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2008/1/13 人生における、雑感、ボヤキ、など。
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『旅の恥は掻き捨て』という言葉をご存知だろうか?
どうやらこの言葉、日本人だけに当てはまる言葉ではないようだ。

先週の休日、時間は16時ごろであったろうか。
近所のラーメン屋に飯を食いに出かけた。
飯というには微妙(誤用)な時間である。
が、これで良いのだ。
その店、結構な繁盛店であり、ジャスト昼であったり或いはもう少し遅い時間であったりすると、店内が芋洗い場の様相を呈するのである。
店自体も小体なつくりであり、11~12席くらいのものだ。
故に、利用する側で工夫せねばならない。
当方の経験から言うと、この時間が最も空いているのである。
ゆっくりラーメンを楽しむには、もってこいの『はず』であった。

店につくと、この時間には珍しく、5席ほどが埋まっていた。
だがまあ、それでも余裕を持って座れるし、ゆっくり楽しめることは間違いない。
顔見知りの店員さんにいつもどおりの注文を伝え、ポケットからおもむろに城山三郎の『落日燃ゆ』を取り出し眺める。
一人はもう食べ始めていたが、他の4人にはまだ行き渡っていないようである。
多少時間がかかると踏んだ事もあるが、この時間が好きだという事もあった。
飯を食いに行くときは大概、文庫を携帯している人間である。
で、しばらくして、そろそろ来るかと言う頃合となった時。
入り口の暖簾を割って、騒々しい一団が店内になだれ込んできた。
その数8人。
自分の知識では恐らく中国語と呼ばれる言語の内の一つであろう程度しかわからぬが。
あちらから来た観光客であろうか。
男女入り乱れ、がなるような大声で騒いでいる。
『落日燃ゆ』は折りしも「蘆溝橋事件」のくだりである。
うわー。
と、自分のラーメンが来た。
これはとっとと食い終わるに限るなあ、と。
ラーメンを手繰り始めたとき、先にきていた自分の隣の三人が、さっと席を立った。
そこへなにやらわめきながら殺到する中国人。
しかも悪い事に、連中でかいカメラを装備している。
ところかまわずフラッシュを焚き始めたからもうまぶしいの何の。
おちおち麺もゆっくり食べられぬ。
気づくとあたりは中国人まみれである。
メニューがわからぬと店員さんを呼び、楽しそうになにやらがなっている隣ではフラッシュフラッシュ。
てゆーか、人に向かってフラッシュたくな。
夕刻近くのまったりしたひと時が。
あっという間に狂乱のひと時へとはや替わりである。
まぶしい光にくらくらしながら何とか食い終わって味などわからぬうちに勘定。
そのときの店員さんの一言。
「どうもすいません、本当にすいません」
難儀だなあ・・・。

おっかしいなー?
ゆっくりラーメンを楽しむはずだったのに。
何が悪かったのかなあ。
後三十分、時間をずらせばよかったのかなあ。
等というつぶやきはさておき。
なんとなく、巷にあふれるネトウヨどもの気持ちが理解ってしまえるような素敵なひと時であった。
事ほど左様に少数の人間の態度一つで他人に与える自分たち(自分の属するコミュニティーと言い換えても良いかもしれない)の印象と言うものは悪化してしまうものである。
特に、海外旅行先での態度となると・・・。
「これだから──人は」
ということに簡単に相成ってしまうのである。

これは彼らだけに言えることではない。
日本人の観光客はとかくマナーが悪いという話を聞いたことがある。
冒頭で話した『旅の恥は掻き捨て』という奴であろうか?
このようなものは文化とは言わぬ。
日本という国家の恥さらしである。

彼らの態度を他山の石としてはならぬ。
そんな風に、心に誓う一日であった。

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おどろおどろしい響きである。
直訳すると”怪物夫”。
ドラクエシリーズの”マドハンド”を思い出す。
集団で出てきて仲間を呼んだり。
第3作ではたまにだいまじんを呼んだりしていたなあ。

5/28の某紙夕刊にて。
”モンスター夫、急増中”
なる見出しが躍っていた。
具体的には、産科医でのお話である。
記事より抜粋すると

「妻がこんなに苦しんでいるのに、気遣いが無いっ」
陣痛でうなっている妻に付き添っていた夫がいきなりブチ切れ。
看護士らに食って掛かった。
このようなことは、最近では良くあることらしい。

