忍者ブログ
2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

先週末は暑すぎて映画館に逃げ込んだ当方である。
・・・さすがに平日は逃げ込めないがな。
残念な事に。
というわけで見て来ましたよ『最強のふたり』。
煽り文句が凄いよね、フランス人の3人に1人が見た!とか。
あのハリーポッターを抜く興行成績!とか。
そんな凄いのん?と、当方でなくとも首をひねりたくなること請け合いである。
ヤフ映画でも凄い事になってるしね、まああれは単純にステマ臭いが。
各国興収一位続々!とかね。
そんな凄い映画がなぜか札幌ではイマイチ地味と目されて実際地味なディノスのみとか、一体何のネタなのだろうねえ。
フランス映画とか、どうも引いちゃうんだよなあ。
まあ、文句は見てから、である。


・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
いや、この映画は面白い、な。
コメディだね、そして、コメディであるにも関らず、所謂とっても『いい映画』なのだよなあ。
この「ああ俺いまスゲーいい映画みちゃってる」感は、或いは『ショーシャンクの空に』以来の感覚かもわからんね。
それっくらいにいい映画。
見なきゃ損する、見るべき、いいや見ろ!と断言してもいい。
とまあここまではべた褒めである。
が、ぶっちゃけそのような「イイ映画感」というものに押し切られて流されてしまっているという感覚も無いではないのだなあ。
ストーリーも凄く楽しいし、主演のオマール・シーの演技というかこれはコメディアンの血の為せる業なのだろうが、会話のテンポがとかく素晴らしく、またその特異なキャラクター性(巨漢、こわもて)で開始早々にあっという間に目を惹き付けられてしまう。
術中に嵌まる、という奴だろうな、これが。
が、逆にそのあたりがこの映画を見終わった時の、ある種の「物足りなさ」に繋がってしまうのかも知れない。
退屈など全くといってよいほど感じさせない113分、しかし、そのようにスルスルと流れすぎるがためにタメが利かない、軽すぎるといったネガティブさすら感じてしまうのは、コメディとしては致し方なきところであろうか。
まあ、そのあたりは作り手側も感じていたし考えてもいたのだろうと思う、もう一枚のフランソワ・クリュゼがときに凄くいい表情を見せて場を引き締めるのであるが。
それでも足りないのだなあ。どうしても足りない。
あまり、いかにもな重い場面をいかにもに重々しく見せたくなかった、というポリシーがあったのかも知らん。
故に、この映画を見て何かにスゲー感動!とか、涙で前が見えない!とかそう云う類は期待しないほうがいいし、当方は正直できなかったのである。
泣き所など存在しないといってよいね。
ただ、ほぼノンストップで113分間ひたすらに心地の良い空気に浸れる、時間を忘れて楽しめる、という意味ではこれは稀有な映画と言ってよいだろう。


兎も角も、近年まれに見るステキ映画には違いなく、問答無用でお勧めできる絶品であるといえる。
なんでこんな映画がディノス一館のみなんだろう・・・。
何に負けたのかな?
ちなみに、当方は日曜日の朝イチであったが、座席は五割ほど埋まっておったかな?
ディノスとしてはまず上出来であろうと思うよ。
・・・それもまた切ないねえ。
休日はディノスにGO!である。

PR

今日はじめっとしていたかな。
この一週間ほどはまさしく北海道といった気候であったのだが、非常に過ごしやすくて結構であったね。
まあ、夏休みも始まり、そろそろドカンと来る頃であろうか。
先日、バナナが安かったのでついガッツリ買ってしまい、泣きながら20本ほどのそれをラップでくるんで冷凍したのだが、ようやっと消化できそうな感じだ。
おいしいですよね、冷凍バナナ。
暫くはアイスクリームいらずである。
ガリガリかじりますよ。
さて、先週の競馬もまた残念である。
そうかあ、シュプリームギフトか。
池田が◎打ってたからな、ちと気にはなっていたのだが、竹之下君がなあ。
いずれにせよ、△までしか打てそうにない馬ではあったし、結果的にはおんなじか。
ダイメイザクラが何とか2着に食い込んでくれていれば、それで1600円くらいついていたのだがな、残念。
流石にこのクラスではテイエムオオタカに敵はいないな。
番手から楽に押し切り、時計的にもまずまず優秀で、この先も楽しみである。
ダノンフェアリーに関しては次は変わってくるんじゃね?
半年振りでは流石に難しいだろうさ。
次もこのクラス出走ならやっぱり人気になるんだろうけどね。
今週はこんなところかな。
まだまだ我々の夏は始まったばかりである。


