忍者ブログ
2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
[1] [2] [3] [4]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

先週の安田記念もまたハズレである。
まあ、なんつーか、流石に逃げすぎだろシルポート。
まあ、あの馬としては間違ってはいないのだがね?
速いペースで引っ張る事自体は、な。
おかげでグランプリボスとかダノンヨーヨーとか、変なのまで脚を伸ばしてくる始末である。
15着のエイシンアポロンを本命にした人間が言っても詮無き事か、切ないなあ。
香港馬2頭もちょっと可哀相だったかな、このペースになっちゃうとどもならん。
まあ、コレに懲りずに秋もお待ちしていますよ。
勝ったストロングリターンはよく頑張ったな、というか福永君大爆発だな。
週末重賞総獲りじゃん、気ぃつけないとあんた死ぬぜ?
一週遅かった感じはあるものの、どちらにしても大したものではある、リーディングへ向けて視界良好といったところか。
胡散臭い人気馬のような気がしたのだが・・・2番人気がよかったのかもわからんな?
2着グランプリボスはありそうではあったがね?
当予想でもよほど速くならないかぎりは・・・とコメントしていたが、そのよほどがやってきてしまったな。
これが競馬の恐ろしいところさ。下駄を履くまでわからねえのが勝負事というものである。
3着はコスモセンサー。
これは本当に頑張ったな、このペースで前残りだし。
次はちょっと気に留めて置くこととしようか。
あとはダノンヨーヨー、ガルボと続く、コスモ以外は見事に中団以後の追い込みばかりであった。
アパパネはダメかなあ?
随分ズブくなってきているような感じはあるな。
今後現役続行かどうかわからんが、エリ女あたりで復活とかないかなー。
今後のスケジュールを気にしておこうか。
安田記念に関してはこんなものかな?
ああ、そうそう、ちと珍しいことがあったようだね。
堀先生が調教師インタビュー拒否ったとか。
JRAがかなりナーバスになっとるゆう話だったがな。
調教助手が替わりにしゃべったとか、大変だな、助手さんも。
苦手なものは苦手なんだからしゃあないと素人的には思うのだが、問題はJRAが官僚組織であるということだ。
・・・ぶっちゃけ、ヤクザと一緒じゃん?
面子重んじることにかけてはさ。
えらい人的には「たかが調教師如きが!」とか言ってんだぜ、きっと。
ああいやだいやだ、傍流にトバされたマッチョは本当にタチわりいな。
別段、レース後の調教師のコメントなんてどうでもいいし。
レース前なら少しは気にするがねえ。
ほどほどのところに落ち着いてくれればいいがな、堀先生のためにもな。


週末は宣言どおりのDVD三昧であった。
そのお話に関しては結構良いネタもあり、また後日お話したいのであるが、一日フリーだった土曜日はひさしぶりに実に優雅な休日であった。
.気温も暑からず寒からず、のんべんだらりとした中で死んだ魚のような目をしたおっさんが、一日モニターの前でニヤニヤしているところを想像してみてほしい。
な、凄いだろ?
もう自分でもドン引きですよ。
とまあそんな感じの休日であったのだが、昼には久々に近所のみや●や(パン屋さん)に行って昼食用のパンをみつくろってきた。
当方が買ったのはみや●やでは一番のお気に入りのアマンドバナナと、りんごのデニッシュと、そしてながーいチョリソが一本パンを貫通していて、中にチーズが入った奴の三つである。
問題なのは最後の名前すらよくわからん奴である。
トレイに以上三つを乗っけてレジに行くと、いつものオバちゃんが「ああ、今焼きあがったから取り替えるねー」と言ってアツアツの奴に取り替えてくれたのである。
有難し!と思いつつ隣りのセーコマで牛乳買ってルンルン気分で帰宅し、いざ熱い内に、とかぶりついたのであるが。
なんと!
下からアツアツのチーズがだーっとほとばしった!
す、すげえ!腹から股間から灼熱チーズまみれである。
熱い熱い!うわああああ!か、カーペットがあ!
とまあ阿鼻叫喚の地獄絵図となってしまった。
「なんだよ、もう。冷めたのでよかったのに!」とか言いながら後始末に精出した次第である。
ま、まあおいしかったといえばおいしかったが、な。
喰いモンに罪は無いし、そこだけは認めてやるか。
というか、今度からは気をつけようといういい教訓であるな。
これでまた一つ賢くなった訳だ。


