忍者ブログ
2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
[626] [625] [624] [623] [622] [621] [620] [619] [618] [617] [616]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

・おさおさ 


確か、2008年だったと記憶するが。
Leafのゲームに『ティアーズ トゥ ティアラ』なるものが存在した。
パソコン版を叩き台にして、ほとんどフルリメイクと言ってよいような改修を施してコンシューマで発売し、まあそこそこ売れたのだろうかアレは。
兎も角も、PCユーザーとしてはモルモットにされたような後味の悪さが残った一件であった。
これ以前にうたわれるものでスマッシュヒットを飛ばしていただけあって、後続として葉儲以外のエロゲーマーからも熱い視線を注がれていたゲームであったが、結果としては期待はずれ感だけが漂う結末となってしまった。
当方の評価としてはそう悪いものでは無かったのだがな?
戦術シュミレーションとして純粋にゲーム部分だけを評価すれば三流、プロット等物語の構成は二流、そして、テキストにおいて瞬間最大風速的な山場を作り上げる技術は一流と言ってよく、まあなんと言うか異形のゲームといった印象であったのを覚えている。
長々このTTTというゲームについて綴ったが、だからどうしたのかというと、このゲームにおいて上記おさおさという言葉が使われていた記憶があるのである。
どんなんだったかな、確か
「この●●●●、おさおさ蟹如きに遅れをとるものではないわ!」
とか、おっさんが叫ぶシーンであったか。
声優さん発音が「おさおさがに」と聞こえたために、おさおさがにという名前の蟹さんなのかと思い、可愛いなあと思っていたのだが、今考えるとなんか変だよねと数日前唐突に思った次第である。
「おさおさ~するものではない」ということばは、あまり聞かなくなったが確かに幾度か見た記憶がある。
というわけで、四年越しで詳しく調べてみることとしましたよ。
広辞苑の出番である。


曰く。

【副】 (下に打ち消しの語を伴って)たいてい。ほとんど全く。
「──立ち遅れず」、「用意──怠り無く」。


まあ、つまりは副詞に続く打消し語を補強する意味合いが強い言葉なのであろう。
ならば前述の台詞の意味は
「この●●●●、蟹さん如きに負けるわけがないじゃまいか!」
程度のものと考えれば良さそうだ。
ついでと言っては何だが、似たような副詞でこの言葉も調べてみようと思う。


・ゆめゆめ


こちらはよく聞く言葉なのではあるまいか。
引き続き広辞苑で調べると。


曰く。

【副】 (禁止、否定の語を伴う)

① 必ず必ず。きっときっと。決して決して。
「もらし給ふなよ──」、「努力、ユメユメ」。

② 更々。ゆめさらさら。ゆめにも。少しも。更に。
「別の意趣思ひ奉ること──候わず」。


上記のような意味合いとなる様子である。
なんだか、①と②の用法が全く逆の意味を持っているようにも見えるのだが・・・。
②の例は平家物語からの引用であるらしい、まあ、平家というだけで他のシロモノとは一線を画してえらそうに感じてしまうので、作者の間違いとも言われず、こういう意味もありますよ的に残ってしまっているのかも知れないな。
そう考えるとなかなか微笑ましいねえ。
このゆめゆめは、つづめて使われる事もあるようで
「ゆめ忘れてはなるまいぞ」
というような用法で使われているところにもよく出っくわすのではあるまいか。
大体は①の決して、とか必ず、という意味で理解していいのだろう。

 

・敬虔 (けい─けん)


案外、どういう意味だか正確にわからない言葉である。
あくまで当方にとって、だが。
大体は宗教、主にキリスト教方方面で見かける言葉である。
敬虔なクリスチャン、とか、敬虔なカソリック教徒、とか。
なんだか、一途でひたむきで熱心で・・・と言うような印象はあるが、熱心に神の教えを信じる、というのも考えてみればどっかオカシイよね?
まあ、調べてみればわかる事だ。
早速広辞苑を開いてみる。


曰く。

うやまい慎むこと、特に神仏に帰依して、つつしみ仕えること。


とある。
んん?特記事項として神仏関連があるということは、この言葉自体は別段神仏関係なくして存在できるということか。
何かを敬い。身を慎めばその状態を『敬虔』と呼ぶ事もできるという事であろう。
まあ、そんな状態が宗教から離れて存在するかどうかは甚だ疑わしいが、な。
とりあえず、虔はあまり見かける事の無い字であるので、こちらは漢字辞典で一度調べてみようかなと。
さっそく漢辞海を開いてみる。

【虔】 (形)

①恭しいさま。つつしむ。(動詞で訓読し)「敬虔ケイケン」
②勇ましく強固なさま。固い。

    (動)

①つつしんで受ける。(例・三国、文帝記)各虔厥職 (百官)各々慎んでその職を受けたの意。
②殺す。
③伐採する。刈る。
④強奪する。


なんか、動詞的用法では下に行くほど凄い意味になっててウケるんですけど。
とは言い条、漢字の成り立ちとしてはどうやら虎さんが歩く様が基となっている様子で、本来の意味としては「コロス」だの「ウバウ」だのが正しいのかもわからんね?
虎だし。
むしろ、どうして慎むとかそういった意味が出来たのかがそもそも疑問であると言えるね。
なあタイガースファンよぉ?


とまあ、ひとしきり意味も無く虎党を辱めたところで、今回は以上三つである。
これで多少なり賢くなっていればいいなあ。
それではまた次回。

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
[12/17 TathoathSog]
[12/17 AlgossysoolvE]
[08/18 革命]
[08/13 NONAME]
[06/04 NONAME]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ontai
性別:
男性
趣味:
読書 睡眠 ゲーム
バーコード
ブログ内検索
カウンター
お天気情報