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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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はっきりしない天気が続く。
晴れたと思ったら途端に曇り、雨が落ちてくる。
男心と秋の空、とはよく言ったもの。
先週末、朝から良く晴れた日。
布団などを干そうと思い立ち、外の鉄柵に布団を引っ掛けて、自分はといえば部屋に入ってゆっくりと京極夏彦などに興じていたのであるが、気づくといつのまにかあたりは薄暗い曇天、というまにポツリポツリと落ちてきたものである。
落ち着いて布団の一つも干せやしねえ。
たまにはスカッと晴れて欲しいものである。

さて、本日の話題。
先日の夕刊に載っていたのだが、道警の元巡査が十五年の懲役を食らいこんだという記事があった。
起した事件は強制猥褻、なんでも愛知県内の公園や駐車場などで女児ら十人に対して猥褻行為に及んだという事である。
2007年~2008年の間、当時4~9歳の女児九人に対して人気の無い場所に連れ込み猥褻行為をし、その様子を女児に撮らせたりしていたという。
2005年には帰宅途中の22歳の女性に対して、背後から押さえつけ、行為を強要したともいう。
まあ、目を覆いたくなるほどのひでえ事件である。

この元巡査、十年ほど前まで網走署勤務であったらしいのだが、そこで女子中学生の後を付回し、自宅に無断で侵入したカドで諭旨免職となったという過去を持つ。
その事件においては住居浸入容疑で起訴猶予処分だったのであるが、まあ、なんというか警察の身内への甘さというのがはっきりとあらわれた処分である。
そのとき毅然として起訴に踏み切っておけば、こんな事件は起こらなかった・・・かどうかはなんともいえないが、当時の対応がお粗末であった事は否定は出来ない。
困ったモンである。
さて、ここまでのことについて、これ以上警察の無能っぷりを槍玉に挙げるつもりは無い。
ここで考えたいのは、近頃奇妙にこのような事件が随分と頻繁に”耳に入ってくる”という事についてである。

近頃ぼつぼつ考える事がある。
ロリコンである事は、果たして悪なのであろうか?
まあ、幸いなことに、当方にはそういった性癖は無い(・・・はず)のではあるが、しかし、このやっかいな性癖を持つ人は、決して少なくは無かろう事想像に難くない。
遡れば、女性の結婚適齢期が初潮を迎えるころ、12~13歳くらいだった事もある、また、文献等当れば少年少女を”そういった”対象に見るというのも当たり前な時代とて存在した。
いや、むしろそんな歴史のほうが遥かに”長い”のである。
つまりは、人間、いやさ男にとって、この性癖はある意味本能に根ざした”当たり前”なのではないのだろうか?
そのように考えるのである。

だからと言って、少女に手を出す事を良しとするわけでは無い。
それ自体、唾棄すべき行為であるとすら考えている。
ただ、そういった性癖が在るということ、そして持ってしまっているということは、それはすでに致し方ないことなのである。
前述の通り、世には多く、この性癖を抱える人が存在するであろう。
そして、そういった性癖を持つ限りなく100%に近い人々は、まっとうな社会生活を送っているに違いないのである。
何とかかんとかその性癖と折り合いをつけながら、だ。
それは、さぞ重い十字架に違いない。
なにせ、押さえつけなければ即犯罪者、である。
それまでまっとうに社会人として、夫として父として生活してきたのが、その一事の露見するだけで乱離骨灰、社会的に抹殺されてしまうのである。
実に切なく、綱渡りであるといわざるを得ない。

ここ十年ほどであろうか?
世の中の”ロリコン”に対する圧力が急激に強まってきたのは。
その昔、ちょっと書店に出れば、ロリコン誌などが当たり前に手に入った時代があった。
主に”プチトマト”などの写真誌である。
ニッチではあるが、そうした性癖というものが確かに”存在する”ということが、消極的にながら”認められていた”時代である。
声高に『おれはロリコンだ』と叫び、自認するわけでもないが、そう言った人間は確かに存在し、性的マイノリティーでありながらもそれらロリコン誌をこっそり買ってきて無聊を慰める事くらいは出来た時代でもある。