見ましたよ、アトミックツイスター。
うーん、思ったほど酷くは無かった、かな?
もっと酷ければいいネタになるのだが、そのあたり中途半端の悲しいところ、合衆国崩壊を見習って欲しいものである。
あそこまで酷いと、逆に満足感がな、もうお腹一杯って感じで。
とはいえ、まあこれもまた突っ込みどころがたくさんなのだが。
映画のスジとしては、竜巻が原発を直撃して、全電源が喪失、使用済み燃料プールに冷却水を送り込むことが出来なくなり、果たして彼らは再臨界を防ぐ事ができるのかッ!?というどっかで聞いたことのある内容である。
いやいや、電源喪失したら原子炉のがヤベーんじゃね?と、つい先ごろおんなしような事故やらかしてこちらは助からなかった国の国民として思うのだが、そっちはどうやら気にしなくてもいいらしい。
映画内で「メルトダウンだ!」とか深刻に言ってますけど、こっちはメルトスルーだからな!
ナメんなといいたい。
あと、使用済み燃料プールとはいえ、シャツ一枚で建屋に入っていって水かけるって、それは大丈夫なんですか?
東海村のバケツリレーを思い出すなあ。
やっぱ駄目だわ原子力。本当に。

さて、映画の終盤、発電機を動かすために燃料が必要となるというシーンがある。
しかし、トレーラーを転がすトラック野郎が
「そんなヤベエところに行けるか!」
と引返すという描写である。
結果的には、主人公の一人がトラックを奪い取って運転して原発に持っていき、それでハッピーエンドということになるのだが。
少し前に、とあるイギリス紙が
「福島は人災だ」
という記事を載せたことを思い出した。
つまり、お上に逆らわず羊の様に従順である国民性が、結果的に災害をさらに悪化させたというのである。
確かに、そういった側面もあるかもわからんがね。
しかしなあ、上記のトラック野郎のような国民性もどうなんだ?と思わなくも無いのであるな。
たくましいとは思うがね。
なんかあったらすぐ略奪が起こるのも、圧倒的な生存適応力の現れなのだろうとは常々思ってはいたのだが。
あのシーンは、果たして本場アメリカ人が見てある程度納得のいくものなのかどうか、この辺はじっくりアメリカンに聞いてみたいところではある。
この映画で唯一心に残ったシーンであった。

まあ、そんなシーンを乗り越えて、最後はやっぱりチープなハッピーエンディングだ。
極限を乗り越えた恋人同士がキスをし、母と息子が抱き合って喜び合う。
もういかにも過ぎて「うわあ」ってなること請け合いだ。
なんだろうあの安っぽさは。
本当に安いから仕様が無いといえばそれまでだが。
とまあ以上の様に、正直、あんまり見る価値がない映画と言っていいだろう。
時間を無駄にしたいドMな人には熱烈にお勧めである。
本当にねえ、もう少し酷ければまだ価値もあると思うのだが。
中途半端すぎて、あまりの存在の軽さに泣けてくるシロモノである。

