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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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衆院選まであと四日である。
まあ、投票する気になれば期日前投票などでさっくり終らせることができるのだが。
それもなんだか、味気ないよねえ。
せっかくだから当日足を運んで、投票したいものである。
時に、投票所に行くと必ずえらそうなおっさん達がなんかふんぞり返ってこっちを見てたりするんだが、あの人たちはなんなのだろう?
投票に行くたんびに「なんだこいつら」とか思っていたのだが、謎は謎のままである。
今度、本人達に聞いてみようかな?

さて、引き続き突っ込み続けるわけであるが。
今回は自民党候補である。

自由民主党候補(38歳 ♂)

彼の”ヨサコイソーラン”の立役者として有名な人物だ。
まあ、実際同時期にいた北大生には
「身内潰してどうすんだカスが」
とか言ってた人間も居たが。
北大の大学祭と時期がかぶっていた由。
まあ、なんとういうか、業の深い話である。
この人の写真は、なんだか無理やり口の端を吊り上げて笑っているように見える。
なんだかモロズッポヌケな銃口を突きつけられて
「さわやかに笑え」
とか言われると、こんな笑いになりそうである。
これも経験の少なさゆえかな?
まあ、若さが売りのようなので、そんなところがイイ!という向きもあるのかもしれない。
では、彼の主張を見てゆくこととしましょう。

────

機器の時代こそ、若い世代に政治を任せてください。

96年に衆議院選挙で小選挙区制度が導入されてから、この北海道一区では「政治の力」が機能していません。
札幌の町を歩くと、疲弊した北海道を肌で感じます。
都市銀行、大手建設会社、老舗百貨店など、本道の歴史を支えてきた企業が相次いで破綻しました。
地方が衰退し、道内各市町村から札幌を訪れる道民も減っています。
鈍重な政治行動を繰り返していては、札幌と北海道は良くなりません。
「都市と地方が支えあう政治を」のスローガンを実現するために、機敏に活動する若い世代に政治を任せてください。

北海道一区を世代交代の象徴にしましょう!

────

こんな感じである。
なんだか、いい事を言っているようで、実際何が言いたいんだかわからない、つながりの薄い文章である。
では、まずはこのくだりから。

>>96年に衆議院選挙で小選挙区制度が導入されてから、この北海道一区では「政治の力」が機能していません。
>>鈍重な政治行動を繰り返していては、札幌と北海道は良くなりません。

これは暗に”一区で当選しつづけている政治家は無能だ”といいたいのだろう。
だが、よく政治家連中が言うように
「地元のために」
というのは、国政をつかさどる政治家のする仕事では無いと思う。
もっとマクロな政治こそ、彼らの行うべき仕事である。
外交、国防、マクロ経済の指針の決定、それらのための立法、などがそれに当るだろう。
しかして、この青年の言っている事はさにあらず、地元への利益誘導こそ衆議院議員の仕事であると言っているように聞こえる。
考え様によっては市議、道議などをハナから馬鹿にしきっている言い種だ。
分権分権とやかましく言ってる割には、所詮この程度の認識である。
それにしても、若い割には、随分とまあ古臭い考え方をする人間である。

そしてこのくだり。

>>都市銀行、大手建設会社、老舗百貨店など、本道の歴史を支えてきた企業が相次いで破綻しました。

これは・・・。
文脈より、つまりは
「俺らのせいじゃねえよ」
といいたいのだろうか。
まあ、実際この人のせいではないのだろうが。
拓銀の破綻の遠因は、バブル期の狂乱にある。
そして直接手を下したのがほかならぬ当時の大蔵省、そして諒解を与えたのが自民党政権であることは疑いが無い。
もちろん、バブル期における拓銀の乱脈は現在考えれば決して許せるものではない。
そしてその後の悪質さも、当然言わずもがな、潰されて当然と、実際当方もそのように思っている次第だ。
しかし、それを大いに煽ったのも当時のMOFと自民政権であろう。
そして、いざ公的資金注入という段になって
「潰すべきは潰します」
といううたい文句と免罪符獲得のためにスケープゴートとされたのが、当時の北海道拓殖銀行、拓銀である。
結果はごらんの通り、主幹事だった山一證券も破綻し、長銀もこのあおりで破綻、拓銀がメインバンクだったカブトデコムも早々に退場となり、丸井今井も拓銀の破綻をシオに経営状態が急速に悪化、経営者一族の放漫経営、札幌駅周辺の再開発が止めとなりグループ解体されることとなる。
そして、その他多くの企業がまさしくあぶくの如く消えてゆく事となるのである。
拓銀の経営破綻が97年の十一月、おおよそ十二年前となるのだから、その当時はこの青年は26歳、まあ、くちばしの黄色いヒヨッコという奴である、関係ありませんといいたくなるのも良くわかるのだが。
しかし、曲がりなりにも自民党で出馬する人間が、そんな他人事のように言い切ってしまうのはいかがなものか。
今回は、自民の党首すら完全に過去のことについては完全にほおっかむりしているようなので、まあ、つかいっぱ程度であろうこの青年もそれに習うのは当然といえば当然だろうが。
しかしまあ、酷いものだというのがこの文を読んだ当方の印象である。