先週の我が日ハムはなかなかのトントンっぷりである。
まあ、調子がいいといえばいいのかな?
阪神に4連勝とかしでかしてるし、得意の交流戦で着実に貯金を積み重ねているね。
斎藤君は相変わらずぴりっとしない投球、とはいえまああんなものかなとも。
出だしがちっと調子よく勝ち星を重ねすぎたからな。
五分くらいでシーズンを投げきってくれれば御の字である。
そういえば、まさるさんもしばらく勝ち星ついていないね。
こちらはベテランだし、そんなに心配いらないと思いたいが、勝てなくなり出したらテッテ的の勝てないのがまさるさんクオリティだからな。
去年の後半戦とか。
くそう、秋山監督めえ、いま思い出しても腹の立つ。
そろそろ盛り返して欲しいものである。
代わりといってはなんだが、中継ぎ陣は絶好調だな。
谷元君、増井君、森本君なんかがフル回転しとるのう。
森本君は社会人ルーキーだが、やはり拾い物だったかもね。
昨年は完全試合も達成していたし、来年あたりから本格的に先発で頑張って頂きたい逸材である。
そして、久さんの復帰も好材料であろう、特に増井君あたりはな?
イキイキ投げているからなあ。
ま、いい経験だったのではあるまいかな?
さて、戦列復帰といえば金子誠さんも復帰である。
いきなりここ数試合誠さんのチームみたなっててビビったがな、活躍してくれるのは何よりであるねえ。
それが不安というか、不満と言うかなんだが。
36歳のショートの替わりが出てこないというのも何だかなあ、と思うわけですよ。
それだけ存在感のあるいい選手と言えるのであろうが、若いのにはもっと頑張って欲しいと思うのは当方だけではあるまい。
野手の高齢化がいかにも心配な昨今である。
まとめて怪我とか、ここから暑くなって来るとありそうで嫌だよね。
若い野手の奮起に期待したい。

PR

あけましておめでとうございます。
旧年中はこんなクソつまらねえブログを覗きに来てくださり、感謝の念に堪えません。
本年も変わらぬご愛顧のほど、平にお願い申上げます。


さて、いいお正月を迎えられたであろうか?
当方はと言えば、完全なる寝正月である。
実家には帰らなかった、というのも、二日から挨拶回り等、諸々仕事ともいえない雑事が入り組んでいたからである。
さすがに元旦に移動するのも気が滅入るしなあ。
家でゆっくりすることとした。
で、一体30日、大晦日、元旦とナニをしていたのかといえば・・・。
30日は色々、動いていましたな。
とりあえず駅前まで出て大丸やら紀伊国屋やらMK(?)やら一回りしてきたわけである。
それにしても、大丸はいつもひと入っているけど、あんなに並んでるのは初めて見たなあ。
当方は主にかわらけを見に行ったので寄っていないが、タクシーの運ちゃんのお話では地下の食料品フロアはまるで戦場のメリークリスマスのような有様であったらしい。
あるいは地獄の黙示録か、ハンバーガー昼か、プライベートらい案かと言う感じである。
一発変換だとこんなところだねえ。
二千円ほどでちょいといい具合の沓型があったので買ってきたのだが、7階ですらレジにたどり着くまで十分ほどもかかってしまう有様であった。
あとは紀伊国屋で塩野七生先生を数冊とやくたいもない小説を数冊、そしてMKでギャル処女を購入し、とりあえず駅前でのミッションはコンプリート。
その後は前述のタクシーに乗って西線近くの東光ストアで年末年始のお買い物、色々と買い込み、さらにレイク柏によって年末のご挨拶と「SKET DANCEください」といいおもむろにスケダンを20冊ほども買い込み、これで本年の活動は終了である。
両手を荷物だらけにしてまるでペンギンのようによたよた歩きながら、無事家に帰り着けばあたりは真っ暗、そのままひとっ風呂浴びてバタンQである。


