忍者ブログ
2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
[32] [33] [34] [35] [36] [37] [38]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

池波正太郎氏の剣客商売の中で小兵衛が
”自分は鏡のようなもの、相手次第で白くも黒くもなる”
というようなことを言っていた。
何のテライもなくそんなことを言うにはまだまだ修行が足りないようだ。

雪祭りが終わったあと、ここ札幌では淡々と雪が降り続いている。
もうそろそろ雪も勘弁してほしいところなのだが。
こればかりはお空のこと、如何ともしがたい。
今回は、そんな雪の日に出来る細道のお話をしようと思う。
細道というとアレである。
いわゆる、積もった雪の上に出来る、人の通った後である。

田舎よりここ、札幌に出てきて先ず思ったのは、道を譲る人がいない、ということである。
ほぼ、絶無といって良い。
人一人ようやく通れる道を、まるで、暴走機関車のように進んでくる。
あたりを睥睨しながら。
老いも若きも男も女も。
さながら、BGMはダースベイダーのテーマである。

で、こちらに出てきた当時は、必死になって道を譲っていたものだ。
当方、はっきり言って草食型である。
雪の日などは、ひざ下まで雪まみれである。
しかし、あるときふと、その理不尽さに気がついてしまった。
「何故自分だけこんな雪ダルマにならねばならぬのか」と。
機嫌が悪い日だったのかも知れない。
そこで考えたのがここ数年自分が用いている
”細道歩行法”
である。

先ず、基本、道は譲らない。
誰にでもである。
老いも若きも男も女も。
不良もヤクザもCEOも国会議員も。
片っ端から跳ね飛ばす。
携帯使いながら下向いて歩いているのなんか、いつもより強めに跳ね飛ばしたりする。
はね飛ばされた方は、何が起こったのか理解できないで雪ダルマになっている。
これは結構、気分が良かったりする。
まあ、じっさい一冬に何度かはトラブルになるのだが。
この熾烈な競争社会において、自分だけ奪われ続けるわけにはいかぬのである。

ただし、これだけではこちらが只の無法者である。
ゆえに相手の動きをよく観察する必要がある。
で、相手がわずかでもよけるそぶりを見せればここが先途と雪原に突っ込むのである。
英国紳士然とした対応である。
ぶっちゃけ、草食型としてはこちらのほうがありがたかったりする。
当方、もともとよけ属性持ちである。

ただ、最近、ちょっと考えることがある。
もし、仮に向こうからくる人も自分と同じ行動原理に基づいて動いていたら…。
まあ、考えまい。

PR

これもまた餃子のたたりか。

2/7のとあるブロック紙の朝刊、社会面に
「横浜中華街展」に閑古鳥
というタイトルが踊っていた。

札幌雪祭りさとらんど会場にて、横浜中華街展なるものが催されているらしい。
ひどい状況のようだ。悲惨といっても良いかもしれない。
横浜中華街から2店舗の出店があったようだが、5,6日の二日間で来場者はわずか百人。
まるで場末のラーメン屋の様相である。

時期が悪かった、というより他は無い。
せっかく札幌くんだりまでやって来てこの状況である。
正直、同情を禁じえない。

二週間ほど前であろうか?
中国製の餃子からなにやら良くわからん農薬が検出されたのは。
それからというもの。
燎原の火のごとくあっという間に餃子騒動は燃え広がった。
日本中で体調不良を訴える人が多発。
よくわからん農薬は更に一種類ふえて。
やれ工場だ、やれ人為的犯行だ、等等。
メディアは連日、煽り立てている。

そしてここにも被害者が。
横浜中華街展では、どうやら中国産の食材は使っていないらしい。
そのあたりの周知の不徹底が祟ったのか、この惨状である。

確かに、何気なく餃子を食らい死亡。
これは嫌である。とても。
同様の食品が気持ち悪く映るのも致し方ないところではある。
忌避したくなるのもわかる。
ただ、どうにも過剰反応気味に見える。
羹に懲りて膾を吹く、という表現がぴったりはまる状況ではないか。
もう少し冷静さを持ちたいものである。