翻って現在はどうであろう?
この国に脈々と隠花植物の如くではあるがひっそりと息づいてきた”ロリコン”はことごとく破壊しつくされ
『ロリコンは悪だ、人でなしだ、もはやロリコンに生きる資格などなし、存在そのものを抹消してしまえ、ロリコンは皆精神病患者であるという認定が必要だ』
といった按配である。
かくして、世の中からはロリコン系写真誌などはことごとく駆逐され、ネットからも表立ったところはあらかた消え去り、現在では性欲の対象となる人格すら存在しない”二次元創作物”すらが抹殺されようとしているのである。
ロリコンという十字架持つ人々は、社会によって完全に、逃げ場すら断たれてしまった訳である。

果たして・・・。
それらがことごとく駆逐され消え去った先に、”ロリコン”なる性癖が存在しない、彼らがいうところの輝かしい未来はやってくるのであろうか?
傍から見れば、これはなかなかに壮大な社会的実験であるといえる。
当方の考えとしては・・・まあ、無理かな?
性癖などというものは、ある日、突如として思っても見ないところで自覚してしまう、ある意味熱いパトスの迸りである。
ロリコンに関して、そういった性癖を自覚させずに一生を終らせるためには、つまりは少女期の女性というものを完全に社会から隔離し、実物はもとより写真や映像といった記録すらわれわれ男性が手に出来ぬよう見えぬようにして初めて達成できるもの、そんな風に考えるのだがどうだろうか。
それでも、まあ、世の中には二十歳こえても驚くほど童顔で、線の細い女性も存在するので、完全とはいえないだろうが。
果たして、彼らにそこまでする覚悟があるのかどうか、現状の社会の枠組みでは到底無理であろうことはわかる。
まあ、何にせよ、だれも好き好んでロリコンという十字架を背負うわけではないということだ。
ある日、道行く少女を見て、と自覚してしまう類のものなのである。
男には、多かれ少なかれ、そのような、性癖的な意味での何か尖ったモノがあるのである。
ここであえて主語を『人間』ではなく『男』と限定したのは、当方が男であり、女というものの性癖や考え方が、根本的にわからないからである。
きっと、女性にもそんな、何か尖ったモノ、が存在するに違いない、と愚考するのだがどんなものか・・・。

まあ、それはいい。
尖ったモノである。
卑近なたとえで申し訳ないが、当方の身近な友人について。
彼は極度のパンストフェチである。
彼の部屋の箪笥の中には、一段ぶち抜きであらゆるパンストが詰まっている。
当方が始めてそれを目にした時には、さすがにゲンナリしたのを、鮮明に記憶している。
彼は男である当方から見て、それほど色男というわけではない、が、なぜか非常に良くモテる。
なんでだろうね?
柔和な外見と、それに反して(性的に)極めて肉食なところのギャップが、異性を惹き付ける鍵なのかも知れない。
そして、誘蛾灯のように女性を部屋に引き込み、おもむろに秘密の箪笥の引き戸を開けてその日の気分にマッチした”それ”を、かわいそうな獲物に向けて突き出すのである。
「コレ、穿いて?」、と。
不思議なことに、怒って出てゆく女性はほとんどいないそうである・・・。
ああ、わからねえわからねえ。

何にせよ、そんな尖った性癖が男には一つ二つあるものだ。
極めて草食な当方とて、それが無いわけではない。
というか、エロゲヲタ、という時点で立派な万夫不当の爆弾持ち、尖り具合でいえば磨きぬいた苦無の如き投擲武器も真っ青であること疑う余地も無い。
二次元創作物に対して『少女を想起させる』ゆえに規制を施す、というのはつまり最前出た彼に対して『世の中にはパンストフェチがいてキモいからパンスト規制します』というのと大して変わらないと思うのだがどんなもんか?
いささか脱線したようだ。

