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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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GWも残すところ後一日となった火曜日の16:00頃。
「腹ぁ減ったな」
いつもの様に近場の×××へラーメンを食いに出た。
繁盛店ではあるが、いつもこの時間は閑古鳥である。
これ幸いとこの時間めがけて出向く近所のご同輩くらいしか客はいない・・・はずだった。

角を曲がると、ナニやら×××の前に人だかりが、ある。
悪い予感、開始。
店の前まで行くと、店から人が飛び出している。
カップルや家族連れ(子供はまだ小さい)、数人組の若いの、とさまざまだ。
せまい店内も、ぎっしりの様子である。
さすがGWというべきか?
正直、げんなりした。
並んでまでどうこうしようという気が起きない。
ちらっと店を覗くと、顔見知りの店員さんと目が合った。
苦笑いで頭を下げてくる。
「またくるよ・・・」
言うでもなく言い残し、立ち去った。

せっかく外へ出たのだからと、ぶらりと電車通り方面へ足を向ける。
あちらにはくいもいんやはほとんど無いが、まあ××××あたりで今月の単行本でも渉猟しようという気になっている。
初夏の陽気である。
桜や様々の花が家庭の庭先を飾り、たまには散歩も良いものだと思わされる。
のんびり煙草などふかしながら、××××へ。
文庫やコミックスを漁り、二十分ほどで店を出る。
王様の仕立て屋22巻とGIANTKILLINGの10巻の二冊を購入した。
ここまで出たのならば、いっちょ×××××まで行って食材でも仕入れて、自炊をしようかという気になる。
が、×××××へ向かって歩き出すと、これから戻って飯を炊いて味噌汁作って一品二品のおかずを作るのがとても面倒に思えてくる。
致し方なし、もう一度×××の様子を確かめに戻る。
もうそろそろ5時である、空き始めてもおかしくはない。
だがやはり店の前は黒山の人だかりだ。
いったいどうなってるのかね?
もうなんだか、空腹などどうでも良くなってきた。

帰り道のコンビニで焼き弁(焼きそば弁当、北海道限定である)を購入した。
家に帰って空しい焼きそばライフである。
お湯を沸かし、マシンのスイッチを入れる。
そういえば、積みっぱとなっているゲームが数本あったはずだ。
ボクの手の中の楽園のインストールを始める。
あまり芳しい評判を聞かぬゲームである。
沸いたお湯を焼き弁に注ぎ、塗り椀を用意して中華スープの素を入れる。
そうこうしている内にインストールが完了した様子だ。
早速モニタの前に陣取り、プレイを開始した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はっ。
気がつくと、四半刻程経っていた。
ん、出だしはなかなか面白い。
ついつい没入(ダイヴ)してしまった。
おや?
なんか忘れているような・・・?
────・・・。
あっ!?
恐る恐る台所を振り返ると、焼き弁が大変なことになっていた。
蓋が持ち上がってる。
お湯がなくなっている。
めんが極太になっている。
中華スープ意味ねえー。
箸で持ち上げたらぶつぶつ切れるよ、麺が。
一すすり喰らったら、とても食えたもんじゃないことが判明した。
・・・・・orz

自分の中で何かが壊れた。
本日の散財を決定。
財布を引っつかんで街に出ることに。
寿司を、腹いっぱい食いたい気分だった。
とはいえ、カウンターも面倒だ。
美味い回転となると、この近所では×か××かのどちらかだろう。
街中ならば畢竟、××となる。
車よりバスが至便であるが、待つのも面倒である。
歩いても三十分ほどならば、せいぜいてくてく歩いて腹を空かすのがいい。
そしてカウンターでこう言うのだ。
「ヒラメソイ中トロ中トロアワビウニウニカンパチアカガイ」
フルコンボである。
2セットくらいいっとく?

そのような野望?を燃やしながら薄野へ。
さすがにGWの中日、この時間はなかなかに賑わっている。
人でさんざめく夕暮れ時の薄野をヒタヒタと歩きながら、××へ向かってひたすらに進む。
××××に到着し、入ってエスカレーターで下へ。
いよいよ到着という段となって、ナニやら悪い予感がまたもや胸をよぎる。
現在時刻は18:30。
うわー、ひでえ時間。
心持急ぎ足で××ヘ向かうと・・・。
案の定、××の前は、黒山の人だかりであった・・・。

これも顔見知りの店員さんに
「どれくらい待つの?」
「んー。三十分は堅いねえ」
無理。
心が折れそうである。
もういいや。
このあたりでてけとうなラーメン屋でも探して入るよ。
その旨伝えると
「ごめんねー」
「いや、またくるよ」
既視感ばりばりのやりとりである。

しょんぼりしながらいまだ夜風の冷たい街へ。
心なしか足取りもふわふわしている。
しゃあない、小路にでも入って×××か××か××××ででも手繰るか。
小路に向かう最中、うまそうな焼き鳥の匂いがあたりに充満している。
このあたりは焼き鳥や炭焼きの店が多い。
行き着けの、飯も出してくれるうまい焼き鳥や×××の前で
「まずめしかっこんでそのあと焼き鳥で軽く一杯というのもいいか」
というわけで、中に入ると案の定満席の上待ちまで入っている。
ほんと、どうなってんのかね、今日は。
大将に軽く会釈しまたふらふら。
ラーメン屋×××も満席、待合室まで一杯。
それならと小路を西に落ち、××にたどり着いたらうなぎの寝床のような店内から人が小路にあふれている。
「・・・・・・・・・・」
絶望のあまり泣き叫びそうになった。

いやいや、わかってるんです。
正直、店選びすぎだって事くらいは。
味なんざどうでもいいというなら、そのあたりに空いている店などいくらでもあるのである。
が、もうここまで来たら妥協すなわち敗北であるという空気となっている。
とはいえ、このまま西へ落ちつづけても、当方厳選の優良店といえば、蕎麦やとラーメン屋であと二軒しかない。
蕎麦屋は・・・案の定閉まっている。
残すところあと一軒、ラーメンの××××のみである。
祈るような気持ちで西へ西へと落ちていく。
と。
店が見えた。
なんと、人っ子一人いないのである。
暖簾は・・・下りている、営業中だ。
さすがに中心から離れすぎたのか、この店としては珍しいことに8席ほどのカウンターには誰一人いなかった。
がんばった甲斐があったというものである。
「おねえちゃん、ラーメン大盛りで」
なんとか無事、くいっぱぐれずに済んだ。
とはいえ、寿司で散財になるはずが、結局は一杯700円のラーメンで満足しているのである。
紆余曲折あったとはいえ、なんとも安い男だ。

どうしてなかなか、受難な道行であった。
時間も日取りも悪かったらしい。
しかし、たかが一食でこれほど歩き回る事となろうとは。
侮りがたし、GW。
そんなGWの一コマであった。
 

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