引き続き蒸し暑い札幌である。
これからさらに暑くなってくると思えば、どこまでも憂鬱に沈み込んでしまいそうな昨今だ。
とまれ、今夏の長期予報はどうやら平年並みであるという、節電の夏としては、まずは有難し。
所詮我々個人レベルでの節電なんて、たかが知れているといえばそれまでだろうが、気にしないより気にしたほうがいいのは当然であろう。
札幌にも計画停電があるとかいうお話だし、なんとか頑張ってこの夏を乗り切りたいものである。
一朝一夕で再生可能エネに切り替えるなんて事もむつかしいだろうしなあ。
現状出来上がっている利権構造もあるし、それで飯食っている人間も山ほど存在するわけで、そんな人たちに「お前ら今日でクビな?」なんて言えるわけも無く。
ダラダラと現状を続けて良いと言う訳では断じて無く、少しづつ、しかして確実に進めていかなければならない問題であると愚考する訳だ。
安易な原発の再稼動を容認するでもなく、我慢できるところは我慢して、前に進めていけたらと思う。
長い目での忍耐と、原発利権への監視の継続が必要である。
果たして、殊のほか飽きっぽいといか言われる日本人に可能かどうか、兎も角も、先ずはこの夏であります。


先週はDVDで2本の映画を鑑賞した。
『12人の怒れる男』、『奴らを高く吊るせ』である。
この2本には、ある同じ俳優さんが出演している。
その名もエド・ベグリー、両方ともある意味悪役である。
ま、年代的にはあまり変わらないMGMの映画であるから、こんな悪役商会風な俳優さんが出ていてもおかしくは無いだろう。
好きですよ、いい役柄ですよね?
『12人の怒れる男』では工場が火の車の第十陪審員役、テンパったおじいさんの、ある意味支離滅裂さを好演している。
この映画では真の敵役はリー・J・コッブが熱演してしまっているが、『奴らを高く吊るせ』ではラスボス的な役柄となっている。
なにせ、開幕直後にイーストウッドをまさに『吊る』し、終盤でまたもイーストウッドにげっぷが出るほど鉛玉を食らわすという大活躍。
しかも、終わり方がいいよね。
復讐に現れたイーストウッドとは闘わず、首を括って自分を『吊る』すという徹底ぶり。
あの映画では結局9人の仇は全員厳密には吊るされることは無く、他人に殺されたりイーストウッドが殺したり逃亡されたりで、唯一自分で吊って来たのがこのエド・ベグリーだけなのである。
映画そのもののテーマを体現した重要キャラクターであるといえるだろう。
あくやく、ばんざい!である。


さて、エド氏のお話で少し熱くなってしまったが。
やっぱり何度見ても『12人の~』は面白い、非常に面白い。
神は細部に宿る、という。まさにこの映画にぴったり当てはまる言葉だ。
隅々に至るまで神経の行き届いた、素晴らしい名作である。
何と言ってもいやらしいのが主役ヘンリー・フォンダのある意味怪演。
当方の好きなシーンに、第三陪審員と第五陪審員が言い争いとなり、それをヘンリー・フォンダが聞き入るシーンがある。
時間としては33分35秒くらいであろうか。
生真面目な顔をして聞き入っているのだが、画面が見切れる寸前、口の端を僅かに持ち上げて”ニヤッ”と笑うのだ。
もうそのシーンの”ニヤッ”がスゲーいやらしくて好きで好きでタマラナイのであるな。
当面の敵であるところの第三陪審員が、自壊のタネを自分から蒔いてくれたことがうれしくてしょうがないといった風情なのである。
それは36分あたりから始まる第三陪審員が第五陪審員に謝罪するシーンでも証明される。
結局、謝罪は不調に終わるのだが、その後ろで煙草を吸っているヘンリーは、確かにニヤニヤ笑っているのである。
逆転の芽を嗅ぎ取って、まさにうれしくってしょうがないという風情なのである。
しかも、第五陪審員の体で見切れて再び現れたときには既に真面目な顔に戻っているという芸の細かさといったら!
ヘンリーが第三陪審員に「このサディストめ!」というシーンがあるが、役柄内の性格付けで言ったら間違いなくこいつのほうが圧倒的サディストである。
こんなところまで考えて映像にしてしまう、コレに気づいたときは流石に当方も「映画ってスゲーんだなあ」と改めて感心させられたものだ。
もっと見込んでいくとそう言った細部に様々な発見をすることができるし、またそのように何度見ても見飽きない面白さがあるとうのが、この映画の真の偉大さなのかもしれないな。
日本国民どころか、全世界の人間に是非見ていただきたい傑作映画である。
見たことの無い方は是非、お試し頂きたい。
あなたのお財布の千円と一時間半は、必ず有意義なものになるであろうと確信する次第である。