そして大晦日、元旦であるが。
こちらは数行で終わる程度の行動しかしていない。
具体的には

①寝ている
②おきてみかんを食う
③三国志をする
④SKET DANCEをひたすら読む

ごらんの有様である。
ほとんど寝てるかスケダン読んでいるかだったな。
いいお正月であったなあ。
真っ暗な部屋に行灯の明かりだけ一つともして、その下でひたすらにスケダンを読む。時々爆笑しながら。
実にしあわせであるとしか言い様が無い。
とりあえず言える事は、スケダンに関してはシリアス系ドラマ回はおまけでしかないという事だな。
読みきりギャグ回がすべてという事である。異論は認めない。
その中でも抜きんでたクオリティを誇るのが『透明人間露わる』だろうな、もう一択でいいんじゃね?
次点として『進め!ペロキャンガール』『壊れてしまった特別な・・・』『エキサイト・エクササイズ』『パニック・イン・校長室』あたりであろうか。
いいものだな、スケダンは。
とりあえず、かねてよりの懸案であったスケダン一気読みができたことは大きな収穫であったと言えるだろう。
やっぱ長い休みは良いねえ、ああ、学生時代に戻りたい!


それにしても、いいおっさんが一体何をしているのだろうねえ。
お正月早々。
おっかしいな、今年は塩野先生で過ごすはずだったのだが。
まあいいや、先生はゆっくり行くとしようか。
ま、こんな感じのお正月であったとさ。
反省はしていない。

明けましておめでとうござます。
今年もどうか一つ、よろしくお願いしたい所存である。
ナニを、とは言わない。
まあ、たまーにでも、生存確認に来ていただければ幸いである。
一週間以上更新がなければ、奴ぁくたばりやがったなと思って頂いて結構です。
では、今年も何とか死ぬまで生きましょうか。


のんびりしたお正月である。
お年玉ぶんはもうプールしてあるのでお金の心配は無い、あとは発送を待つばかりである。
まあ、思い立ったのが十二月も末、大晦日は郵便局も開いてないとか言われ、そうかならば3日あたりかと考えている。
多少散財ではあるがいつか来た道である、こういったものは廻り廻っていくものだと幼少より叩き込まれた当方である。
一年に一度の事だ、派手に散らすのもよかろうさ。
大丈夫、まだ自分を騙せています。

何というか、年々お正月らしさが希薄になっている気がするのは気のせいだろうか?
外に出れば結構人も歩いているし車も走っている。
近所のコンビニに買出しに行けばそれなりに賑わっている様子である。
顔見知りの店員のオバちゃんがいまいましそうに
「お正月くらい休めばいいのにねえ」
とおっしゃっていた。
イグザクトリーそのとおり。
季節感の無い事はなはだしい。
とまあ、コンビニに買い物に来てる自分が言うことでもないか。
それでも、大晦日の夜から三が日までとは言わぬが、せめて二日くらいまで休めばいいのにねえ。
従業員さんもお休みが欲しかろうもん。
就任以来いままでろくな事をしてこなかった菅首相に是非ともお願いしたい、そういう法律作ってくれと。
唯一評価できるものになりそうだと思うのだがどうだろう?

この二日ほど、家で喰っちゃ寝喰っちゃ寝、年末に届いた攻殻機動隊SAC2nd GIGBOXを見つづけていたりしてました。
まあ、無為なことこの上なし、だがそれがいい、と敢えて言おうではないか。
今のところ、面白くはあるがどうしても1BOXと比べると落ちると感じてしまうのは致し方なしだろう。
あの、1に存在した全く理由なき全能感が随分と薄れ、初めから追い込まれている印象を受けるのがその理由だろうか?
お話のスジも若干安っぽく感じてしまっている。
あくまで比較的なお話。
総じてクオリティが高いのは認めます、面白いですよ?
パズさんやサイトーさんのエピソードがあるのは結構気に入ってるんだけどな、このあとボーマさんのエピソードもあるのだろうか、1ではパズ、ボーマラインは投げっぱなしだったからな、そのあたりは楽しく鑑賞できています。
まあ、買ってよかったと思っている当方である。
そのほかにはねえ・・・。
本を読み漁っている。
具体的には投げっぱなしてあったフリーマントルのチャーリーマフィンシリーズや、宇江佐真理の『泣きの銀次』シリーズなんかをパラパラめくって眺めてます。
ああ、のんびりだなあ。


