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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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池波正太郎氏の剣客商売の中で小兵衛が
”自分は鏡のようなもの、相手次第で白くも黒くもなる”
というようなことを言っていた。
何のテライもなくそんなことを言うにはまだまだ修行が足りないようだ。

雪祭りが終わったあと、ここ札幌では淡々と雪が降り続いている。
もうそろそろ雪も勘弁してほしいところなのだが。
こればかりはお空のこと、如何ともしがたい。
今回は、そんな雪の日に出来る細道のお話をしようと思う。
細道というとアレである。
いわゆる、積もった雪の上に出来る、人の通った後である。

田舎よりここ、札幌に出てきて先ず思ったのは、道を譲る人がいない、ということである。
ほぼ、絶無といって良い。
人一人ようやく通れる道を、まるで、暴走機関車のように進んでくる。
あたりを睥睨しながら。
老いも若きも男も女も。
さながら、BGMはダースベイダーのテーマである。

で、こちらに出てきた当時は、必死になって道を譲っていたものだ。
当方、はっきり言って草食型である。
雪の日などは、ひざ下まで雪まみれである。
しかし、あるときふと、その理不尽さに気がついてしまった。
「何故自分だけこんな雪ダルマにならねばならぬのか」と。
機嫌が悪い日だったのかも知れない。
そこで考えたのがここ数年自分が用いている
”細道歩行法”
である。

先ず、基本、道は譲らない。
誰にでもである。
老いも若きも男も女も。
不良もヤクザもCEOも国会議員も。
片っ端から跳ね飛ばす。
携帯使いながら下向いて歩いているのなんか、いつもより強めに跳ね飛ばしたりする。
はね飛ばされた方は、何が起こったのか理解できないで雪ダルマになっている。
これは結構、気分が良かったりする。
まあ、じっさい一冬に何度かはトラブルになるのだが。
この熾烈な競争社会において、自分だけ奪われ続けるわけにはいかぬのである。

ただし、これだけではこちらが只の無法者である。
ゆえに相手の動きをよく観察する必要がある。
で、相手がわずかでもよけるそぶりを見せればここが先途と雪原に突っ込むのである。
英国紳士然とした対応である。
ぶっちゃけ、草食型としてはこちらのほうがありがたかったりする。
当方、もともとよけ属性持ちである。

ただ、最近、ちょっと考えることがある。
もし、仮に向こうからくる人も自分と同じ行動原理に基づいて動いていたら…。
まあ、考えまい。

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