腹痛の女性が来院し
「原因は産婦人科系とは違う」
と説明しても
「そんなはずは無い。そんなこともわからないのか」
と夫激怒。
結局は盲腸だったりとか。

容態の急変で別の病院に搬送した際
「病院の設備不足が原因。搬送先の治療費は病院で支払え」
何のことは無い。治療費支払いの拒否である。

このような事例は氷山の一角であるという。
じっさい、調べればまだまだ面白い(失礼)事例は山ほど出てきそうである。

かつて、自分の姉が始めての出産を迎えた際。
笑い話に「鼻の穴からスイカが出てくる感じ」などと例えていた。
考えると、結構恐いかもしれない。
世の男連中には、永遠に理解り得ない痛みなのであろう。

もちろん、嫁さんを心配する旦那の気持ちもわからなくは無い。
世間にはさまざまな情報が氾濫している時代である。
たらいまわしにされて、結局母子ともに助からなかったとか。
医療ミスの話であったりとか。
ここ数年、よくそのような話を耳にするようになった。
が、所詮は素人が中途半端な知識を持ってしまっただけである。
当事者であるから、冷静さを失う。
”半端”であることも省みず、猛然と医者に食って掛かる。
全く、恥ずかしい限りである。

家族や、身内への情愛のことを”仁”とよぶ。
古代中国における思想である。
かつて、中華に於いてはこの”仁”によって国を治めることが理想とされていた。
家族、身内を厚くもてなし、一族の輪を広げてゆくこと。
そうすればおのずと国家というものも効率良く治まったのである。
が、中華は拡大を続けた。
必然的に、身内ではない”他者”或いは”他民族”というものとの交渉が増えることになる。
畢竟、”仁”だけでは組織も、国家も、まとめ切れなくなる。
故に、何か新しい思想、他人と交わるための思想、そういったものが必要になったのである。
そこで生み出されたのが他者への信愛、友愛などを現す”義”というものである。
この”仁”と”義”の二つこそが、古代中国が産み落とした、もっとも偉大な思想であるといえる。
後に、魯に国に生まれた孔子は、この仁義というものをより実践的に昇華し、その上で”礼”というものを取り入れ、”儒”という人間の規範というべきものを作り上げた。
その思想は三千年近く時を経た現在に於いても我々の生活の根底に息づいている。
893屋さんごときが簡単に口にしてよいほどお手軽な記号では断じてないのである。

なぜ、唐突にこのような話を始めたかというと、だ。
もう少し”義”の心をもって欲しいものだ、と感じたからである。
自分だけよければそれでいいと言うものではない。
世の中の限りなく100%に近い人間は、すべからく他者であるのだから。
家族を大切にすること、大いに結構。
同様に、他者への思いやりというものも忘れないで欲しいものだ。
そうすれば、もう少しだけ、棲み易い世の中になるような気がするのである。

柄にも無く説教くさくなってしまった。
しかし、お医者さん受難の時代である。
こんな患者や身内に当たってしまったら、大いにやる気も殺がれる事であろう。
哀れと言うほか無い。

職務質問。
別に、こちらの仕事について根掘り葉掘り聞かれるわけでは無い。
まあ、それすら聞かれることはあるが・・・。

警察が、嫌いである。
理由はごく単純だ。
幾度か、職務質問を掛けられたことがあるからだ。
そんなに怪しく見えるのだろうか?

中でも一番ひどかったものは。
夜十時ごろであろうか、とある小路を歩いていた時。
背後より、白いワゴンが、自分の歩く速度よりやや速いくらいの速度で追いかけてきた。
はっと気づいて立ち止まり、じっとそちらを注視していると、ワゴンが止まり、中から六、七人の制服警官が現われた。
「何してんの?」
聞かれる。ハア?なにいってんの、こいつ。ただあるいてんじゃん。
「いや、見ての通り、歩いています」
「仕事?」
どうでもいいが、口の利き方がなってない。警官までゆとりか?
「ええ、いま帰りです。」
いらっとしながらも応えると、こんなことを言い出す。
「さっきの交差点でさあ、あんたこっち見て逃げたよね」
「????」
交差点?・・・・・・ああ。さっきの”車もこないし赤でも渡っちゃえ”で、渡った交差点。
いたっけ?こんな車。
「あんたさあ、こっち見て急いで逃げたでしょ。信号赤なのに」
「ちょっと待って。車いなかったから急いで渡っただけですよ」
「本当?・・・まあいいや。とりあえずかばんの中、見せてよ」
「ハア?何で?」
こちらが制止する暇もなく、手からバックを引っ手繰ると、おもむろに開けて手を突っ込む。
思わずブチ切れそうになって手を伸ばそうとすると既に四人の制服に囲まれていた。