兎に角、である。
ロリコンというものが、少女を愛でる、という一つの尖った性癖である事を当方は理解する。
確かに、まだ熟しきらぬ少女と呼べる時期が好きで好きでたまらない、という感情は、男ならばある程度理解できるものなのである。
その上で彼らの多くは、そんな感情を気振りにも感じさせず頑張って生活を送っているのだ。
涙ぐましい努力であるといえる。
文中挙げた”耳に入ってくる”という言葉。
当方はこれをもって『規制の強化がゆえに世のロリコンが暴走を起した、逃げ場をなくした彼らが暴発した』などと短絡な決め付けを行うものでは断じてない。
愚考するに、是はロリコンという性癖そのものが完全に社会悪となってしまったがために認知件数が増加し、また、一件一件が悪であるという見地からよりクローズアップされるようになってしまった結果であろうと思うのだ。

それでも、である。
このまま社会が彼らをがんじがらめにしつづければ、前述したような短絡が芽を出さぬとも限らない、そんな風にも思えてしまう。
他の多くの、決してほめられることの無いであろう性癖と同じように、実際行動を起してしまうのはごく一握りの極めて行動的な(あるいは極めて自制心の乏しい)輩のみなのである。
それを一つの性癖としてみた場合、当方は、せめて彼らが息をつける場所を残してやって欲しい、そのように思えてならない。
人間、十人十色である。
殊に、この尖ったやつばっかりは、自分であれ社会であれ、どうにもならないものなのだ。
 

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うあー。
せんせ~~~。
しっかりしてくださいよぉ。
四着ってちょっと、せめて連に絡まないとどこにも出られませんよ?
というか、これでまた去年と同じルートアルゼンチン共和国杯→勝った場合はJC、負けると?ということになりそうである。
ハァー、困ったもんだ。
やはり休み明けで京都というのが響いたのだろうか?
こんな事なら、素直に毎日王冠出ればよかったのに。
輸送も無いし、おんなじ負けるんでも先につながるはずだったのになあ・・・。
いつか来た道、である。

さて、本題に入ろうか。
本日の話題は野球、つまるところわが北海道日本ハムファイターズである。
おめでとう。
よくぞ無事にリーグ優勝、そしてCS決勝の札幌開催権を手中にしてくれたものである。
思い起こせば開幕の楽天3連戦、いきなり3タテ喰らったときにはどうしようかと思ったものだ。
今年はさすがにきついかな?
五割目指してなんとかクライマックスシリーズに出てくれれば、それで満足だ、程度に腹をくくっていたものである。
それがまあ、終ってみればリーグ制覇。
そんなに強いチームとは思っていなかったので、未だに半信半疑である。
ダルビッシュなんかは相変わらず途中でいなくなるし。
まあ、デフォなんだけどね?
チーム内パンデミックのときなんかは、ああ、終った・・・なんて本当に思ったものであるが、なんとかかんとか凌ぎ切ったというのが正直なところであろう。
連敗続きで厳しかったとき、一緒になってソフトバンクが負けてくれたのが首の皮一枚つながった最大の要因であろう。
つまりはツイていたのだ。
しかし、ツキも実力。
この調子で是非ともCSも勝ちきって欲しいものである。
そして、あわよくば・・・。
まあ、この先はその日まで楽しみにしておく事としよう。

現在パリーグの最大の話題源となっているのが、リーグ2位にしてCS一回戦の本拠地開催が決まった楽天である。
どこを切っても楽天一面という日が随分とあるようだ。
そんななか、本日のスポニチ一面に、球場に残ってシュプレヒコール?を上げる楽天ファンの姿が載っていた。
記事には『ついに楽天ファンが・・・』などと書かれていたが、どうにもあのあたりのマスコミの煽りっぷりが凄まじい。
実際、そんなことしてるのはファンの中でもごく一部、たかだか500人程度のものである。
昨日だかおっといだかのノムさんの発言も、正直大人気なかったしなあ。
フロントとしては、あんなこといわれて黙ってるわけにもいかんだろうさ、切るの一択であろうというのも頷ける。
阪神時代にも星野にトンビに油揚げ掻っ攫われた人である。
ようやく闘えるようになってきたチームを去らねばならんノムさんの苦衷も察するに余りあるが、もともとフロントにとってはうるさ型のキャラである、長く付き合える人でもなかろうさ、というのが当方の見方なのだがどんなものか。