おおむねこんな感じで過ぎる正月である。
まあ、今日一杯かな、こんな感じも。
明日は少しばかり職場に顔をだす、まあ片付けたい仕事もあるしな。
本格的には四日からだろうが。
そのあとは腹ごなしにぶらっと回ってみようか。
ここまで固まってると流石にリハビリが必要そうだ。
さて、じゃああと一日だけ怠惰を満喫すっか。
皆さんも良い新年をお過ごしください。
 

いよいよもって今年もあと僅かであります。
まあ、風邪ひいたということにして、今年は引きこもろうかと思っとる不心得者な当方である。
姉貴が実家行くっていってたしな、まあ、当方なんかが行ってもしゃああんめえよ。
正直、あの空気はきつすぎる当方である。
とりあえず、姪っ子にお年玉でも送っとくか。
それで義理は果たされるであろう、そんな風に思いたいこの頃であります。
果たされねえだろうなあ・・・。


さて、2010年も残すところあと一日とちょっと、何とか今年も生き延びたとの思いが強い。
まあ、年々歳々、きつくなっていくんだけどね、実際。
腰は痛いし頭は痛いしろくなところが無い。
悪いとこばっかりだ。
とっととくたばってしまいたいとの思いもあるが、さりとてそれを恐れる自分も確かにいる訳で、何とも人間とは矛盾にあふれた生き物であると改めて感じる次第である。
来年は、死に場所探して旅にでも出てみようか?
いいなあ、人っ子一人いないところで煙の様に消えうせるが如く人生を終えるのである、こんなステキなことはないよなあ。
そんな由無し事をかんがえつつ、今年もまた暮れていくわけである。
ああ、何にせよ、伊達巻きが食いたい。
それでは、また来年。
よい歳をお迎えください。
 

さてさて、先週の競馬も結局は当方の本命コスモヴァシュラン君は最後着と、こちらのほうが背筋が寒くなる様子である。
やれやれ、困ったもんだ。まあ、わかっちゃいたけどね?
結果のほうはほぼ予想通り、とはいえ、トウカイメロディがまさかあれほどのパフォーマンスを見せるとは思ってもいなかった。
どうやらこれで本物か?
ただ、惜しむらくは今回使ってしまった事。
こっから休養に入ってぶっつけで菊らしいが、残念ながらそこまでGⅠは甘くない。
陣営の描いた絵としては、菊がダメならステイヤーズSで賞金を加算し有馬、といったところだろうが、そこまで上手くいくかなあ?
有馬向きの馬ではあると思うのだが。
まあ、来年に期待といったところだろうな。


相も変わらず暑い日が続くここ札幌である。
朝夕は随分と過ごしやすくなってきて、いい塩梅ではあるが。
まあ、どうやら全国的に暑い様子である、京都で四十度近くまで行ったんだって?
すげえなおい。熱帯雨林が出来そうだ。
そんな日々、当方は先日ふらりと近くの古本屋で文庫の渉猟などしゃれ込んだ。
戦利品は一冊のみ、菊地秀行の
『幽剣抄』
である。


さて、菊池秀行氏である。
どっかで聞いたことあるんだけどなあ・・・。
と、扉を開くとプロフィールが載っている。
デビュー作は『魔界都市<新宿>』、その後『吸血鬼ハンター”D”』、『魔界医師メフィスト』『魔界都市ブルース』などのヒット作を産み出す、とある。
・・・んん?
随分と魔界が好きな人だということはわかった。
吸血鬼ハンターDって、むかーしそんなアニメを見たことがあったようななかったような・・・?
内容までは覚えていないが、そうか、その原作の人なのか。
どちらかといえば、ファンタジー畑の人なのかな。
まあ、いかにも曰くありげなタイトルである、裏表紙のト書きにも怪談時代小説のようなことが書いてある。