まあ、見られたからといって何か困るものが入っているわけではない。
中には仕事関係の資料数葉とちょっとしたおめかし用具と筆記用具くらいしか入っていない。
しかし、この制服警官の威圧感はどうにかならんものか。
それと態度。目つきの悪さ、あと言葉づかい。
つまりは他人を相手するときの態度全般、いや、人として。
どう見ても年下の警官に
「あんた、何の仕事してるの?」
「名前は?あと住所と生年月日、電話番号」
なんで貴様ごとき小僧にそんなこと教えにゃならんのだ。
その旨、極々オブラートに包んで伝えると
「ああ?」
とかぬかす。まるでヤクザ。
いいかげんこちらの険悪な空気が伝わったのか。
年嵩の制服が
「いや、これも決まりですから。こういうことがあると皆に聞いてるんですよ」
すかさずフォローが入る。
これがかの有名な”いい警官と悪い警官”というやつか。
そうこうしている間にも、自分のバックはすごい勢いで引っ掻き回されている。

結局、何も出てこなかったのか。
口も閉じずにバックを返される。
あさっていた二人が少しはなれてなにやらぼそぼそ話している。
「なんか出てきましたか?」
精一杯皮肉を利かせて問うと
「いや・・・特には・・・」
とかいっている。
さあ、普通ならここで
「いや、すいませんでした。こちらの勘違いで」
とか謝るところだろう間違いなく。
が、それをしないのが国家権力クオリティー。
「何かあったらお宅に連絡するから」
・・・・・・??? 
負け惜しみ?その前にひとこということがあるだろうがよ。
潮が引くように囲んでいた警官がワゴンに乗り込んでいく。
取り残される男がひとり。
そして、最後のひとことがまた奮っている。

「交通法規は守るように。赤信号は止まんなきゃ」

これで、当方の警官嫌いの理由がわかっていただけたかと思う。
モニターに向かっていたら、当時の怒りがまたぶり返してきた。
近頃の警察の無能と傲慢には目にあまるものがある。
裏金ばっかり必死こいて作っていないでもう少し、他人と折衝する時の態度や言葉づかいというものを勉強して欲しい。
敬語の一つもまともに使えるようになってからえらそうにして欲しいものである。

匣、といえば思い出すのは。
京極夏彦の”魍魎の匣”や、太宰治の”パンドラの匣”等であろうか?
前者はかなりマニアックなように思うが、後者などは読みやすく、なかなかに面白いものである。
機会があればぜひ一読願いたいものだ。
さて、これより話すのはそのようなブンガクとはかけ離れた事柄である。

月末、一本の某エロゲーを購入した。
25、26日と何かと多忙が続き、さてインストールしようと思い立ったのは27日も午後に入ってからである。
で、いざビニールを破いて箱を開けようとしたのだが。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
どうにも開かない。
押せども引けども、指突っ込もうとも開かない。
「・・・・・・・・っ!・・・・・・・・っ!」
「ビリッ!」
「えっ?」
箱の上部、羽になっているところが無残にもびりっと逝ってしまったのである。

以前よりずーッと思っていたのであるが、どうもあのパッケージは不親切だ。
いつもいつも、ひやひやしながら開けている。
それにしても、今回のように破いてしまったのは初めての体験である。
ひょっとして中古屋への転売防止のため?
それはいささか考えすぎであろうか。
破いてしまうと、売れてもさすがに値段は下がるんだろうなあ。
とか思っていささかへこんでしまった自分である。

自分の知る限り、現状の主流はあのタイプの箱である。
当方不勉強ゆえ、正式な名前なぞ知る由も無いが。
それでも最近は、パカッと押し上げるタイプの箱が多少混ざってきているようにも思う。
ただ、感覚的にはあの箱は多少、コストも高そうである。
やはりそのあたりがネックか。
同じ値段なら、あちらの方が断然良いと思うのは決して自分ばかりではないだろう。
是非、メーカーさんには頑張って欲しいものである。

ちなみに、中身の方は現在プレー中である。
まだまだ半分ほどであるが、そこそこ面白いように感じる。
タイトルを知りたい方は、過去の四月期購入予定を読んでいただきたい。
四月末購入予定は確か一本だけである。

昨年末あたりから、物価の高騰が叫ばれている。
男やもめの暮らしでは、あまり実感が湧かないのが現状だが。

「原油先物市場は投機家たちの楽園となった」
は、確か、昨年始のNY市場でバレル60$をつけた時の科白であったか?
それが現在は騰がりに騰がってバレル105$である。
楽園も何もあったものではない。
庶民にとっては備蓄の切れるこの先が何より心配だし、投機屋連中もここからの価格と見ればいささかリスクが大きいのではあるまいか?

