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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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さて、先週末見て来たシャーロック・ホームズの感想である。
正直言って、内容的にはそれほど特筆すべきものは無いと感じた作品であった。
まあ、なんかで聞いた事があるのだが、所謂ところの
「イギリスでは、エリートや知識階級ほど、オカルティズムに嵌まる」
という俗説を、そのまんま映画にしたようなストーリーである。
話の筋はこんな感じだ。

ベーカー街223番地には、変人の名探偵が住んでいる──。
シャーロック・ホームズとその助手ワトスン博士は、とある黒魔術教団の生贄になりつつある女性の救出依頼を遂行していた。
大捕り物の末、無事救出に成功、教団のトップであるブラックウッド卿も逮捕して一件落着、のはずであった。
その後、ブラックウッド卿は絞首刑に処せられ、その検死にはワトスン博士が立会い、彼の死亡を確認した。
しかし、その数日後、警察よりブラックウッド卿がよみがえり、墓を壊して世に放たれたとの知らせが入る。
果たして、卿は本当に生き返ったのか?
何故?何のために?卿の狙いとは一体?
ホームズとワトスンの、新たな事件が、幕を開ける。

まあ、なんというか。
映像的には文句のつけようが無い作品である。
わざと明度を落としているのだろう、薄暗く、ごみごみしたロンドンの町並み、雑踏、曇り空、漂う霧といかがわしいような人々の熱気。
イメージとしての当時のロンドンの空気感そのままの風景が、スクリーンの向こうに広がっている。
俳優として、当方が知っている人間といえば、ホームズ役のダウニーJr、ワトスン役のジュード・ロウくらいなものであるが、まずまずいい役どころといったところである。
しかしまあ、いささかキマりすぎな感も否めない、が。
服装なんかも、ちょっと格好良すぎだよな。
この二人のファンならば、ハンサムな彼らに拍手喝采なのだろうが、当方としてはもう少し泥臭いほうが好感が持てたかも。
今となっては、そんな気がする。

お話的には、正直ホラーは嫌いじゃないが、オカルトはそれほど好きでもない当方としては、なんとも曰くいいがたいシロモノでああった。
まあ、それほど退屈もせずに最後まで見られたことを考えると、そう悪い映画でもなかったのではないかとも考えるが。
しかし、この映画の最大の突込みどころは、何よりもその字幕の難しさ、あるいは拙さにあるのではなかろうか?
なんというか、あちら独特の掛け合いが、いささか字幕では難しすぎて理解できないところが多々あった、というのが残念なところである。
前述した通り、映像が売りのこの映画としては、理解に難い字幕ほど相性の最悪はものは無いだろう、そんな風に思ってしまったらもう駄目である。
おまけに結構な早口で、わからない掛け合いが早いテンポでポンポン繋がられたりした日には、もう全然駄目である。
なんだろうね?
洋画は字幕で見る、という当方のポリシーが根本から覆された、そんな映画となってしまった。
或いは、当方の理解力が薄すぎるだけなのだろうか・・・。
とっても不安である。
恐らく、この作品に限っていえば、吹き替えで見たほうがずっと楽しめる、そのように考える次第である。
まあ、吹き替え版見てないから、なんともいえないのだが、きっとそうに違いない。

次回は続いて前の日曜日、レイトで見てきた藤沢周平映画
『花のあと』
の鑑賞記を書こうと思っている。
まあ、今から言っておくがこれは酷い映画であった。
口を極めてののしる事になりそうなので、どうぞお楽しみに。

 

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