「せっかく仕事も休みだし、早速行ってラーメンの一杯も食ってくるか」
そんな風に思っている自分である。

まあ、涙の一つで大統領になれるのならば安いものだろう。

言わずと知れたビルのカミさんである。
どうにも自分の持っているアメリカの選挙のイメージと食い違う。
特に大統領選の予備選挙ともなれば、である。

タフでなければならない。
人前で涙を見せるなどもってのほか。
他候補を徹底的に貶めるのは良いが、自分が弱みを見せてはならない。
打たれ強くなければならない。
ギラつくほど精力的であれ。
そして勝っても負けても笑顔で握手できるほど分厚い面の皮をもて。

このあたりが自分の米の大統領に持つイメージである。
偏見かもしれない。
だが、おおむね間違ってはいない様な気もする。
どうなのだろう?

まあ、イレギュラーが起こっても不思議ではない土壌もある。
何と言っても、歴史的な選挙だ。
第一党である民主党の候補2人が女性と黒人である。
どちらが勝ってもアメリカ史上初である。

予備選戦前はビルのカミさんが圧倒的優位だったそうな。
が、いざふたを開けてみるとどっこいの勝負だったらしい。
慌てたカミさん、ネット上やら公の場などで、裏すら取れない相手方のスキャンダルをぶち上げて猛然とネガティブキャンペーンを張ったわけだ。
結局、ケツに火の付いたカミさんのヒス、ということで、当の相手方からも鼻で笑われる始末。
進退窮まったカミさん、あろうことかニューハンプシャー州予備選前の集会でダダ泣き。
果たしてこれがどういう効果をもたらしたのか、このgdgdな姿が電波に乗って世界中に流され、「カミさんかわいそう」なのかどうかは知らないが、予想外の大差でニューハンプシャー州の予備選に勝ってしまった。
よほど、米の国民の目には斬新に映ったのであろう。

今回の「スーパーチューズデー」ではカリフォルニア、ニュージャージー、ニューヨーク、イリノイなど、党の大票田での投票が相次ぐ。
あるいは、ここで勝負が決まってしまうといっても過言ではない関ヶ原なのである。
”二匹目の泥鰌”といわんばかりにビルのカミさんはまたもやめそめそしている。
相手方、オバマ陣営もそんなgdgdな姿にさぞ肝を冷やしていることだろう。

女の涙は恐ろしい、である。

去年の終わりごろは
「雪が少なくて今年もいい按配だねー」
等と言っていたものだ。

1/23,24,25,とほぼ三日間、ここ札幌では雪が降り続き、外の風景も大体例年並になってきたようだ。
一晩寝たら外の地形が変っている。別段、この土地では珍しいことではない。
今年の一月上旬あたりは
「こんなんで雪祭り大丈夫なのかね」
と言うくらい、実際、少なかったのである。

毎年、気づくと終わっている雪祭り。
地元民の常である。
たんに自分がものぐさなだけだろうか?
「このクソ寒い(失礼)なか、何が悲しゅうてお外に出にゃあならんのか」
くらいにしか思って居なかったりする。
あと、交通規制があって期間中、大通近辺は車での移動がいささか厳しい、程度のものである。
ただ、多くの人々がここ札幌を訪れてくれるのはとても嬉しいことだと思うし、外人さんに宿の場所を尋ねられてへどもどするのも時には、いいものである。

大雪、というと往々にして悪いイメージが付きまとう。
車が埋まる、飛行機が止まる、JRが止まる、歩くことすら難儀である。
ただ、自分はそれを差っぴいても、雪というものが嫌いではない。