初夏である。
なんともさわやかだ。
気温も25℃前後まで上がり、夜は15℃前後とまだいささか肌寒いが、空気はおおよそ初夏である。
アカシアの花の香りも漂うようになってきた、甘い、なんともよい香りである。
夜に強くにおうような気がするが恐らくは気のせいか、故に、この薫りをかぐと眠くなってしまうのは条件反射であろう。
春の様に埃っぽくも無く風も穏やかで、札幌では一番いい季節かもわからんねえ。
天気さえ良ければ、今週末も円山に出向こうか。
きっと、楽しいに違いない。
そんな風にゆるゆると近い未来を夢想する、初夏の夜である。


さて、前回雑記で語ったように、先週見たDVDのネタである。
実のところ、その後近所の中古屋のワゴンをあさり、いくつかのディザスタームービーらしきものを買い足した当方である。
中古屋の、さらにワゴンである。
しかも100円1本と200円が2本、どんなシロモノかはおおよそ想像がつくというものだ。
タイトルは『合衆国沈没』『ザ・ハリケーン』『ジェット274』の3本だ。
いやいや、いささか甘かったな。
想像の斜め上を行ってしまっているのである。
この3タイトルの中で『ジェット274』はそこそこ見られる、というかそれなりに面白い作品であった。
ジェット機が墜落し、それがどうやらIRA絡みのテロである可能性が指摘され、テロ実行犯の疑いを受けた機長の妻が、その疑いを晴らすために奔走するという内容である。
災害映画というより、一種の人間ドラマだねえ。
役者さんはいささか素人臭い感じがするが、脚本には一本芯が通っており、最後まで一気に鑑賞する事が出来た。
まあ、200円分の価値は十分あっただろう。
しかし、あと2本『ザ・ハリケーン』と、『合衆国沈没』は酷いもの、というか久々にワクワクしたほどネタ満載の駄目映画であった。
特に、合衆国沈没な?
見たことの無い人のために、どれほど酷いかをわかりやすく言い表すと・・・。
まず、これまで見た中で一番つまらなかった映画を思い出してください。
思い出しましたか?
そんなものはこの映画と比べれば名作と呼んでもお釣りがきますよ。
とまあこういった破壊力満点の作品なのである。


具体的に。
まずは『ザ・ハリケーン』から。
同名の映画で、デンゼル・ワシントンが主演している奴があるが、あれとは全く関係ないことをお断りしておく。
まず、パッケージはいかにも往年の名作『パーフェクト・ストーム』を意識したつくりである。
漁船をヨットに変えただけだね。あと、ちょっと稲妻が走ってる。
裏面を見ると、スジ書きにこんな台詞がある。

