しかしまあいやんなるくらい寒いなドちくしょうめ!
と、悪態も口からダダモレの寒すぎるここ札幌である。
この程度で寒いなんていっていたら、もっと寒い地域の人たちにどつききまわされそうではある、しかし、寒いものは寒いのだ、いかんともし難いのである。
ぼちぼち、風邪っぴきも当方の周辺に現れはじめている様子である。
風邪の予防はうがい手洗い、そしてアスコルビン酸、所謂ところのビタミンCの摂取である。
風邪を引いてからではいずれもあんまり意味が無いシロモノだ、皆さんも風邪には気をつけて予防にいそしんでもらいたいものである。
近頃、当方の友人の一人がジャイキリの楽しさに目覚めたようである。
ジャイキリ、つまりはジャイアントキリングである。
モーニングで連載中のサッカー漫画であり、去年はそういえばなんか賞とったんでなかったかな?
講談社漫画大賞?だっけか。
宇宙兄弟と競ってたといっていたか、確かに現状のモーニングの双璧であるといえるだろう。
まあ、実を言えばあの雑誌の隠れた本命はなごみさんだと、当方はそのように思っている次第であるが。
そろそろ、モーニングの殿軍として固定化しつつあるのは喜ぶべきか悲しむべきか。
新白河原人と俺的竜虎である。
あと、たまに出てくる柳沢教授は別格の方向で。
というわけで、彼は今日も今日とて駅の弘栄堂で一冊買ってくるわけである。
この調子なら、現状出ているだけで半月以上楽しめる計算になるな?
何かに熱くなれるというのはいい事だ。
まあね、連載開始当初から独特のオーラを放っていた作品である、ここまで「ジャイキリ面白れえって!」といいつづけてきた布教活動が報われたとの思いひとしおである。
近頃は便利なもので
「このミステリーが凄い!」
「この漫画が凄い!」
などという企画が現れ、門外漢でも眺めてるだけで思わず読んで見たくなるような、なかなかに親切であると思う。
出版不況といわれ久しい昨今、出版社の販売戦略も巧妙を極めているようだ。
最近もポプラ社小説大賞だっけ?
そんな名前の賞に俳優だかなんだかの水島某とやらの小説が受賞し、なんともはや100万部売れたとか何とか、実に凄いお話である。
いままで生きてきて、そんな名前の文学賞があるなんて聞いたこともなかった当方であるが、まあ、読んでもいないので徒な批判はやめておこうと思う。
実際のところ、当方は前述のような企画をあんまり信用していない、というか信用したら負けなのではあるまいかと思っているフシがあったりする。
だってさ?
例えば個人的に「これ面白いよ?」と勧められた本があるとする。
ためしに買って見て、クソつまんなかったら「畜生あの野郎無駄な時間使わせやがって」と思えばいいのである。
つまり、明確な対象がそこには存在するわけだが、上記のような企画では、そんな憎悪すべき対象がかなり曖昧なのである。
正確には誰が選んでるのだか当方は知らないのだが、少なくとも「このミス読んで一位から五位の五冊を買って来ました、全部つまんなくて燃やしてやろうかと思いました」という自分が許せない感じはヒシヒシとするのである。
やはり本選びというのも一種のギャンブルであり、それがいいのではあるまいか?
基本的には好きな作家で、それ以外はタイトルやジャンルで、あとはインスピレーションだろうか?
そんなので面白い作家さんや作品に出会ってしまうと、思わず小躍りしてしまったりするのである。
その瞬間がたまらない。
というか、基本的に文庫カットされた作品って、そうハズレは無いですよね?
面白くも無いがつまらなくもない、ごく普通に読めるのがほとんどで、まれにどうもこの作家とは合わないというのがあったりする程度だ。
それもまた人生と思える、心の余裕がほしいものである。
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