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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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いよいよ春本番待ったなしっぽい感じのあるここ札幌である。
あくまで”感じ”であるのは、その気になったら五月でも雪を降らす北海道の空の本気を慮ってである。
それにしても、風の強い日が続く。
路面から舞う砂埃が風で巻き上げられ、もうマスク無しではいられない毎日だ。
道行く人々のマスクマン率も相当に高かったりする。
まあ、まっとうといえば至極まっとうな春の風景ではあるな。
もうそろそろ花粉の心配もせにゃならんしなあ。
あったかくなったらあったかくなったで、憂鬱の種はつきまじである。


さて、痛ましすぎる京都の事故である。
新聞を見たときは我が目を疑ったがなあ。また京都かと。
こないだも芸人崩れがやらかしたばかりだというのに。
困ったものである。
おまけに、18歳少年の無免許運転・・・とは。
酷いものである、としか言い様が無い。
まあ、想像力の欠如ここに極まれり、であるな。
車が凶器であるということを、人は時として忘れるものである。
年間万を超える人が自動車事故で死んでいる事実を知りながら、恐らく運転する人間のほぼ100%に近い人間が「自分だけは大丈夫」と思っているのではあるまいか?
斯く言う当方もまたそうである。
運転中にはそのような事、頭の片隅にすら存在しないだろう。
であるが故に、このような折々自省するようにはしているが、つくづくにんげんというものは忘却の生き物である。
それにしても。
別段擁護する訳ではないが、18歳少年も重すぎる十字架を背負ってしまったものだと、つい暗澹となる。
嫁さんとそのおなかの子供を亡くし、さらに一緒に通学していた娘さんも巻き込まれ重体となった旦那さんは、まるで血でも吐くかのようにえらく過激なことを口走っていたが。
恐らくは一番の被害者である彼だからこそ、それを言う資格もあるのだとは思う。
とてもとても、我々外野がしたり顔に「気持ちはわかる」などと言えるようなものでは断じてないのである。
ただ、なあ。
やはり事故を起した方が、あまりに若いのがどうしても心に引っかかってしまうのである。

若い、ということは即ち馬鹿であるということだ。
全ての若者がそうだとは言わないが、多くの若者はそうであると信じる。
例えば、何のことは無いただの無免許運転であれば、年取ったあとでちょっと大袈裟に語れる武勇伝の一つ程度である。
昔は悪かった、的な。
ケンカで勝った負けたを誇るような程度のものであろう。
直接人間を傷つけている分、後者の方がタチが悪いようにも思える。
が、つまりは若さというのが、それを良しとしてしまう。
ケンカであれ打ち所が悪ければ人は結構簡単に死ぬ。
たかが万引き等というが、重なれば店が潰れるほどの損害になり経営者が首をくくることもある、かもしれない。
この事故もそう。
若さとは、或いは起こり得る悲惨を想像できない馬鹿さ加減なのである。
大人であれ、想像力が圧倒的に欠如した連中は確かに存在するが。
それでも、18歳の若者には、まだ少なくとも我々には無い可能性や未来が確かに存在するわけであり。
少年犯罪である以上そう重い罪には問われないであろうが、果たして彼が社会に舞い戻ったとき、彼が不幸にしてしまった被害者たちの真正面からの殺意といえるほどの憎悪を浴びて、まともでいられるものなのかどうか。
前述したとおり、擁護する気はさらさらないしまたとてもじゃないが結果を見れば擁護などできる性質のものではないのだが。
それでもなお、やはり暗澹とするより他ないのである。
なんにせよ、歯を食いしばって生きて、そして償って欲しいものである。

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