忍者ブログ
2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
[311] [310] [309] [308] [307] [306] [305] [304] [303] [302] [301]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

最低最高気温、共にプラスが常態化しつつあるここ札幌である。
暖かくて結構ですなあ、実際。
流石にもう降らん、と思うのが素人さんの赤坂見附。
どうやら明日にも雨が雪に変わりそうである。
一進一退である。

さて、表題のこの言葉。
うまそう!である。
なんだか妙に、琴線に触れる言葉だ。
特に若い女性なんかが使っているのを見ると、思わず両足タックルからマウント取って産まれてきた事を後悔するくらい殴りつづけたくなったりする。
どうにも、歳取ると些細な事が許しがたくなっていけねえな、といったところである。

つい先だって、近所のコンビニにておでん什器の前にたむろしながら
「うわーこれチョーうまそう!」
「うまそうだよねー!」
とかやっている若い女性数人のグループがいた。
きつい。これはきつい。
以前はそれほど気にした事もなかったんだがなあ・・・。
そしてこれも歳を取ったが故の弊害と思いたい。
近頃、妙に口がすべるのである。
まるでこの国の歴代首相のように。

「うるせえな、”おいしそう”だろうがクソが」
・・・おや?
いま、思ってること口走っちゃった?
うわー、ダダ漏れじゃん、駄目じゃん自分。
一瞬、水を打ったように静まり返るレジ前。
と、凄い目でこっちを睨んでいる女性陣。
目をそらすのも業腹で、じっと見つめ返していると、おもむろにレジ前から離脱しながら遠ざかって
「うわ、こいつウザ」
「キモいんだよ、オヤジ」
とか、聞こえるようにいいながら店を出て行ったとさ。
よし、勝った。
めでたしめでたし。

なんだろうね?
普段仕事最中じゃこんなことないんだけどなあ・・・。
悪い事に一日の終わりの夜だったし、いろいろ世渡りに大切な何かが磨耗してしまっていたのかも知らん。
なんだかすげえ自己嫌悪に陥りながら、買い物籠をレジに出すと、妙に優しげな目をした店員さんの表情がそこにあった。
バツが悪いとはこの事、いい歳こいたおっさんが取る態度じゃないよねえ、ゴメンナサイ。
これこそ思わず目をそらしたりなんかして。
ああ、俺駄目だの瞬間である。

やっぱりねえ、言葉ってのは大切だと思うのである。
恐らくは素人さんだろうが、花も恥らう若い女性が”うまそう”はないよねえ”うまそう”は。
なんだか寂しくなってしまう。
そこは素直に”おいしそう”と言っとこうよ、と。
まあ、男なんてえのは単純なものでして、そういった細かいところにコロッとまいってしまうことも多々あるのである。
逆もまた真なり、好みの女性と飲んだりしているとき、”これうまそう”なんて言われたらまあ当方は一発アウトである、一瞬で醒める、勘弁ならねえ叩っ切ってやる先生お願いしますってな事になる。
・・・心狭すぎかな、自分。

まあ、女性好みに関しては風変わりな事人後に落ちないを自負する当方である。
そういえば、こんな事があった。
それを初めて意識したのは、中学校に上がったばかりのことである。
一クラス40人弱、女子はその中で20人程いるわけですよ。
その中では、あくまで見た目的に、妙に目立つ娘もいて、まあそんな年頃ですから、気の合う友人と
「あの娘いいよなあ、可愛いよなあ」
とか言い合っているわけです。
そして、そんな中で大概の野郎がまず名前を挙げる一人乃至は数人がいるのは当然のこと。
当方もなんの疑問も無く、そんな娘に心ときめかせていたわけですが・・・。

教室には、机と椅子がありますよね、当然。
まあ、当たり前っちゃ当たり前。
ある授業中、ふと後ろを振り返ると、そんなクラスのマドンナ的彼女が、黒板を見てまじめに板書している。
と、その足もとを見ると、机の下ッ側に走っている鉄パイプの渡し棒に足かけて、その足がハの字にだらしなく開いて、しかも貧乏ゆすりまでしていたりなんかして。
あれを見た瞬間
「ああ、駄目だ・・・」
とか、あっという間に醒めてしまった青春のほろ苦い1ページ。

・・・それからというもの。
椅子に座ったときの姿勢(主に足方面)が気になって気になって仕方がなくなってしまった男爆誕である。
とりあえず授業中なり休み時間なり、気がつくと座っている女の子の足もとばかり見るようになり、その習慣は今現在も続いていたりする。
高校、大学、社会人と、いったい何をやってるんだろうねえ、この男はという話はさておくとして。

ちなみに、そのときのクラスにはとても綺麗な、いつ見ても決して崩れない足姿で座る娘が”たった”一人だけ存在した。
容姿も地味で、普段の生活も目立たない人だったが、その娘が気になって気になってどもならんくなったりした若き日の自分である。
結局はその娘とは仲良くなるとか付き合うとかそれ以前の問題、いざとなるとなんだか妙に舞い上がってしまい、結局それほど話すこともなく二年時にクラスが離れ、それっきりになってしまった。
他の、なんでもない娘と話すのは普通に出来たのになあ。
今思えば、あれが当方の初めての本気の”恋”だったのではないだろうか。
そんなふうに、思う。
ついでに言うと、その日から男連中の馬鹿話では常にその娘の名前を挙げつづけて、「えーっ、何で?」とか「お前はさっぱりわからん」とか言われつづけることになったとか。
まあ、なんだか性癖のカミングアウトするみたいで、その理由までは言えんかったのだが・・・。

って、全然関係ないこと語ってんなあ、当方。
兎に角、言葉である。
世の女性のほんの一握りでしかないのだろうが、なんだかとてもあの”うまそう”には、男の気分をヘコませる何かがあるような気がしてならない、いいやある。
直すべきだ!と声を大にして言いたい。
無理に汚い言葉使わなくてもなあ、なんてしみじみ思う、今日この頃である。

 

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
[12/17 TathoathSog]
[12/17 AlgossysoolvE]
[08/18 革命]
[08/13 NONAME]
[06/04 NONAME]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ontai
性別:
男性
趣味:
読書 睡眠 ゲーム
バーコード
ブログ内検索
カウンター
お天気情報