「パーフェクト・ストームとジョーズを融合させた、見る者を壮絶な嵐へと引き込むサバイバル・パニック・ムービー決定版!」

うぅわぁああぁぁ。
なんだろうこのイキナリ酷い地雷臭は?
『パーフェクト・ストーム』といえば言わずと知れたディザスタームービーの決定版、ジョージ・クルーニーが非常に格好いいですよね?
漁船で大嵐を乗り切ろうと奮闘するその姿は、まるでフルチン竹槍でB29を落とそうと奮闘する姿にも似てそぞろ憐れを誘うのである。
ジョーズもまた然り、パニックムービーにおける名作中の名作である。
スピルバーグ監督の撮影技術とカット割センスの偉大さを世界中に見せつけた逸品である。
当方の評価としては、この名作2本を足して3本分何かを水増しして5で割っちゃったような感じかな?
相当に止むを得ないシロモノである。
で、内容ですが。
本編おおよそ90分のうち、タイトルにある『ザ・ハリケーン』つまり嵐のシーンはおおよそ10分くらいかなあ?
スゲーあっさり彼らの乗るヨットは沈みます。
予定調和ですね、もうスリルも興奮もありません。
映画内で語られるモノは前半は主に主人公である女船員(名前は忘れた)と、男船員の現在のカレシと元カレとの薄ら寒いオサレ三角関係である。
やっぱり私は元カレが好きなのっ!てなかんじでカレと元カレがgdgdである。ちょ、ひどいなコレ、書いてて嫌んなってきた。
そして、嵐でアッサリヨットが沈んだ後は、救命ボートに乗ってまたgdgdである。
具体的には船長が「陸だぁ、陸がみえるぅ~」といって夜の海に消えていきます。
振られてしまった今カレ(?)も長く続く極限に壊れてしまい、夜の海に落っこちて「きもちいぃぞぉ~~~」とかいいながら鮫のエジキになって「ヒャッハー!」と持っていかれます、どこまでも。
うわあ。
このシーンがおおよそ3、4分といったところ、これでジョーズを融合!とか言われても、な・・・。
あとは魚を捕まえて「ヒャッハー!」ってなったり、敗血症起して死んで流されたりともう本当にグッダグダだよ!
結局元カレと主人公二人が生き残り、メデタシメデタシってなんだそりゃ?となること請け合いである。
もうね、一体なにをメインテーマに据えているのか、その辺りがさっぱりわからんシロモノであると言える。
酷いんだなあ、実際。
最後にちょっとした青年の主張みたのが入ってね?
何とか形にしようという無駄な努力が痛々しさを加速させている。
人間ドラマとしても見るに耐えん作品である、ぶっちゃけ寝オチしましたよ当方。
こちらは、正直なところ駄目という以外何者でもないというのが当方の評価、どこのでもぶっ転がってる一寸酷い駄作というだけである。


さて、そんな『ザ・ハリケーン』と違って本物のヤバ映画がこちら『合衆国沈没』である。
まず、初めに言っておかなければならないのは、合衆国沈没しません。
えーっと、パッケージにはマンハッタンの町並みがなんか「ドカーン!」てなってて、ヘリが3台だけハエのように飛んでて縦書きで「もうすぐ、この街が消える───」とか書かれていますが、マンハッタンすら出てきません。
もうね、この時点でお前がナニを言っているのか意味がわからない!と言う人もいるかと思いますが当方もサッパリわかりません。
ごめんな。
とりあえず、後ろのスジ書き全文を写してみる。


フロリダ州パハロ島の一人の男性の遺体が引き上げられた。男性の死因はなぜか水死ではなく焼死だった。実は海底に突如現れた亀裂から高温の蒸気が噴き出したのだ。しかし被害はそれだけでは終わらなかった。海底の亀裂は、フロリダ観測史上最大となる巨大地震の前兆でしかなかったのだ。家屋は倒壊し、電柱は倒れ、火災は拡がってゆく。被害の大きさに救急隊は手が回りきらない。痺れを切らした島の保安官カールと大学教授のアンソニーは、地下トンネルの閉じ込められた人々を救出するため、危険を顧みずに脱出口を切り開こうとする・・・。


ううーん、突っ込みどころ満載だが。
なんか、こう写すと改めて思うが、ぶつ切りの箇条書きくさくて酷い安っぽい文章だよねえ。
本当にプロの仕事なのかどうか、疑念が湧いてくる。
三千円くらいで暇な主婦に書かせたカンジ?
まあ、それはいいや。人妻モノは好きだし(?)。
まず、合衆国沈没というタイトルにも関らず、いきなり”フロリダ観測史上”とフロリダ限定にトーンダウンしていますね。
ここ大事なポインツである。
で、地震によって地下トンネルとかいうところに人が閉じ込められる訳だが、それがどこにある”地下トンネル”なのかも明記されていない。
が、島の保安官カールが救助に向かっているのだから、島の中”だけ”で起こっている事態であるということを我々は理解しなければならないのである。
そう、ならないのだ!断じて!