そして、次に列挙されている十項目がこの人の公約、に、なるのかな?
まあ、なんというか。
とりあえず目を通して欲しい。

────

僕が考えた10のミライズ(未来図)

①所得のミライズ
 給料が10%ふえてなんだかいいことも増えた。

②子育てのミライズ
 ご近所のおばあちゃんが、育てのおばあちゃんになる。

③教育のミライズ
 ふるさとの食べ物だって、りっぱな先生になる。

④世代のミライズ
 お父さんと若者達が、マチのためにはりきっている。

⑤高齢者のミライズ
 新人のヤマダくんは75歳。
 ゆっくりだけどあったかい仕事がよろこばれている。

⑥都市と地方のミライズ
 収穫の秋、都会から田舎へニンゲンの大移動がある。

⑦医療のミライズ
 どの家にも、ファミリードクターさんがいる。

⑧雇用のミライズ
 地球を救うビジネスが、北海道からどんどん生まれる。

⑨環境のミライズ
 電気の半分は、風や森や太陽からもらっている。

⑩観光のミライズ
 北海道がヨーロッパの玄関口になっている。

──── 

うわー。
改めて見るとひでえな。
打ち込んでると鬱になってくるよ、なんか。
どうしてだろうね?
ってーか、ミライズミライズ言いたいだけじゃねえのか?
まあ、メルヘンこそが生きる道、か。
投げてるなあ・・・。
とりあえず、その真意がわかるように翻訳機をください。
全てはそれからのような気がする。
とりあえずは

>>①所得のミライズ
 給料が10%ふえてなんだかいいことも増えた。

そう。
よかったね、おめでとう。

>>②子育てのミライズ
 ご近所のおばあちゃんが、育てのおばあちゃんになる。

つい先だって宮部みゆきの『誰か somebody』を読んで改めて思ったのだが、ご近所に子供を頼むというのはなかなか難しいという話。
例えば預けているとき、何らかの事故があって、子供が怪我をしたりあるいは命に関る事故があった場合。
両親も預かった方も、お互いに不幸になるというものである。
やはり、何かあっても責任を云々できる、しっかりしたプロにこそ任せるべきという事である。
なかなか、隣人とか、距離を測るの難しいしねえ。

>>③教育のミライズ
 ふるさとの食べ物だって、りっぱな先生になる。
>>⑥都市と地方のミライズ
 収穫の秋、都会から田舎へニンゲンの大移動がある。

まあ、云わんとしていることはわかるよう気もしないでもない、のかなあ?
よく考えたら、やっぱりよくわかりませんでした。
低スペックでごめんな。
ほ、ほんやくきを・・・。
てゆうか、なんでニンゲン片仮名なのか。

>>⑤高齢者のミライズ
 新人のヤマダくんは75歳。
 ゆっくりだけどあったかい仕事がよろこばれている。

いいこといってんだろうけどなあ。
本来ホロリとするところだろうが、どうにも「老人は働くしか能が無い」というセリフが脳内でリフレインするこの頃である。
ごめんね?ひねくれてて。

>>⑦医療のミライズ
 どの家にも、ファミリードクターさんがいる。

内容よりも、この、ファミリードクター”さん”の部分に医師会票への露骨な媚びを感じていやになるこの頃である。
ごめんなあ、ひねくれてて。

まあ、こんなところか。
しかしまあ、ほんとにスッカスカだなあ。
書いてあること、これだけだもんな。
世代交代のワンフレーズ選挙である。
若干毒を含んで感じるのは、そこが今回の自民クオリティといったところか。
さわやかになりきれず、どこか黒さを醸し出している。
この青年の限界というものだろう。
せつないねえ。

というわけで、最後は民主候補である。
一区のドンである彼の老人、はたしてどんな事を選挙公報に書いていることか。
まあ、相も変わらず、くそおもしろくねえこと請け合いであろう。
この人が最後になって、良かったのか悪かったのか。
いささか憂鬱である。
では、また明日。
 

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