さて、いろいろと煮詰まってきたこの頃、予告どおりレイトでベストキッドを鑑賞してきた。
SCFの中でも二桁番台の手狭な劇場で、それでもおおよそ半分程度が埋まっていたのには驚いた。
割と評判なのかな?
その割には劇場狭いんだけどなあ・・・。
あらすじ
母の仕事の都合でアメリカから北京に引っ越す事になったドレ(ジェイデン・スミス)は、引っ越したその日にちょっとしたことで地元の少年チョンと喧嘩するはめになる。
チョンはカンフーをよく遣い、その場でコテンパンにのされてしまったドレであったが、ドレの不幸は、これから通う事となった学校にそのチョンがいたことであった。
その日から執拗ないじめにあうドレ。
中国にも学校にも馴染めぬドレは、ある日チョンに復讐を思い立ち、バケツで汚水を引っ掛けることに成功するが、その後はチョンとその取り巻きたちに追いかけられ、絶体絶命のピンチを迎える。
そこに現れたのはドレの住むマンションの冴えない管理人、ハン(ジャッキー・チェン)だ。
彼は実はカンフーの達人であり、ドレを追いかけていた六人をいとも簡単に撃退してしまう。
それを見たドレは、ハンにカンフーを教えてほしいと頼むが、どうにも乗り気でないハン、その後紆余曲折あり結局は教えることとなるのだが、そこから二人の交流が始まっていくのである。
だめなんだなあ、こういうの。
もうね、なんていうか、卑怯だよね?
いじめられっこが師匠について強くなって、大事な試合の前にはロッキーの階段駆け上がる的な演出があって、そして敵役との激闘があって、最後はお互い解かりあって終わり、というやつ。
もうお約束もお約束、使い古されていてなんというかお話にならないレベルであるといえよう。
ただ、一つだけ言える事は。
大 好 き だ !という事だけである。
いやいや、スッゲー好きなんだなあ、こういうの。
まーた敵役であるチョン君の師匠というのが、どうしようもない奴でさあ、あいつ最悪だよな!
だ が そ れ も い い 。
所謂お約束、予定調和といった奴なのであり、最早すでに様式美の世界であるわけだが、こういった約束事ならもうどんどん来なさい的な当方がいるわけである。
あんたらサイコーだ!
それにしても。
ジャッキーはジャッキーで最後まで冴えないおっさんに徹していて、あれはあれでよかったと思うが。
まあ、何と言うか、ジェイデン・スミスの上手い事上手い事。
お父さん超えてるじゃん、楽に。
もうウィル・スミスなんて目じゃないレベルであるといえよう。
ちょっとばかりアクは強い目だが、作品中ではそれもまたいい味になっている。
ここのところ子役でいろいろ思うところがあったが、やはりむこうさんの子役はレベルが異常であるといえるだろう。
また、敵役チョン君は中の人不明だが、これもまた小憎たらしい感じが良く出ていて大変お上手である。
まあ、ヒロイン役の女の子はいいとして、だ。
タイトルどおり、まさに子供達が頑張って作り上げた、彼らがどこまでも主役な映画であるといえる。
そして前述したチョン君のお師匠さん。
コイツがまーた悪い奴なんだが、このひとどっかで見たことがあるんだがなあ・・・?
なんか、プロジェクトAとか、そのあたりのゴールデンハーベスト系映画で見たような見なかったような・・・。
まあ、あんた輝いてるよ的ないい仕事をしていたので、前身など気にせず拍手を送りたい。
悪役スキーな当方の一人ごつである。
いやいや、もうすっかり満喫しましたよ。
ここ数年で一番面白かったかも知れないなあ。
こうも煮詰まっている時だったからこそ、たまにはなんにも考えんと一喜一憂できるこんな映画が輝くのであろう。
疲れた現代人のみなさんへ、是非見ていただきたい映画であると愚考する。
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