえなある意味。
これはもう少しかかるかなあ、少なくとも次やその次という感じはしないね。
まだ4歳だし、気楽にやればいいさ。機会があったらどこかでもう一度狙ってみたいね。
とはいえ、やっぱアレだな、残業から仕事の谷間の沸いた脳みそでする予想なんてこんなものなんだろうなと。
勝ち馬は大外引いたスノーフェアリー。やっぱりつええのだなこの馬、ちょっとびっくりである。
ローテも厳しいし、これ以上上がり目は厳しいとも感じるので、流石に次は狙い辛いのだが。案外、あっさり勝っちゃったりしてな?ジャパンカップも。
2着は力差もあまり感じさせないアヴェンチュラの好走、夏場の成長と秋華賞の勝利はどうやらフロックではないようである。
この後はどっか使うのかな?なんだかんだ夏から使ってきている馬なので、休養で春に備えるのもいいかもね。
3着アパパネは順当だろう、有馬あたりの巻き返しに期待したいが、まあ距離の問題もありそうなので難しいかな?
案外JCあたりにぶっつけてくるかな?
人気落とすようなら面白いかもわからんね。
イタリアンレッドはあんなもんだろうな。また来年というところかね。
ちょっと重賞勝ちすぎた感はあるしね、これから斤量も重くなるだろうし、勝ちづらいレースが続きそうではある。
夏さんざん稼いだだろうし、まあいいんじゃね。
あとは・・・ホエールキャプチャか、結局馬券にも絡まず掲示板確保かあ。
ああいうタイプの馬はなあ、どっかで歯車がかみ合うとGⅠなんかでもポンポン連勝しちゃったりするのだがな。
出来るならば、その波を逃さず捉えたいものであるが。ま、難しいだろうな。この馬もまた来年といったところか。
レーヴディソールは無事に周ってきたしよかったんじゃね?
次ね、次。
というわけで、ワイドもまた引っかからず、これで負け犬ワイド収支は-10950円と相成った。
むつかしいな、馬券って。
頑張んないといかんねー。


さて、引き続き塩野七生に夢中である。
現在ハンニバル戦記を読了し、次の『勝者の混迷』に移っている。
ああもったいねえ、もっと味わって読むのだったと後悔しきりのハンニバル戦記である。
とりあえず、塩野先生ハンニバルとスキピオが好きすぎるのは理解した。こう書くと腐女子の走りっぽくなってげんなりすること請け合いである。
そういえば本書の中で、ローマ共和国においては子供がグズると「ハンニバルが戸口にきていますよ?」とか、お母さんが子供を脅す、という下りがあった。
どこにでもあるのだなあ。なまはげとか。
朝鮮半島での「鬼石曼子」みたいなものである、それほどハンニバルに蹂躙された十六年間(!)は、ローマ人にとって強烈な体験であったと言うことなのだろう。
まあ、当方なんかは喜んじゃいそうだがね。「うっそ、ハンニバルってあのカルタゴの雷光が?お通ししなさい」ってな感じで。
むしろ「ハンニバル博士が戸口に来ていますよ?」のほうが。
───マ ジ で す か 超 や べ え !
く、喰われ・・・。
子供ひきつけ起して死んじゃうよね。博士だと。


さて、古い戦記ものであるがゆえに、今一つ正確さに欠くが故のtころであろうか。
ハンニバルの行った包囲殲滅戦について、少しだけ思ったことを書こう。
どうも、数字が極端すぎるように思えてならないのである。
ハンニバル戦記の全体通してそうなのだが、具体的にはトレッビアの戦いあたり、ローマ軍四万に対してハンニバル軍三万八千である。
この戦いは過程を省いて結果だけ見ると、ローマ軍二万が戦死、一万五千ほどが逃げて生き延び、五千が捕虜となったという酷い戦いである。
ただ、ろくろく飛び道具も無く、あるのは槍と剣だけの戦いで、果たして死亡率5割以上とかありえるのかと。
いかに巧みに包囲されたとしても、逆に完全に包囲されたが故にされた側は死兵となるというのが当方というか東洋的な認識であるのだが。
死地に追い込めば兵士は目の前の敵を殺す事しか考えなくなる、故に完全包囲などを行えば逆に包囲側の出血が多くなってしまうものである。
故に、孫子あたりでもあえて逃がして追い首を挙げるのが正しいやり方であるとか言っていたような気が。
例えばこれが近代戦で、アサルトライフルをもって完全包囲、そして十字砲火と言う感じであれば全滅も納得も出来るのだが。
そして、極めつけは何といっても世界史上も有名なカンネの戦いである。
このときはローマ軍八万七千に対してハンニバル軍五万の戦いだ。
結果を見るとローマ軍の惨敗なのだが、これまたローマ軍死者は七万と言う数字に出っくわし、対してハンニバル軍そ死者は五千五百であるという。
すごいな、死亡率80%って。
どんな堵殺場だと尋ねたい。
この数字を本当だと信じれば、まさしくハンニバルという人間は神か悪魔かということとなりそうである。
まあ、このときはハンニバル軍にしても死亡率は15%、恐らく損耗率でいえば20%ほどであるのだろう、数字上は十分酷い損害を出していると言えるのだろうが。
実際のところはどうだったのだろうね。
昔の事だけに、極端な誇張が無かったとはいえないだろうが、こんな戦いを本当にされたら。そりゃ戸口にハンニバル立ってると言われただけで子供もしょんべんちびって黙ろうというものである。
スゲエな、雷光。
ちなみに、ハンニバル・バルカのバルカというのがフェニキア語で雷光という意味なのだそうな。
これを読んで初めて知った当方である。
いいものですね、読書って。

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