さて、身近なお話に移ろう。
冬の厳しい北海道では畢竟、灯油の消費も多い。
値上がりされると非常に辛いのはいうまでもない。
今ではリッター百円の声も聞こうかというほど。
昨冬は七十円ほどであったのが、だ。
暖房を手放せない家庭などはひと冬、どの程度の負担増になるのか?
あまり考えたくないところである。

とはいえ、当方、結局今年もストーブを使わなかったのだが。
この話をすると必ずといって良いほど周囲にドン引きされる。
「えっ、ストーブつけてないの?」
「寒くないの?」
「どうやって生活してるの?」
などなど、聞いたことのある反応ばかりでつまらぬと言えばつまらぬ。
もう少し個性的な反応をばしてほしいものだ。
「部屋が寒いと鍋がおいしいよねー」
「やっぱり冬は寒い部屋でキンキンに冷えたビールでしょ」
「やはり我ら程の漢になると暖房など必要としないこと享けあいであるな」
くらい言われるとこちらとしても嬉しい限りなのだが。
そんな奴ァいねえか。

と、話がそれた。
実際、自宅には寝に帰るようなものなので、暖房器具など必要としないのだが。
別段、それほど苦痛ともおもわぬし。
というわけで、灯油の高騰に関してはそれほど感じずに済んだというところか。

しかしここに来て、諸物価高騰のあおりがじわじわと来ているようである。
二月後半あたりからか、色々値上がりしている。
目に見えるところで。
具体的にはカップメン。
男やもめの必需品である。
こいつが150円→160円に。
アイス類も順次、値上がりしているようだ。
これは結構思い切っていると思うのは自分だけであろうか?
103円→126円に。
ビール、発泡酒なども5円ほども値上がりしているようだ。
まあ、自分はあまりビールは飲まないのだが。
その他、続々値上げのオンパレードである。

しかし、自分にとってもっともインパクトがあったのが
”ラーメン”
である。

ラーメンが、好きである。
自分のねぐらの近所には、美味しいと評判のラーメン屋さんが結構多い。
その中でももっとも近所にあるラーメン屋さんを行きつけにしている。
その他のところは足が向いた時や、近所を通った時などにふらりと入ったり入らなかったり。
まあ、行き付けとはいえ、せいぜいが週一ぐらいのものなのだが。
ただ、付き合いは結構長い。
もう、十年ほどにもなりそうである。

ある日、いつものラーメン屋にて。
これもいつもどおり、醤油大盛ネギ増を注文した。
すると、いつもの兄ちゃんがするすると寄ってきて
「毎度ありがとうございます」
と、申し訳なさそうに、言う。
時候の挨拶程度はあれ、普段は決して、寄って来たりはしないのだが。
「ん?」
とか、聞くともなしに促してみると
「大変申し訳ありませんが、本日より値上げしたんですよ」
本当に申し訳なさそうである。
品書きを見てみると、確かにラーメンは百円ほど値上げしている。
ネギに関しては十円、上がっている。
締めて百十円の値上げである。
「ん。まあ、仕方が無いよね。いいよいいよ」
その場は笑って流したが、お財布に優しくないことこの上ない。
結構な値上げである。

後に何かで読んだが、ラーメン屋にはまさに”直撃”であったらしい。
まず、原油の高騰により光熱費がうなぎのぼり。
世界的な穀物需要の逼迫により、みそ、醤油などの穀物調味料も価格を上げ。
同様に麺の材料である小麦も政府卸価格が30%も上昇するありさま。
付け合せのネギなどの青物も燃料の高騰により価格を上げているらしい。
ラーメン屋さんに言わせると
”騰がってないのは水くらいなもの”
ということになっているようだ。
値上げ、詮方なしといったところか。

先進各国の増産要請に対して、このほど、石油輸出国機構側は増産の見送りを決定したらしい。
当然、輸入側では反発が強まっているが、機構側の
「今回の高騰は需要の増加を含めても行き過ぎである。サブプライムによる株式不安が惹起した投資マネーの集中がもっとも大きな要因であり、その責任はアメリカなど先進国の経済失政にある」
というのもまあ、うなずける話である。
もっとも、この高騰で浮いたオイルマネーが投資マネーになっていないとは言い切れないのであるが。

そんなマクロな話は置くとして。
いよいよ物価高騰がその姿をあらわしたようである。
しかも意外なところから。
投機家の金持ちは笑いが止まらぬであろうが、われわれ貧乏人には切ない限りである。
安心してラーメンの食える世の中に、早く戻ってほしいものだ。



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