もともと、仙台のファンは行儀がよく、球場も雰囲気がいいと評判である。
対して日ハムの本拠地はどうかといえば、案外こぎたない野次が多かったりマナー的にも感心できないところがあったりと、ボールパークの悪いところを積極的に真似ているようなところもある。
715チケットが日ハムZOOとか呼ばれる事にならなければいいのだが・・・。
まあ、客層的に薄野あたりのDQNが相当に流れ込んでいるようでもあるから、致し方なきところもあろうか。
とまれ、そんな野球ファンの鑑ともいえそうな癒し系楽天ファンを、こうまで煽るのはいかがなものか?
メディアの姿勢にも問題があると感じるのである。
さんざ煽られてやらでものことをやってしまった悲しい人たちが、あの新聞に載ってる人たちのように思えてならない。
まあ、当人達のメディアリテラシーの問題もあるのだろうが・・・。

そして、その記事の中でもうひとつ気になったのが、楽天の終盤戦の快進撃の立役者のひとり、助っ人リンデンについてである。
終盤に入っていいところでポコポコ打ってるなあ、とは思っていたが、まさか采配批判でクビチョンパ、とは。
二軍に島流し、ということだから、これでCS第一ステージは絶望である。
そういえば、日ハムでも何年か前におんなじようなことがあったなあ。
ファンには記憶に新しい所謂”金村騒動”である。
どんなだったかな?
確か五年連続の二桁勝利目前、あと一人か二人というところで、疲れの見える金村を、当時のヒルマン監督が交代させてブチ切れた、というものだったと記憶している。
相当に暴言と毒を撒き散らしたらしい、という話は聞いていたが、その後の球団とチームの騒ぎッぷリを見るにそう外れてもいなかったのだろう。
優勝争いの激化しているときに、一体なにやってんの?というのがファンの共通した認識であった。
金村は間違いなくチームの柱の一人であったから、ファンとしては随分と気をもんだのだが、その年は北海道移転後初めてのリーグ優勝、そしてプレーオフでも優勝し、日本一にも輝いた記念すべき年となったのである。
さて、対して今年の楽天とリンデンについてはどうだろうか。
うむ、これもまたいつか来た道。
正直、現状ではソフトバンクよりも楽天のほうが怖い、というのが一ファンとしての考えである。
後半、なんだかすげえ良い勝ち方してたしなあ。
先発陣が安定しているのも怖いところ。
短期決戦だと、ノムさん張り切りそうだし、またフロントへの恨み骨髄、より一層張り切っちゃいそうな悪寒である。

まあ、なんにせよ、やるからには諸問題すっきりして、お互い悔いの無いように頑張ってもらいたいものである。
ジェントルを自認する一ファンからのお願いである。
 

ここのところ、本ばかり読んでいるなあ。
エロゲーはどうした、エロゲーは。
そんな向きもあろうが、どうにもエロゲーに取り掛かるのが面倒でいけない。
歳なのかなあ?
まあ、そんなときもあるだろうさ。
せっかくなので、せいぜい読書ライフを満喫する事としよう。

さて、台風である。
こんな時期に台風とは珍しい。
今回の奴は勢力も強いが足も速く、上陸してからがあっという間であったという印象だ。
秋の只中、生り物なんかに被害が出なければいいなあ。
東北縦断であったらしいから、そのあたりが心配であるが、まあ、この時期ならば取り込むものはあらかた取り込んであるだろう。
これからいよいよ北海道上陸であるというが、幸いここ札幌には直撃はせず、道東から太平洋側へ抜ける様子である。
現在、ここ札幌は随分と平穏である。
しとしと雨は降っているが、台風などという気配は全く持って感じられない。
雨はべらぼうに降るということなので、今から明日が憂鬱である。
休みの日に降る雨は、好きなんだがなあ・・・。

