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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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見かけには気を使わない人間だ。
とはいえ、スエットで街に出たりはしないが。
最低限、恥ずかしくない格好を、心がけている。
鏡で自分の顔をみると、まあ、いいおっさんがそこにいる。
はあ、もう来年は2010年か、そりゃあ歳喰うわけだ。
そんな繰言が、と口を突くほど、冴えないおっさんである。
顔が怖いよといわれた事は多々あるが、ヲタクっぽいといわれた事は無い。
いやしかし、素行の卑しさはあるいは表情に出るのかも知れぬ。
なにせこちとら、万夫不当のエロゲオタだ。
ならば周囲の人間は、当方のことを
「うっわ、こいつヲタくせえ!」
とか、思っているのかもしれない。
当方も、そのような意図をもって、周囲に己の容貌に対するごく正直な評価を問うたことはないから。
聞かれないなら、口には出さない。
それが社会人の処世術というものだ。

さて、このような話の切り出しから始まった今回。
じつはいささかショックなことがありました。
過日、映画を見に行ったときの事である。
久々の休日らしい休日、命の洗濯をと街に出、そういえば近頃封切りになった『2012』を見てやろうか?
そんな風に思い、ふらり立ち寄った映画館で、それは起こった。
映画など見るのも久しぶりだ。
しかも、いつもは使わない、初めて来た映画館である。
窓口で
「2012、一般、一枚」
そのように声をかける。
中にはオバちゃんが一人。
「・・・はい。一番です」
とりあえず、ペットボトルのお茶を一本買い、言われたとおりに一番の映写室に入る。
中はガラガラだった。
親子連れらしい一組と、あとは一人できているのだろう野郎連中がばらばらと十人ほどいるだろうか?
をや?
確か、封切りからまだ一週間経っていない筈。
なんでこんなに人がいない?
・・・まあ、平日のこんな時間だ、そんなものかもわからんね。
そのように考えたのが運の尽きであったことを、当方、後に思い知らされる事となる。

いいところに席を確保し、座って待つ事しばし。
その間にも、ばらばらと人が入ってくる。
みんな、なにやら曰くありげな野郎どもばかりである。
・・・曰くありげ?
ふと、おかしなことに気が付く。
周囲にいる男連中は、なにやら非常に馴染み深いアゥラを発している。
なんというか、ご意見無用というか、灰汁が強いというか、そういった類の、よく月末などのエロゲー売り場で感じるそれに近しい。
「???」
不審に思ってさりげなく周囲を探ってみると、そんなアゥラを醸す数人がなにやら矢鱈めったらカラフルなパンフを、かぶりつかんばかりに、食い入るように見つめている。
いやいやいや、どう考えても違うだろう?それは。
『2012』のパンフはそんな原色ズッポリの派手派手しい色使いではなかったはずだ。
なにやらおにゃのこらしい単体が、馴染みある雰囲気でデカデカ描かれている様子である。
「????」
いやな予感、開始。
あわててモギッてもらった半券を確認すべく、ポケットから財布を・・・。
と、周囲がふーっと暗くなる。
確認、不能!?

先ずは番宣のような映画宣伝から。
1本目が
『魔法少女リリカルなのはTheMovie』
うわあ・・・。
なんだこれー?
大丈夫なのか?大丈夫なのか?俺。
そして2本目
『Fate/stay night』
ふぇいとキター!こんなところでフェイトキター!
いやいやいやいや!
絶対おかしいだろ、これ、絶対おかしいから!
ってゆうか、一体これから始まるのは な ん の え い が で す か ?
派手な画面エフェクトであたりが一瞬パッと明るくなる。
そのときに、手の中にある半券に書かれた文字が、浮かび上がった。
『劇場版 マクロスF』
いwwwwwやwwwww!
 
その頃には、すっかりやる気をなくして死んだ魚のような目の男が、静かに、唯静かに画面を見つめていたという・・・。
もう、抗議する気も起きなかったとか。
・・・しかしまあ、なんというか。
まさか命の洗濯に訪れたはずの映画館で、こんなにへこまされる事になるとは思いもしなかった己がいる。
はたしてこれは、どういった現象なのであろうか?
きっと受け付けのオバちゃんには
「こいつ絶対ヲタだから!オタならマクロスFしかないから!」
とか思われたのだろうか・・・。
だったらショックだなあ。
まあ、おっかなくて聞けないんだけどね?
というか、産まれて初めてアニメ映画を劇場で見たかもしれない。
そのとき、私の体に得体の知れない電流が・・・とかいうことは全くなく、唯ひたすらに辛い2時間(長っ!)であった。
自分がアニヲタになれないとわかっただけでも、収穫といえようか。
兎に角、チケットはしっかり確認しようね、という教訓である。

その後はおとなしく家路をたどりながら、自分が果たして見たい映画も間違えられるほどヲタに見えるのか、とか、何ゆえ前振りの映画宣伝はエロゲ起源のアニメばかりだったのか、とか、様々な思考が千々に乱れ、いささか精神が旅立ち気味であった。
さて、問題は、リベンジするべきかどうか、だが。
おとなしくDVDでも買ったほうが、いいのかも知れん。
精神の安定のためにとか、いろいろな意味で・・・。
 

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