大雪の夜、普段はうるさい表通りの車の音も絶え、ただ、静寂のみが横たわる。
内窓を一枚開け、降り積もる雪をぼんやり眺め、取って置きの酒をあける。
手近にある本を読みながらちびちび飲る酒の旨さ。
これは物凄い贅沢であると思うのだ。生まれてきてよかったと思える一瞬である。

それに考えても見てほしい。
雪の無い雪祭りなど、どれほどシュールな光景であることか。
幸い、長期予報では、ここからしばらく穏やかになるらしい。
とりあえずは一市民として、今回の雪を喜んでおこう、と思う。

ヤバイのである。自転車が。

何度か歩行中、自転車にひかれ(そうになっ)たことがある。
北海道は冬真っ盛り。連日真冬日が続き、当方いささか寒さにも食傷気味である。

そんなある日のこと。
家の近所を歩いていた一人の男がいた。
彼は近所のラーメン屋でいつものように醤油大盛ネギ増を食べ、いい気分で家路についていた。
しばらく歩き、視界の隅に、よく利用する小さな八百屋が入った。
脂っこいラーメンを食べたあとだからか、彼はどうやら、ミカンが食べたくなったようだ。
しかしそれこそが運命と言う名の陥穽であったことを、わずか後に思い知ることになる。

彼は八百屋の前で立ち止まった。彼の脳裏はミカンのことで一杯であったという。
その時、もはやこの町の冬の風物詩とも呼べるであろうテラテラに凍ったアスファルトの上を一台の自転車が猛スピードで突っ込んできたのだ。
驚いた彼はそれでもすばやく飛びのき、暴走自転車にはねられることだけは避けえたが、下はスケートリンクのような一枚氷、無様にもしたたかに尻餅をついてしまったと言う。
暴走自転車の運転手は、よく見ると十七、八の若者であった。
彼の方は一瞬態勢を崩したようだが、何とか持ち直し、少し進んだところでマシンを止め、一瞬、鋭い視線を無様に転ぶ彼に投げつけ、そして何事も無かったかのようにマシンにまたがり
「じゃまくせーんだよ!」
はき棄てる様に言い放ち、また猛スピードで去っていったという。

その後、彼が若者の去っていった方向をにらみつけ、やり場の無い怒りに打ち震えたのはいうまでも無い。

2008/1/20付けのとあるブロック紙に
”歩行者、自転車分離方式のモデル地区に新さっぽろ地区”
と言う記事があった。
どうやらここの所、自転車被害が急増しているらしい。
だが、果たしてそうなのだろうか?
裏づけを取ったわけではないので、断言は出来ない。が、実際のところ単純に認知件数が増えた、というだけではなかろうか?
実際、前述のようなことが起これば、どうにも腹の虫が収まらず、警察に通報してしまうことも無いとはいえない。
警察が統計を取り始めたのが2005年以降と比較的新しいことからも、このようなケースの被害届、苦情などが急増し、取り締まり、指導に本腰を入れ始めたのでは、ということが伺える。

自転車と歩行者で歩道を分割して使用する。
結構なことだ、と思う。
が、あるいはそれ以前の問題のような気もする。
特に北海道などでは、冬場には自転車に乗らない、あるいは季節関係なく、もしぶつかってしまったら誠意を込めてしっかりと”ごめんなさい”をすること。これだけで当てられた相手の態度もずいぶんと違ってくるのではないか?
もし仮に当ててしまった相手がごねて無道に走る場合(この辺もありそうだから嫌なのだが)、その時こそ警察の出番なのでは、と思うのだ。

いずれにせよ、謝る余裕と許す余裕、そんな”余裕”を持ちたいものである。



忍者ブログ [PR]
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
最新コメント
[12/17 TathoathSog]
[12/17 AlgossysoolvE]
[08/18 革命]
[08/13 NONAME]
[06/04 NONAME]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ontai
性別:
男性
趣味:
読書 睡眠 ゲーム
バーコード
ブログ内検索
カウンター
お天気情報