いよいよ夏本番といった趣のあるここ札幌より。
暑さに限りなく弱い生物である当方にとって、またしても憂鬱な季節がやってきたものである。
具体的には、三十度を超えると活動を停止します。
夏場だけ根室とかあっちの道東方面に引っ越せればいいのだがなあ、などと本気で考える昨今。
駄目人間まるだしである。
現在、件のユダヤ警官同盟はひとまずお休み中。
フリーマントルのチャーリー・マフィンシリーズの第三巻
『呼び出された男』
が手に入ったのでそちらに取り掛かっている。
第三巻を除いて四、五、六巻と所持していた状況の中、読み進めたい誘惑と戦う日々もようやく終わりを告げたわけである。
で、読んでみると。
ああ、やっぱおもしれえなあ、フリーマントル。
前の二冊が英米両情報部とチャーリーとの血戦を描いた物語であったのに対し、今回のお話はいささかスケール的に小粒であるように感じられる。
ただし、だからと言って面白くないわけでは断じてない。
世界的な広がりを絞ったかわりに、個々の人物の描写が実に濃厚になっている。
フリーマントルといえば、世界を股にかけるスパイもの、という大風呂敷のイメージが強いが、やはりその根底には、巧まざる人物描写の技があるのだ。
その時々の人物の内面や人間性など、必要にして十分の文量、筆力、筆致で物語の中に刻み込んで行く様は、ある種の畏怖さえ感じさせる。
そのうえで抑えるべき情報は抑え、伏せるべきものは伏せ、その絶妙なバランス感覚は思わずページを繰る手が止まらなくなってしまうほどである。
さすが、エスピオナージュの本拠地、英国の看板作家であると感心しきりである。
現在は四巻目の途中であるが、このぶんだとあっという間に手持ちが尽きてしまいそうである。
ああ、読むのがもったいない、ついついそのように感じてしまうこの頃である。
業の深い事だ。
静岡県知事戦は民主系候補の勝利であった。
今回の民主は分裂選挙となり、自民系候補の圧勝で終わるだろうと予想していただけに、いささか驚いてしまった。
僅差であっただけに、一連の首相の行動が響いてしまった印象はぬぐえないだろう。
最新の世論調査では、内閣支持率がやや回復傾向にあるという結果が出たようである。
民主の鳩山代表の政治資金収支の虚偽記載が原因の、いわば敵失であるといえようが、はたしてどこまでこの結果を信用してよいものか。
首相周辺ではこの問題を徹頭徹尾つついて行きたい意向を示しているが、どうにもいい大人がと、みみっちくてそろそろ目障りに感じる。
そもそも、自分らの内側にも与謝野やら渡辺のボンボンやら、まあ良い感じグレーな政治家が山ほどいるではないか。
いずれ、次の都議選が天王山となるであろう。
一連の狂騒の結果はすぐにわかるはずである。
こう考えると、自民としては、やはり麻生が首相になった瞬間にやっておくべきだったのだろう。
あの時期もいろいろあったが、それでも今回ほどに追い詰められる事は無かったはずだ。
そもそも、一国の宰相を選挙の顔などとふざけた理由で選ぶのが惰弱なのである。
自民としてはさしずめ小泉の二匹目の泥鰌といったところだったのだろうが、その考え自体がもはや思考放棄といってよい。
党の顔など気にせず、国政において自分に何ができるのか、そのあたりをしっかりと考えて、どの政治家も選挙に臨んで欲しいものである。
さて、そんな政治談義の次はエロゲーである。
この落差がたまらない。
自画自賛である。
現在、蝶の夢、姫狩りDMを筆頭に、多数の積み在庫を抱えている当方がプレイしているのは、実は真恋姫無双だったりする。
パッケージ見てたら、も一回やりたくなった。
せいぜいがその程度の理由である。
世間的な評判では蜀ルートがどうも悪評芬々なのだが、当方はそんな蜀が大好きである。
これは、張飛と呂布の影響が大きいと見る。
この二人でもうおなかいっぱいですよ?
そのほかにも、他のルートでは無いあのグダグダな雰囲気がたまらなく好きだったりする。
まあ、とりあえず恋姫熱も一段落といったところなので、そろそろ積みゲー崩しを始めないとなあ。
そういえば、今週の金曜日は仏蘭西少女の発売日か。
マタ、ツミゲーガ、フエルナア・・・。
とりあえず、丸谷さんには頑張って欲しいですな。
Tony氏はまあいつもどおりで十分です。
仕事サボってでも買いに行く、それが漢の生き様であると信じて。
・・・反省などしない。
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