実のところ、パハロ島とかいうところのゴルフ場の地下通路限定、というのが本当である。
ちっさ!どんだけちいさいんだよ規模!
しかも『家屋は倒壊し、電柱は倒れ』というフレーズが存在するが、倒れたののは海沿いにある掘っ立て小屋みたいなの一軒だけ。
電柱も確か一本だけしか倒れていなかった筈・・・。
ちなみに、火の手も上がってなかったなあ。
薄いだろ?そうなんかスゲーチープなんだよなあ。
マンハッタンの摩天楼など望むべくも無いのである。
まあ、そこから例えばローランド・エメリッヒとかなら合衆国或いは世界規模の災害に結びつけていくわけだし、どうなる事かと先に進める訳だが、嫌な予感が止まらなかったりするな実際。
この安っぽさを見せられると、なあ。
もうワクワクが止まりませんよ?
出来の悪いVシネマ見ているみたいだ。
俺、きっと時間を相当無駄にしているなあと無情な想像が脳裏を掠め過ぎである。
さて、お話は続く。
地震によって埋まった地下通路には、ゴルフ場のシャッチさんと建築士、その助手、電気技師の四人が生き埋めとなった訳であるが。
この建築士の夫が大学教授アンソニー、離婚は秒読みの間柄というのがどことなくダイ・ハードを思わせて微笑ましい。
そしてお父さんは保安官カールである。
内輪だなあ。イラッとするほど内輪話だなあ。
そこで、お父さんと夫はお互いののしりあいながら娘で妻を助けるために地下に潜ろうとするのだが・・・。
潜ろうとしたとたんに。地震が起きて入り口が埋まります。
失意の夫を義父がしりっぺたひっぱたきながら、ならばと別の入り口を探して潜らせますが、また地震がきて埋まります。
そんなのばっかりかぁ!!
酷いなコレ、ちょっと。
なんかな?いかにも発泡スチロール然とした安っぽい岩がな?上から降ってくんだよ。
それで「うわぁぁ~!」ってなる訳だな。
もうさっぱりわかんねえ。ナニが楽しいのか全然だ。
そうした間にも、こういった風景が挿入される。
街の化学工場が燃えているシーンということだが、なんかレンガで出来た安っぽい建物がチロチロ燃えていて、そこにおっちゃんが古い消防車でちょろちょろ水をかけている。
なんとも、平和で牧歌的ですらあるな。
ときどきなにかの圧力計みたいなのがじりじり上がってゆく絵も挿入されえるが、だからどうした程度でしかない。
なんとも悲しくなってくるような演出である。
最後は結局、地下通路はその工場と繋がっていて、保安官と大学教授がちろちろ燃える炎のなかに飛び込んで助け、出たところでドカーン!というかボン!ってなかんじにショボイ爆破があって、それを背景に無事を喜び合うという結末である。
なんだそれ?
あれ?合衆国は?
というか、島すら沈没してねえしー!
これは、もう半ば確信犯だよねえ。
きっと、権利会社が捨て値でまとめて何本かDVD化権買ってさ、そうして売るためにいろいろまぶして市場に流しちゃったという何か、だよねえ。
もう悪意しか感じないな。
ごらんの有様だよ!である。
魔法少女アイ惨や怒りの日もびっくりであるな。
きっとこれは、銀河の歴史に残る駄作に違いない。
やっぱ、お金無いとディザスターは作れないのだなあと改めて実感させられた次第である。
その後、おとなしくデイ・アフター・トゥモロー見て癒された傷心の当方であったとか。
駄作とか言ってごめんな?エメリッヒよ。
改めて見ると、やっぱ比較的アンタスゲーよ。
・・・なんとも微妙な誉め言葉ではあるな。

或いは一見の価値があるかもしれないこの超駄作『合衆国沈没』、見たい人はテキトーにどっかで探してください。
アマゾンあたりにあるかなあ?
ちょっと探してみっか。
欲しかったらくれてやんよ?どうせカラスよけにしかなんねえしな!