時に、当方という人間は、ホラー小説というものが嫌いである。
ああいったもののどこが面白いのかサッパリ解からぬ。
以前、人に進められた有名どころの数冊を見繕って購入した事があるが、まあ小説としては下の下なシロモノばかり、文体は薄い上にくどくどしく、正直これが商業レベルで通用する業界とジャンルいうものの存在意義すら疑ったほどである。
そこからはひたすら忌避、というよりは無視して生きてきた次第である。
まあジャンルが悪いわけではない、書いた人間がクズなのだということはわかっている、ちゃんとした人がしっかりとした技量を下敷きにまじめに書けば、すばらしいものも出来上がるのだろう。
きっとな!


そんな当方がなぜこのような小説を?とお思いの向きもあるだろう、作者すら知らないのに・・・だ。
まず一つはその文庫の扉絵。
着流し姿のざんばら髪の、抜き身を引っさげた顔色の悪い男が口元からわずかに血を流してこちらを見つめている。
その絵が───なにやら大層魅力的に映った事。
そして裏のト書きに書かれている小説ジャンル。
曰く「傑作時代小説怪異譚」とある。
じぶんで傑作言うな、とも思うが大切なのはそこではない。
頭に”時代小説”がついているところだ。
かの池波正太郎氏も鬼平犯科帖で「大川の隠居」という一種の怪異譚を挟み込むように書いている。
当方は、ホラー小説は嫌いだが、怪談、怪異譚は大好きである。
どこが違うのか、と問われれば、ニュアンス、としか言い様が無い。
ラフカディオ・ハーンの怪談が嫌いな人間などほぼいないであろう、前述の池波氏しかり、やはり書き手の確かな技量が必要なのである。
そして、少なくとも当方の知る限りにおいて、ホラー作家と名乗る近々の存在にその技量を持つ人間は存在しない。
まあ、キングなんかは別格である。
あそこまで行けばたいしたもんだが、あれは完全に彼のオリジナルでありキャラクターである、キングを真似たところで本物を越せないのは当然のことだ。


まあ兎に角だ。
そんなこんなでいろいろなものにひきつけられて、この文庫を何百円か出して購入したわけである。
さて、家に帰って飯を食い、そういえばと思い出したようにつらつら眺めて仰天した。気付くと二時間が経過していたのである。
これは・・・本物臭い。
小説の技量筆の力作法もさることながら、初めての時代小説とは思えぬほどの落ち着きである。
筆が乱れる事が無い、淡々として重厚でもあり、そして軽妙でもあり、兎に角流れるような筆致とまた物語構成の上手さはまあ近頃類を見ないほどの上手である。
べた褒めだなあ、当方。
しかし、それくらいの価値は、この短編集には十分にあるだろう。
上質の短編5本の間に更に短い4本の超短編を挟み込み、面白くそして飽きも感じさせず、この構成の見事と言うより他は無い。
ここまで全く聞いたことも無い作家さんであったが、思わず昔の作品を取り寄せしたくなってしまった。
まあ、既に三十年も作家生活を続けていて三百もの本を出している大ベテランである、ここまでこの世界で生きてこられるのだ、実力は折り紙つきで固定ファンもついているのだろう。
それにしても・・・ここまでの作家さんを全くといっていいほど知らずに生きてきたとは。
いまさらながら世の中は広いと思い知らされる。
遺憾であり、慙愧に堪えないというやつだ。


まだまだ暑い秋の夜、時には上質な怪異譚はいかがであろうか?
背筋の寒くなることうけあいだ。
当方がこの短編集の、一番の印象に残っているのは、前述した超短編の一本
『茂助に関する談合』
である。
多くは語られないが、なにやら背筋にうそ寒いものを感じたのは確かである。
是非、お勧めしたい、まさに傑作である。
 



忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[12/17 TathoathSog]
[12/17 AlgossysoolvE]
[08/18 革命]
[08/13 NONAME]
[06/04 NONAME]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ontai
性別:
男性
趣味:
読書 睡眠 ゲーム
バーコード
ブログ内検索
カウンター
お天気情報