現在、エロゲーは天空のユミナ2周目をプレイ中。
いや、いまさらかよ、とかいわれそうで怖いが、まあ少しづつ進めている。
なんとか、ネガゼロをプレイするまえに終らせてしまいたいという希望があったのだが、ペースが上がらなくて、この調子だと年内かかりそうなどと寝ぼけたことを言ってみる。
まあ、前述した通り本ばっかり読んでるからなあ。
積みゲーばかり増えていくぜ。
出来うる事なら、一日中ゲームやったり本読んだり、ヒキコモリのニート生活を満喫してみたいなあ。
そんなことしたら、当方など、すぐに口が干上がってしまうのが必定であるのだが、そう云う生活ができるのも生まれた環境のよさと本人の才能であるような気がする。
正直、ものすごいうらやましいです。
いいなあ。キリギリス生活。
あくせく働いても所詮高が知れているのであるから、せいぜい楽しんだが勝ちである。
近頃とみに、そのように思う。

読書に関しては、現在凄い勢いで有栖川有栖を漁っている。
火村英生シリーズの『46番目の密室』『ダリの繭』『朱色の研究』『乱鴉の島』と、国名シリーズ『スイス時計の謎』『モロッコ水晶の謎』などを十月に入ってから読了した。
やっぱり、ハードカバーは駄目だよね、どうしても読みづらくて。
江神二郎シリーズの最新刊、『女王国の城』を読みたいのだが、やはり文庫カットされてからがいいような気がする。
海音寺潮五郎は孫子上・下共に読了。
いや、冗談抜きで面白かった。
下巻は上巻に比して半分ほどの厚さしかなく、あっという間に読み終わってしまったが。
それこそ二時間かからなかったのではなかろうか?
仕事の合間や寝る前にゆっくり読もうと思っていたのだが、あっという間に終ってしまって少々肩透かしであった。
現在、古本屋から漁ってきた『武道伝来記』と『史伝・西郷隆盛』『蘭陵の夜叉姫』などに取り掛かろうというところ、まだまだ作品の多い作家さんなので、しばらくは楽しめそうである。
それと、今野敏の『安積班』シリーズも積みっぱなしなのでそろそろ片付けていきたい所。
隠蔽捜査シリーズも文庫カット待ちなのだが、早く『果断』でないかな?
そろそろのような気もするのだが・・・。

とまあ、こんな具合に体が幾つあっても足りないという状態である。
まじで引きこもりてえな・・・。
今週の休みは、少しばかり気を入れて積みゲを崩そうかと思っている。
見たい映画もたまっているんだが。
困ったものである。
 

長かった歯医者もようやっと終わりを告げた模様である。
しかしおれ達はまだ登り始めたばかりだ、この長い、歯医者坂をな!
・・・ということに、ならなければいいなあ。
心から、そう思う。
今日からは、一所懸命歯を磨く事としよう。
つくづく、歯の大事さを痛感した、この数週間である。

突然ですが、かわいいものは好きですか?
こう見えて、当方は案外好きである。
かわいいものなら女の子から歴史的建造物まで何でもバッチコイである。
なぜ、このような由無し事を唐突に言い始めたのかというと、実は先日、何気なく開いていた鳥山石燕の
『図画百鬼夜行』
に、とてつもなくかわいい奴が居る事を発見したのである。
そう、奴の名は”幽谷響”。
幽谷響とかいてやまびこと読む。
図画百鬼夜行の陰の巻にいるプリティさんだ。
そう、あの山も上なんかで「やっほー♪」のヤマビコである。

昔の人は、ヤマビコがこのような妖怪の仕業と考えていたのだろうか?
まあ、確かに、人畜無害そうなこの風貌は、実際に人畜無害なヤマビコという現象に、相応しくはある。
人懐っこそうな犬?のような猿?のような風貌で、山の上にちょこなんと座っている様は、なかなかの癒し系であるといえる。

