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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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有馬記念はgdgdである。
もう、なにがなんだか。
当方の望みは早々に断たれてしまい、あとはボンヤリとした目で結果を見つめるだけのマシーンと成り下ってしまった。
これで二年連続マイナス決算。
もう心が折れそうですよ?
まあ、ドリジャニが来てしまったなら致し方なし、か。
やはり先週のクソあたりで使い切っていたんだなあ。

現在、信長の野望天下創世をプレイ中。
島津家での攻略作業にいそしんでいる。
当主は島津日新斎(忠良)。
島津維新入道(義弘)のおじいちゃんにあたる人である。
他を試していないのでなんとも言えないが、攻略難度としては比較的低いほうであろう。
いきなり鉄砲バンバン使えるし。
家臣団もなかなかに強力で、息子貴久を筆頭に孫の義久、義弘、歳久、家久、そして新納旅庵(忠元)、川上久朗、伊集院忠朗など、大戦略的に言えば、使い勝手のいいアメリカのような国家であるといえる。

以前から、島津にはロマンがあるといい続けている当方である。
戦国期から徳川の治世のかけて、唯一生き残った守護大名であることは周知の事実であろう。
確かに、一般に言われるように、地勢的な条件は大きい。
日本の中心より離れ、最南端に位置する国家であり、関が原が終って徳川の世に移行する際、島津までは手が回らなかったというのが一般的な見方である。
徳川幕府には毛利、豊臣、そして豊臣恩顧の各大名の処遇など、手をつけねばならない重要案件が山ほどあり、そこでもし誤りがあれば、まとまりかけた世の中は再び乱離骨灰、もとの木阿弥となる危険性は十分にあった。
こここそ、最も徳川幕府が綱渡りだった瞬間であると当方は考える。
結果、四国の雄、長曽我部家は取り潰し、毛利家は石高二百五十万石から十分の一の二十万石そこそこまで削られての存続となった。
他にも山ほどの西国系大名がどしどし取り潰され、二代秀忠の代には加藤、福島などの東軍方も一挙に葬られた。
果たして、これらの家々と鮮やかな対比を成し、後に薩隅二カ国に加えて表高五万石の琉球王国まで切取次第、実質加増となった島津家には、どのような違いがあったのであろうか?

司馬史観においては、圧倒的な政治力の差であると言っている。
方や毛利家が、政治的に可憐なまでに幼なかったのに対し、島津家は常に時世と政治状況に鋭敏であったということ。
あるいは、毛利家の解体すら自家に有利に使ったのではなかろうか?
そんな気さえする。
一種の恫喝となるが、もし島津を幕府が改易するつもりならば、毛利と図って事を起すとにおわせるのである。
これは利くだろう。
なにせ一時は九州全土を席巻し、朝鮮では泗川新城で10倍の明、朝鮮軍を撃破して水上では名将李舜臣を降し、その上で関が原では徳川家康率いる無傷の徳川軍二万をたった数百の兵で突破した剛勇島津である。
もし、戦後に毛利、豊臣方に付かれて兵を起されたら、あっという間に各地で不満の芽が騒ぎ出す。
九州の押さえとして配置した黒田長政、加藤清正も国に入ったばかりで戦力としては考えにくく、維新入道、龍伯入道健在のおりには松浦、鍋島ともにいかにも役者不足であることは否めない。
関が原でほとんど兵力を損耗していない現状、とても同時には手がつけられない存在であったはずだ。
幕府としては、それを呑むしかないのである。
事実、島津の軍備の増強を理由に徳川家康は鍋島、加藤両家に対し、島津討伐令を下し重い腰を上げている、が、国境付近に兵力を固めた島津に対しては寄せ集めの四万程度の兵力では手がつけられず、にらみ合いのまま島津の存続を認めてしまっている。

戦国末期を強かに生き抜いた島津。
以前、何かの本で司馬遼太郎が言っていた言葉、
「日本の戦国期においては、まず兄弟こそが最も卑近な敵であった」
という時世において、時には反目しながらも、政治、軍事の両輪として自家を存続させた義久、義弘兄弟。
そして自家内において血族同士では決して争わなかった伊作島津家の系譜の団結力こそ、まさしく薩摩島津の魅力であるのかも
しれない。
機会があれば、再び島津と、島津の野望について取り上げてみたいと思う。

 

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