最低気温もどうやら二桁を越えるようになり、あと一月もすれば立派な夏がやってくるのだろうななどと、いささか憂鬱なここ札幌である。
節電の夏らしいしねえ、北海道電力も泊が止まって大混乱である。
ま、いい機会だと思って頑張ろうか。
ここで何事も無ければ実際のところ原発は必要なかった!ということになるのだろうしねえ。
利権構造とかなんとか、難しい事はさっぱりわからん当方ではあるが、過っては則ち改むるに憚ること勿れと言う言葉が論語にある通り、日本という国家が間違いだとわかったのならすぐに改められる共同体であって欲しいと切に願うものである。
いろいろな、大変だろうが。
時計の針を戻すことなく、進んでいきたいものであるな。


さて、先週に引き続き部屋の整理、具体的にはDVDの整理である。
いやあ、あるわあるわ。300枚くらいあったかな?
結構大きいダンボールが三つ分くらいになったとか。
存外トールケースと言うのも場所を取るものであると、片付けて改めて実感した次第である、部屋が広くなったなー。
で、こうして整理していくと、やっぱりも一回見たいDVDが出てくるわけでして。
今週はエロゲーの発売日ではあるが、あんまり欲しいものもないし、給料日後ではあるが急須くらいしか欲しいものもないし、動物園は先週行って来たしで、部屋にこもってDVD三昧と洒落込もうかと思っている。
どうだろうねえ。
具体的なラインナップはというと。

・ デイ・アフター・トゥモロー
・ ポリスアカデミー
・ U─571
・ ザ・エージェント
・ ディープ・ブルー
・ 明日に向かって撃て!
・ スティング
・ 12人の怒れる男

といったところである。
なかなか、ステキな面子じゃろ?
まあ、あんまり出来の良い映画とも思わないが、ディザスタームービーが好きで好きでたまらない当方としては、たまーに見たくなるのがこのデイアフタートゥモローである。
相変わらず眠そうなジェイク・ギレンホールが若くてなあ。
アメリカ公開が2003年だったか?もう9年前である、そりゃ若いわな。
あとはディープブルーか、洋題はDeepBlueSea、でかい鮫と人間の知恵比べといった脱出ムービーである。
サミュエル・ジャクソンとか、LL・クール・Jとかwwww。
時代を感じるなあ。
U─571は二次大戦モノの潜水艦ムービーであるのだが、見た記憶がとんとないのはどうした事かな?
すごいよねえ、ジョン・ボン・ジョビとか。
マシュー・マコノヒーやハーヴェイ・カイテルなんかも出ているし、やや地味ではあるが全体としては金のかかってそうな映画である。
さて、見れば思い出すかな?
あとは、特に説明の必要なものもなさそうだな?
いずれ劣らぬ名作揃いである。
果たして、バタ臭いアメリカンニューシネマの明日に向かって撃て!とかを名作と呼んでいいものかどうかは意見の分かれるところだろうが。
結構ね、レッドフォードとニューマンの組み合わせが嫌いと言う人も多いからなあ。
これで、今週末の予定が出来たな。
ま、ノンビリ寝っころがりつつ楽しむとしようか。
無粋な予定など入らなければいなと願うこの頃である。



忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[12/17 TathoathSog]
[12/17 AlgossysoolvE]
[08/18 革命]
[08/13 NONAME]
[06/04 NONAME]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ontai
性別:
男性
趣味:
読書 睡眠 ゲーム
バーコード
ブログ内検索
カウンター
お天気情報