全体、この図画百鬼夜行・陰には、どこかしらユーモラスな妖怪が多い。
網剪(あみきり)なんかは「いやお前何切るつもりだよ」という、網などどこにも見当たらない構成で、かなりおかしみのある一枚である。
天狗なども、よくよく見るとどこか愛嬌があり、人を化かすという狸もなんだか目つきがスゲーいやらしい感じが実にいい味である。
気になった方がいたなら、一度調べてみるのもいいだろう。
画像ならネットのどこにでも転がっていそうだし、書籍がいいならば国書刊行会から大判の鳥山石燕画集が、あるいは角川ソフィア文庫から文庫版の画集が出ている。
癒しのひと時を約束してくれる事請け合いだ。

いよいよ今週は秋GⅠ一発目、スプリンターズSである。
大本命であろう一頭が引退という憂き目となってしまい、大混戦な雰囲気もヒタヒタと漂い始めた。
さぞ当方、喜んでいるかと思いきや、案外そうでもなかったりする。
不動の二番軸が消えてしまう事は、予想にとってなかなか手痛い所ではあるし、それに哲学として、一本かぶりほどこけた時の馬券がオイシイ、というものを持っているのである。
現在は、今回はサンダルフォン、ソルジャーズソング、グランプリエンゼルの三頭を本命候補として考えているのだが、やはり今一つ絞りきれないというのがGⅠの難しさであろうか。

今回の角外の大物、シーニックブラストはまあ日本の芝の方がイギリスのそれよりは合いそうな印象。
そして前走スリープレスナイトに勝ったアルティマトゥーレとで人気的には2強となりそうだ。
カヤノザクラはこんなとこで人気になって勝つような馬じゃないなあ。
それならばプレミアムボックスやアーバニティのほうが面白いという気がする。
馬っぷりとしてはビービーガルダンがいよいよ完成を感じさせる見栄えの出来である。
ローレルゲレイロは、一個勝ったしもういいんじゃね?
そんな気がする。
ここから始まる秋GⅠ、なんとか良いスタートを切りたいものだ。
切実にそう思う。
いつもどおり、本予想は土曜の午後UP予定です。
 

過日、読みにかかった本に、このような表現があった。
”象牙の塔から韜晦術を駆使した言葉を発信する”
というものである。

なにやら曰くありげである。
真っ先に頭に浮かんだのが、なにやら白っぽくてぬるりとした表面のバベルの塔である。
印鑑を大きくしたようなといえばわかりやすかろうか?
その上から怪しげな電波を発信する髭のユダヤ人を想像したというのだから、もうなにがなんやら、俗物ここに極まれりと言うほかないであろう。

しかし、象牙の塔とは、また聞いた事のない表現である。
なんだろうね?
こういうときは、ネットでけんさくだ!
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
こうかは、ばつぐんだ!
いや、でるわでるわ。
山ほどの”象牙の塔”が。
世の中には、ものしりさんが多いのだなあ。
少しばかり感心した当方である。

さて、象牙の塔だ。
文意は”学者などが、研究などにのめりこむあまり、一般的な世間や社会から乖離してしまった様”を指す言葉であるという。
旧約聖書にあるとか、おフランス野郎が言い始めただとか、まあ様々な説があるようである。
とりあえず、輸入されてきた言葉であることはわかった。
”一般との乖離”という意味では、確かになかなか衒学的ではあるが面白い言葉である。
象牙の塔なんか本気で作った人間がいたら、正気を疑う程度にかけ離れている事は理解できる。
秀吉が作った黄金の茶室のようなもんか。
それを言ったら金閣寺も相当なもんだよな。
修学旅行で一回だけ本物を見たことがあるが、火ぃつけた人の気持ちが、なんとなくわかるような気がしたものである。
一世一代の壮挙(と本人は信じていた)に違いない。
あれ作った奴絶対おかしいって。
そりゃあシンエモンさんも大変さ。
ついでにミシマも大変さ。
おっと、なんだか頭の中に渦巻いた思考がダダモレに!?

兎に角である。
また一つ賢くなったっぽい自分に満足。
いろいろ読んでみるものである。
とはいえ、この
「象牙の塔から韜晦術を駆使した言葉を発信する」
なる表現が、今一つピンと来ないのは事実だが。
まあ、そのうち気が向いたらじっくり考えてみることとしようか。
 



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